投資スタンスに沿った投資行動を！

　株式投資は売り時が一番難しいといわれます。
それは、主観（欲望や希望的観測）が入るからに他ありません。
買う場合は意外と大胆に相場に乗り、
売る場合に今度は慎重になってしまう･･･
そんなこともしばしばあるのではないでしょうか？

　目の前で相場が乱高下するのを見ると、
ついついゲーム感覚で相場に参加される当サイト読者も多いことと思います。

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　株式市場では毎日上がるか下がるかしております。
ところが自分の保有している銘柄がストップ高やストップ安で
引けてしまった場合どうすればよいのでしょうか？

　相場が短期的に急騰するなり急落するなり、大きく動いた場合、
次のことを考えなければなりません。

１．自分が持っている銘柄が急騰した場合、どうするのか。保有を維持するのか、
　　売却して利益を確定するのか。

２．自分のもっている銘柄が急落した場合、どうするのか。保有を維持するのか、
　　売却して利益（損）を確定するのか。

３．（その銘柄を保有してなくても）その動きだした方向に新規のポジションを
　　持つ（順張り）のか持たないのか。

４．（その銘柄を保有してなくても）その動きだした方向とは反対のポジション
　　を持つ（逆張り）のか持たないのか。

　残念ながら、株式相場は常に絶対こうなるとはいえません。
要するに、今日高いからといって、明日も高いという保証はないのです。
今日は買い気配で、次の日の寄付き間際だけ買われて、あとは利食いで
一気に値を消してしまうこともあれば、今日高くて次の日もその次の日も
高い場合もあります。

　特に短期売買では、あらかじめシナリオあるいはルールを決めておく必要が
あります。「こういうシナリオをたてたが、予想に反した場合、
こうなったら、こうする。」といふうに。
あるいは、動きを見ながら素早く判断し、素早く売りの注文をだすことが
重要な場合もあります。

　変な話ですが、短期売買で儲けるには、実は損切りができるかどうかに
あります。
それは、シナリオどおりにせよ修正したにせよ素早い判断と行動ができるか
どうかにかかっているということです。

たとえば、１５００円になったら売ろうと思い、
１０００円で株を買ったとします。シナリオどおり１５００円になった場合、
皆様ははたしてその値段で売り注文を出せるでしょうか？

実際その場面がこないと自分のとる行動なんてわからないことが多いものです。
１５００円が高値になってしまい、１３００円まで下がってはじめて
１５００円の売り注文を出すことになることが多いかと思います
（高値覚え、といいます）。
そうして、同じように行動する投資家が多いものですから
株価は１５００円が「越すに越せない大井川」となってしまいます。
それが結果、上値の「雲」になります。

反対に再度その値段になってあっさり売れてしまう場合は株価は
そのまた上を目指すことでしょう。
それが下値支えの「雲」となります。

　よほど裕福な投資家でなければ、株式投資にむける資金は大事な大事な
お金のはずです。限りある資金を回転させようと思えば、
できる限り損を少なくすることです。
つまり、希望的観測を排除し、間違いを素早く訂正することが肝心になります。
もちろん儲かった場合は、皆様のシナリオが正しかったということであり、
皆様が勝ち得た勝利なわけです。

　買う前に、現実的な範囲でシナリオを立て（株価を目安にする場合もあれば、
出来高や移動平均線からの乖離率等を目安とすることもあります。）、
常にそのとおり実行するか、株式投資における自分のルール
（５０％の上昇で売り、１０％下落したら損でも売る等）を
常に守るかする必要があります。

ちなみに当サイトは、最大３％下落で損切りをお勧めします。
３％は最大ですので、基本は２％です。
上昇の場合はその銘柄やスタンスの違いで変わってきます。

根拠のない希望的観測に従うならば、結局塩漬け銘柄を増やすことに
なるのがオチです。

その株をどのような投資スタンスで買ったのか？
短期売買で少しでも儲かればいいや、ということであれば、
なおさら「利食い千人力」です。

　ほとんどの個人投資家は上がろうが下がろうが「売り」に
慎重になりがちです。
そうではなく、買う場合は慎重に、売りは大胆に、がコツなのです。
頭もシッポもほしいのはわかりますが、明日も相場はあるのですから。

出来れば上記内容をアタマの隅っこでもよいですので置いて下さいませ。
いつも書いている通り、

※必ずチャート＆出来高を確認して下さいね。
※朝8:30ごろから寄付前の板を注視
※騰げ始めを確認したら飛び乗って、騰げが止まった時が利確です。
※『利確千両』です。利確して初めて利益ですよ！
※毎日『利』の獲れる銘柄はあります。
　利幅を大きく獲ることを目的とせずに『利』の積み重ねが非常に大事！

･･･ですよ！