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2009 08,15 09:04 |
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海外勢の買い継続で堅調、過熱感強く利益確定売りには注意 来週の東京株式市場は堅調な展開となる見通し。景気回復期待が継続しており、海外リスクマネーの流入継続が期待されるという。ただ急ピッチの上昇で短期的な過熱感は強く、SQ(特別清算指数)通過と日本の4─6月期実質国内総生産(GDP)発表で材料一巡感が出る可能性もあり、利益確定売りには注意が必要だとみられている。 日経平均株価.N225の予想レンジは1万0300円─1万0900円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
<プラスのGDPは海外勢へのアピールに> 17日発表の日本の4─6月期実質GDP予測中央値は前期比プラス1.0%(年率プラス3.9%)程度。輸出の回復や景気対策を背景とした民間消費や公共投資の増加を主因に、5四半期ぶりのプラスとなる見通しだ。 4─6月期GDP速報値は米国で年率マイナス1.0%、ユーロ圏もドイツとフランスがプラスとなったが圏全体ではマイナス0.1%だっただけに「日本が1%程度のプラスとなれば回復の強さが目立つことになる」(大和証券SMBC・グローバル・プロダクト企画部情報課次長の西村由美氏)という。
立花証券・執行役員の平野憲一氏は「1─3月に売った金額からみて、海外投資家の買い需要は4000億円程度あるとみられる。あと1、2週間は買いが続き、日経平均はじり高になる」とみている。
ただ「日本経済の回復はある程度株価に織り込んできた」(SMBCフレンド証券シニアストラテジストの松野利彦氏)のも確かだ。日経平均は7月13日の安値から押し目らしい押し目もなく約1500円上昇しており短期的な過熱感も強い。世界の株価にも過熱感が漂っており、中国株などは利益確定売りに押されている。日本への資金シフトが期待されないわけではないが、17日からの週は、日本のGDPを除けば重要マクロ指標の発表に乏しく材料一巡感が出る可能性もあるという。 さらに8月マイナーSQは14日に無難に通過したが、4月以降、上昇下落は別にしてSQがいったんの相場の転機となっていることから、今月も同じような展開になるのではないかとの不安も出ている。市場では「SQやGDPをサプライズなく通過すれば、夏の雷雨ではないが、利益確定売りに押される場面もあろう。ただその場合でも、国内機関投資家など買い遅れている向きが押し目を買うと期待されるので大きな調整にはならない」(国内証券ストラテジスト)との見方があった。
<海外指標、国内予定> 海外の経済指標では、17日に8月NY州製造業業況指数、6月対米証券投資、8月米住宅建設業者指数、18日に8月独景気期待指数、7月米卸売物価指数、7月米住宅着工件数、7月北米半導体BBレシオ、19日に米住宅ローン・借換え申請指数、20日に米新規失業保険申請件数、7月米景気先行指数、21日に7月米中古住宅販売が発表される。 国内では、18日に衆院選公示(投開票は30日)となり、本格的な政策論戦に入る。 PR |
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