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2009 08,17 21:49 |
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米国株に弱気サイン、企業幹部の自社株売却が増加 市場関係者によると、3月初旬から上昇基調が続く米株式市場に弱気サインが出ている。 企業幹部の自社株売却が、2年ぶりの高水準に達しており、企業幹部の間で株価に対する高値警戒感が広がっている可能性があるという。 また、米株式市場では空売り残高が減少している。市場では、3月初旬以降の株高はショートカバーが一因との見方が出ており、一部のアナリストは、空売り残高の減少を弱気サインと受け止めている。 調査会社インサイダースコア・ドット・コムによると、空売り残高は7月中旬に減少。企業幹部の自社株売買は、売りと買いの比率が2対1となっている。 ジェフリーズ&Coの米株式ストラテジスト、パトリック・ニール氏は、この2つの動きについて、株価の上昇が残りわずかであると考えるのが一般的、と指摘している。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
<自社株の売却> 米株式市場は、景気回復や金融セクター安定への期待を背景に、3月初旬以降、上昇基調が続いているが、市場では、経済情勢は依然厳しく、実体経済に株高の根拠はないとの見方も出ている。 インサイダースコア・ドット・コムのリサーチ担当ディレクター、ベン・シルバーマン氏は、企業幹部の自社株売却が増えると、相場が転換することが多いと指摘する。 同社によると、今年、企業幹部の自社株購入がピークに達したのは、市場が12年ぶり安値をつけた3月初旬前後。この安値をつける6日前の3月3日には、過去1週間の企業幹部の自社株買いが史上4番目の高水準に達した。 シルバーマン氏は「過去の例からみて、企業幹部の自社株売買は、マクロの動向と相関性が高い。企業幹部の売買動向から、かなり悪いシグナルが出ているといえる」と述べた。
取引所データによると、空売り残高は7月後半に、ニューヨーク証券取引所で10.3%、ナスダックで5.1%それぞれ減少した。 市場では、3月初旬以降の株高はショートカバーが一因だったとの見方が出ており、アナリストからは、空売り残高の減少で、今後ショートカバーによる株価上昇を期待しにくくなる、との声が出ている。 ジェフリーズ&Coのニール氏は「空売り残高の減少は、株高要因が1つ失われることを意味する」とし、株式市場は9月第1週以降に下落に転じるとの見方を示した。 ただ、ショートカバーがどの程度の株高要因となっているかについては、アナリストの間で見方が分かれている。 TFSキャピタルのポートフォリオマネジャー、エリック・ニューマン氏は「(空売り残が)25─30%減少しているのであれば、株高要因が失われたといえるが、この程度の減少では株安につながるとはいえないだろう」と述べた。 同氏によると、ニューヨーク証取で空売り残高が10%減少したのは、シティグループ株の空売り残が急減したことが大きい。 シティ株の空売り残は7月後半に72%減少。シティ株を除けば、ニューヨーク証取の空売り残は5%以下の減少にとどまるという。 また、ニューヨーク証取の空売り残高は年初の水準を依然上回っており、ショートカバーを背景とする株高がまだ続く可能性もあるという。 PR |
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