4/20午後の『株価材料』

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■株価材料

▼独立系投資会社のレゾンキャピタル、小杉産業ＴＯＢ成立
伊藤忠商事<8001>が一部出資する独立系投資会社、レゾンキャピタルパートナーズ（東京・千代田）は20日、同社傘下のファンドが実施した中堅アパレルの小杉産業に対するＴＯＢ（株式公開買い付け）が成立したと発表した。取得額は42億2800万円。持ち株比率は議決権ベースで40.95％となり、企業再生ファンドのジェイ・ブリッジに代わって26日付で筆頭株主になる。
（NIKKEI NET）

▼キヤノンＦＴ<6421>株が軟調、1─3月期の減益決算を嫌気
午後の株式市場では、キヤノンファインテック株が軟調。前場より下値を切り下げている。後場に入って同社が発表した２００７年１─３月期決算が減益だったことを嫌気しているという。１─３月期連結経常利益は前年比１８．０％減の２９億８４００万円だった。

△理研電線<5808>が一段高、07年3月期業績予想を上方修正
理研電線が一段高。２０日に発表した２００７年３月期の連結業績予想で、売上高、経常利益、当期純利益ともに従来予想から上方修正となったこと等が材料となっている。２００７年３月期の売上高予想はこれまでの１８５億円から１９２億円に、経常利益予想は４億９０００万円から５億６０００万円に、当期純利益予想は２億円から３億３０００万円にそれぞれ引き上げられた。

△川崎重工<7012>が後場買われる、07年3月期予想を上方修正
川崎重工業が後場買われている。２０日午後に発表した２００７年３月期業績予想の上方修正を好感した。連結経常利益は従来予想の４００億円から４９０億円に、連結純利益は２６０億円から２９７億円に増額した。コストダウンなどの損益改善に加え、円安メリットも発生した。

△ホンダ<7267>、中国での年販売台数が約40万台に増加する見通し
ホンダは２０日、中国での年間の販売台数がおよそ４０万台に増加するとの見通しを明らかにした。今年１─２月の販売台数は５０％増の５万６３６８台だった。シビックが好調に推移し、市場全体の成長率である２６％を大幅に上回った。０６年のホンダの販売台数は、２６％増の３２万３０００台だった。ホンダは１月、２００７年３月末までの１年間の中国での販売台数見通しを、競争激化を理由に２万台引き下げ、約３６万台としていた。

△日興ＣＧ<8603>株、シティ提示の1株1700円では売却しない＝オービス
日興コーディアルグループの大株主である英領バミューダのオービス・インベストメント・マネジメントは１９日、同社が保有している日興ＣＧ株について、米シティーグループが１株１７００円で提示している株式公開買い付け（ＴＯＢ）では売却しないと表明した。オービスは同社が保有している全ての日興ＣＧ株について、１株１９００円での売り注文を維持する方針であるとし、現在、日興ＣＧ株の２９％が１株１９００円で売りに出されていることを明らかにした。これに関するシティグループのコメントは得られていない。

△アデランス<8170>が買収防衛策を一部変更、スティールの廃止要請に対抗
米系投資ファンドのスティール・パートナーズから買収防衛策廃止の要請を受けたアデランスは２０日、買収防衛策の一部を見直すと発表した。スティールに対抗して、株主価値向上策も策定することを決め、５月の株主総会で防衛策の承認を目指す。防衛策の変更は、新株予約権など対抗措置の発動の可否を検討する独立委員会のメンバーを社外取締役と社外監査役の構成にすることが柱。また、有効期間を原則１年から３年間に延長する。株主価値向上策の骨子は、社外取締役の２人を選任して経営の客観性を保つとともに、取締役の任期を２年から１年に短縮して経営責任を明確にする。また、配当水準の向上を基本方針に、２００８年２月期の総還元性向を１００％として、純利益のすべてを配当と自社株買いに回す。株主価値向上策の詳細は、別途公表する予定。アデランスの株主総会は５月２４日の予定。株主総会で承認が得られなければ防衛策は廃止となる。

△トヨタ<7203>と第一汽車、天津に年産22万基のエンジン工場新設へ
トヨタ自動車と第一汽車集団は２０日、天津に年産２２万基のエンジン工場を新設すると発表した。投資額は２．７億ドル。両社は天津に折半出資で設立したエンジン工場で小型車「ヴィオス」や「カローラ」向けエンジンを生産しており、現在の生産能力は年産２２万基。新たに設立する生産能力２２万基の第２工場では、現地生産を開始するカローラの全面改良車向けに、ＺＲ型と呼ぶ環境対応エンジンなどを生産する。トヨタは今年、中国で前年比４３％増の４３万台の自動車販売を計画しており、市場規模が１０００万台になると見込む２０１０年までに市場シェア１０％の獲得を目指している。０７年の中国市場規模は前年比８％増の７８０万台になると見込まれている。
（ロイター）

△パソナテック<2396> 出来高を伴って一時ストップ高。
減益幅の縮小が好感されているようだ。前日に07年3月期の業績予想を上方修正しており、経常利益については従来予想の2.9億円に対して3.6億円（06年3月期3.94億円）となる見通し。昨年10月に大幅な下方修正を発表していた経緯から、上方修正に意外感が働いているもよう。

△安川電<6506>---野村証券ではレーティング「2」を継続
25日線が上値抑える。なお、野村証券ではレーティング「2」を継続している。07/3期業績は予想通り。08/3期は自動車向けロボットと電機向け受注回復を見込み、10％営業増益を予想。

△保険セクター---上昇率トップ、モルガンの強気判断で
保険セクター業種別上昇率のトップになっている。モルガンが業界投資判断を「アトラクティブ」としてカバレッジを開始したことが買い材料につながっている。堅調なマクロ動向や長期金利水準の調整は同セクターにとってプラスと考えている。個別では、三井住友海上<8752>、損保ジャパン<8755>、Ｔ＆ＤＨＤ<8795>、ミレア<8766>の投資判断を開始、ミレアは「アンダーウェイト」としているが、他の3社は全て「オーバーウェイト」格付け。

▼コネクト<3736> 大幅安、2日ぶりに上場来安値を更新。
19日に07年8月中間期の決算を発表、中間期実績並びに08年2月期予想は16日の大幅な下方修正に沿った数値となった。一方、一部メディアで新興企業の株価評価損が相次いでいると報じられている。同記事ではコネクトテクがトップに掲載されていることもあり、業績悪化があらためてクローズアップされているようだ。

△川崎重工<7012>---上げ幅広げる、業績上方修正発表で
上げ幅広げる。前期業績予想の上方修正を発表、経常利益は400億円の従来予想から490億円に増額している。4月5日の観測報道では、経常利益は450 億円前後になった模様と報じられていたが、同水準を上回る着地となった格好。造船株物色の流れに一段と弾みがつくか注目される。

△ＴＤＫ<6762>---堅調、経営資源集中策にアナリスト評価高まる
堅調。記録メディアの販売事業を米イメーションに譲渡すると発表、不採算事業のリストラによる経営資源の集中策を好感する動きになっている。アナリストの評価も概ね高まっているもようであり、みずほが投資判断を「３」から「２」に格上げしているほか、ＧＳやＪＰＭでは目標株価を12500円にまで引き上げ。
（フィスコ）

△三菱レ<3404>は業績上方修正で割安株買い再燃し反発
三菱レイヨンは前場、２８円高の８０１円と反発した。前日に２００７年３月期業績の上方修正を発表、割安株買いが再燃した。同社の３月期業績は、売り上げが１１月予想を５０億円、営業利益が２０億円、経常利益が１０億円それぞれ上回り、純利益は２０億円下回る３１０億円（前々期比２６％増）に下方修正された。化成品・樹脂事業でＭＭＡモノマーの旺盛な需要や、炭素繊維・複合材料事業の産業資材・スポーツレジャー用途の需要拡大が続き上方修正となったもので、純利益は、事業構造改善対策に伴う特別損失の増加などを要因に下ぶれした。株価は、外資系証券の株価格付けけアップなどもフォローし８００円台出没の底固い展開を続けており、純益減額でもＰＥＲは１５倍台と割安である。上値を抑えていた信用買い残も、ピークから４割強減と整理が進捗しており大出直りを支援しよう。

△キヤノン<7751>は純利益の上方修正観測を好感し急反発
キヤノンは、１１０円高の６６２０円と急反発している。この日付けの日本経済新聞で、同社の今１２月期純利益が、期初予想を上回り初めて５０００億円台の乗せると上方修正観測されたことが好感され、割安訂正の主力株買いが再燃している。来週２３日から本格化する主力株の３月期決算発表をリードする好材料として、世界的に出遅れている日本株復活の起爆剤効果も期待されている。報道によると、同社の今期純利益は、複写機やデジタルカメラが引き続き好調に推移していることを要因に、期初予想の４９５０億円（前期比８％増）から約２５０億円上ぶれて５２００億円と８期連続の連続過去最高更新の更新幅を更新する。純利益の５０００億円台乗せは、前期実績でこれまでトヨタ、ＮＴＴドコモ、ホンダ、日産自の４社にとどまっており、さらに「勝ち組」化を鮮明にする。株価は、円相場が対ユーロで導入以来の最安値更新となったことを受け動意付く場面もあったが、株式分割落ち後の中段固め継続となっている。今年１月につけた分割後高値６７５０円を上抜くかどうかが、主力株人気の方向感を決めることになりそうだ。
（東洋経済新報社）

▼栄研化<4549>が値下がり率上位、試薬単価下落で前期業績推定を下方修正
臨床検査薬大手の栄研化学が１０１円安の１２０２円まで下げ、東証１部値下がり率上位となっている。１９日に前０７年３月期の業績推定値を下方修正した。連結ベースの経常利益を２３億２０００万円→１９億３４００万円（前々期２０億２８００万円）、純利益を１３億７０００万円→１０億８０００万円（同１２億２５００万円）にそれぞれ減額し、嫌気されている。昨年４月の診療報酬改定で検査実施料が低下したことに伴い試薬単価が下落したほか、子会社との合併費用増加や棚卸資産評価損の計上などが影響した。一方で期末配当は当初の８円配当から１０円に増やす。２月に実施した自己株取得による配当原資を利益還元するため。決算発表は２６日に予定している。

△三陽商<8011>が急反発、第１四半期決算好調、連結経常益の中間予想進ちょく率は８３％台に
三陽商会がこの日の午前１０時１５分に好調な今１２月期第１四半期連結決算を発表、株価は反発して３６円高の１０６４円まで買い進まれている。市場には第１四半期決算の進ちょく率から見て先行き利益の上方修正期待も浮上しており、ＰＥＲの１８倍台にも割安感が強いことから強気姿勢で対処したい。同社の第１四半期連結決算は前年同期比７．０％の増収、３５．２％の営業増益、３７．０％の経常増益、２４．４％の最終増益という好決算となった。１～２月の暖冬による春物衣料の好調は３月には低温で冷や水を浴びせられたが、一昨年と昨年に投入した複数の新ブランドの拡販が奏功したものだ。６月中間並びに１２月通期予想数字は据え置いているものの、中間予想に対する進ちょく率は売上高こそ４９．６％だが、経常利益では８３．２％、純利益でも７７．８％に達している。

△紀文ケミ<4065>が７日ぶり急反発、２６週線に急接近して目先調整一巡感台頭
紀文フードケミファが７日ぶりに反発、４６円高の１４２５円まで買い進まれている。同社株は３月２６日の１６７５円を直近高値に調整色が強まり、前日には１３７３円まで下落していた。この間、３０２円幅、率にして１８％も下落。２月２７日の年初来高値１７４７円を基準に計算すれば、実に３７４円幅、率にして２１％もの急落をみたことになる。しかも、下値限界と目された２６週移動平均線にあと一歩と迫ったことで、リバウンド狙いの買い物を呼び込んだようだ。
（株式新聞ダイジェスト）

△沖電気<6703>、中国でＡＴＭおよびプリンターの生産規模を拡大

△スズキ<7269>、上海モーターショーへの出展概要を発表

△カルピス<2591>、缶カクテル「『ＣＡＬＰＩＳ　ＢＡＲＴＩＭＥ』カルピス　パッションマイタイ」を発売

△大日本印刷<7912>子会社、米国ボストン美術館の画像データ貸出サービスを提供

△旭化成<3407>ファーマ、尿中ミオイノシトール測定キット「ルシカＭＩ」の承認を取得

△トッキ<9813>子会社、中国・上海市に営業・サービス拠点の現地法人を設立

△ＮＥＣ<6701>、システム開発環境「ＳｙｓｔｅｍＤｉｒｅｃｔｏｒ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｖ３．０」など提供

△ＮＥＣ<6701>、障害復旧性能に優れたパケットネットワークの高信頼化技術を開発

△ファミリーマート<8028>、九州地区限定で鹿児島県産「きびなご」使用の２商品を発売

△コーセー<4922>コスメニエンス、携帯に便利なアイメイクリムーバー「リメイクスティック」を発売

△松下<6752>、記録型ＤＶＤ向け２波長高出力レーザーの生産体制を月産１０００万本に増強

△鹿島<1812>、空気の力を利用してトンネルを安全に構築する削孔工法「ＷＡＬＤＩＳ」を開発
（日経プレスリリース）

△三菱電機<6503>、超硬材の腐食抑えながら金型加工できるワイヤ放電加工機
三菱電機は超硬材の腐食を抑えながら金型加工ができるワイヤ放電加工機「ＦＡ２０ＰＳ－アドバンス」を２５日に発売する。加工後に腐食部分を取り除く工程の削減や金型の寿命向上につながる。価格は２６８８万円。月産５台を計画。２５日に開幕する「金型加工技術展インターモールド」に出展する。

△マキタ<6586>、作業能率を高めた小型・軽量のハンマドリル発売
マキタは住宅設備工事でコンクリートの穴あけや削り（はつり）に用いるハンマドリル「３５ミリメートルハンマドリルＨＲ３５３０」を発売した。従来製品より軽量で小型ながら、穴開け作業時間を約３０％、はがし作業時間を約４５％短縮できる。価格は７万４５５０円。
（日刊工業新聞）

△東洋エンジ<6330>に見直し余地
東洋エンジニアリングが軟調な展開にあるが、６２０円近辺は見直し余地大だ。エネルギー関連プラント需要は、世界的に旺盛で、同社の受注も好調に推移中。０８年３月期以降の業績急向上が期待できる。
（株式市場新聞）

△ヤフー<4689>が４日続落し年初来安値を更新
ヤフーが、８００円安の３万７４００円と４日続落し連日の年初来安値更新となっている。外資系証券では４月１９日付で投資判断を「ＢＵＹ２」→「ＮＥＵＴＲＡＬ」に格下げ、目標株価を６万円→４万円に引き下げている。１―３月のブランド広告の減速は予想以上で、モバイルの数量加速感もないなどと指摘している。新興銘柄が冴えない展開が続いているが、ヤフーの本格上昇の兆しが出ないうちは軟調な展開となろう。

△東北電力<9506>系のユアテック<1934>は低ＰＢＲ、水準訂正の動きも
東北電力系列の総合電気工事会社ユアテックは、９円安の６０３円と冴えない動きになっている。同社は前日、青森県六ケ所村に建設予定の二又風力発電所の建設工事を受注したと発表した。受注額は約２２０億円で、４月中に建設を開始、２００８年３月末に完成する。同社は風力発電の施設内の配線工事の実績はあるが、風力発電全体の建設工事を請け負うのは初めてと報じられた。足元の業績について四季報では、電力、民間工事とも順調。受注採算きつく、資材費も高騰。が、合理化効果で営業益横ばい圏維持として４１億５０００万円を予想。０８年３月期も受注は電力関連堅調、民間工事も工場、商業施設中心に順調。受注残も豊富で繁忙。資材高騰一服だが、労務費上昇きつく利益微増として４３億円を予想している。ＰＢＲは０．６１倍と１株純資産を大きく割り込んでいる。水準訂正の動きもみられるかもしれない。

△米久<2290>が前期業績の好調を受け急騰
米久が、７８円高の１２６９円と急騰している。２００７年２月期の連結業績の好調を受け買われている。売上高が、１４５７億７７００万円（前の期に比べて５．３％増）と過去最高を更新。焼き豚の値上げによる販売数量減少などで本体の売上高は微減したが、居酒屋運営の子会社のチムニーが直営店など７２店を積極出店し売上高を３割以上伸ばした。経常利益は４０億７９００万円（同１０．８％増）。前の期に計上した関連会社株式売却益などの特別利益がなくなり、純利益は１０億４３００万円（同２１．５％減）となった。今月３日、キリンビール<2503>が保有する米久株約５７１万株（１９．８％）をすべて三菱商事<8058>に売却すると発表。まず大半の株を５月に譲渡し、残りを来年１月をめどに引き渡すと報じられている。三菱商事は現在の保有株と合わせて、２１．７％を持つ筆頭株主になる予定で、三菱系銘柄として買われる場面も予想される。２月２２日につけた年初来高値１２８５円奪回から１４００円処へ上値を試す展開も期待できよう。

△なぜか前引け「ゾロ目」が並ぶ、人気株。後場も「フィーバー！」
新日本製鐵<5401>の前場は７７７円で引けた。三菱重工業<7011>の前引けも、なぜか７７７円だ。ちなみに東芝<6502>の前引けは８８８円だった。また、日立造船<7004>の前引けは２２２円だ。人気の造船・重工業銘柄が、揃って、ゾロ目（？）で引けている。この４銘柄のうち、新日鉄以外の３銘柄は続伸または反発している。パチスロじゃないが、後場も「フィーバー！」で行きたい。
（証券日刊新聞）

▼イクヨ<7273> 下方修正 赤字拡大
イクヨは、2007年3月通期連結予想を発表した。生産性の改善が進まず、間接コストの費用増で、赤字幅が拡大した。売上高194億円（前予想191億円）、経常利益4億円赤字（同0.87億円赤字）、当期純利益6.62億円赤字（同3.43億円赤字）。

▼フジッコ<2908> 下方修正
フジッコは、2007年3月通期連結予想を発表した。その他製品の販売不振や、時間外および休日労働勤務手当の過年度未払分を特別損失に計上し、下方修正となった。売上高482億円（前予想492億円）、経常利益31.3億円（同32.5億円）、当期純利益17.9億円（同21億円）。

△理研電線<5805> 上方修正
理研電線は、2007年3月通期連結予想を発表した。価格転嫁が走行した事や、高操業の生産性向上で、利益率が向上し、上方修正となった。売上高192億円（前予想185億円）、経常利益5.6億円（同4.9億円）、当期純利益3.3億円（同2億円）。

△川重<7012> 上方修正
川重は、2007年3月通期連結予想を発表した。コストダウン・固定費削減による損益改善に加え、為替レートが想定より円安に推移したため、上方修正となった。売上高1兆4386億円（前予想1兆4300億円）、経常利益490億円（同400億円）、当期純利益297億円（同260億円）。
（証券新報）

■注視銘柄

7012川崎重工
5808理研電線
6703沖電気
6503三菱電機
6330東洋エンジ

6486イーグル工業
2478エムケーキャピタルマネージメント
4114日本触媒
5632三菱製鋼
7921宝印刷
6997日本ケミコン
3240野村不動産レジデンシャル投資法人
2356ＴＣＢテクノロジーズ
6507神鋼電機

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