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2010 12,21 00:34 |
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2010 12,12 21:00 |
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大塚ホールディングスがいよいよ登場、その投資妙味は? 15日、いよいよ大塚ホールディングス <4578> がIPO(新規上場)する。想定時価総額、市場からの吸収金額とも4月に上場した第一生命保険 <8750> に次ぐ今年2番目の規模を誇る超大型案件。多くの有力商品を抱える知名度抜群の企業であり、上場に向けて株式市場での注目度が高まってきている。2010年相場を締めくくる大イベントを探る。 大塚HDは傘下に大塚製薬などを抱えるホールディングカンパニー。医薬品ではグループ全体の売上高の約3割を占める抗精神病薬「エビリファイ」が筆頭。医薬品以外では外用殺菌消毒剤「オロナイン」や「ポカリスエット」などの飲料、「カロリーメイト」などの食品で、高い知名度を誇る商品を数多く有する。 一つ目の評価ポイントはこの知名度の高さ。IPOは特殊なマーケットであり、ここを主戦場とするマニアのような投資家も存在しており、通常のIPO案件は彼らが主役。だた、これほどの大規模案件では幅広い投資家を巻き込む必要がある。大塚HDにはそれができる知名度がある。幹事証券が顧客にIPO銘柄をさばく際、先端分野で活躍するインターネットやバイオのベンチャー企業のような、どんなビジネスで稼いでいるか分かりづらい、いわゆるIPOらしい銘柄よりも、説明が簡単で、なじみ深い企業の方が設立時に受け入れやすい。もちろん、時価総額が大きいために機関投資家にも買い需要が発生する。IPOマーケットは通常、企業の成熟感をもっとも嫌うが、大塚HDの場合は知名度の高さでカバーできそうだ。 この「分かりやすさ」は業績面にも当てはまる。11年3月期の業績は連結売上高1兆1380億円(前期比5.0%増)、経常利益は1290億円(同18.3%増)を予想しているが、この成長は発売30周年を迎えた「ポカリスエット」の好調によるもの。4-9月は猛暑効果も寄与し、インドネシアなどアジアの新興国でも販売好調という。医薬品セクターながら海外売上高比率は約5割。経済発展目覚ましいアジアの新興国でも、あの青いパッケージはお馴染みとなりつつあるのだろう。企業の歴史や売上規模からみれば立派な大企業で成熟しているが、成長性も低いわけではない。 もうひとつのポイントは材料性の強さ。こちらは初値形成時というよりセカンダリー(流通市場)で手掛かりとなりやすい。新規上場してくる会社は若い企業が多いこともあり、いわゆる“きれいな会社”がほとんど。厳しい上場審査を通過しているのだから当然ではあるが、逆に言えば面白みを欠く優等生企業ばかりが目立っていた。その点、大塚HDは「大塚製薬贈収賄事件」のほか未公開株の流通など、未公開企業ながら話題を振りまいてきた。株式市場はアナリストの分析通りにことが運ぶほうが少ない、ひねくれた場所。スネに傷があるぐらいがちょうどいい場合もある。そういった意味で「やりやすい株」とみる投資家も少なくはない。 もちろん、リスク要因もある。「エビリファイ」の特許が13年に切れるほか、未公開株時代に流通した株券で行き先不明なものもあるという。ただ、これらを理由に上値が抑えられる可能性はそれほど高くない。市場ではすでに「買いたい弱気」を唱える向きも増えている。公開価格の数百円上で初値を形成してセカンダリーで3000円を奪回、というシナリオは現実味を増してきている。年末相場の主役となる可能性もありそうだ。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック! |
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2010 11,30 22:01 |
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