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日米欧:短期市場へドル供給で協調-日銀、600億ドルのスワップ Bloomberg NEWS 2008/09/18 19:27 JST 9月18日(ブルームバーグ):日米欧の主要6中央銀行は18日午後、米ドル短期金融市場における資金調達圧力の持続的な高まりに対処するための協調策を公表した。日本銀行など6中銀がホームページ上で明らかにした。 これらの中銀は、日銀のほか、米連邦準備制度、カナダ銀行、イングランド銀行、欧州中央銀行(ECB)、スイス国立銀行(SNB)。伊吹文明財務相が記者団に語ったところによると、今回の協調策については、米連邦準備制度理事会(FRB)から各国中銀に要請があった。米連邦準備制度はこれら中銀とのドル・スワップ協定の枠拡大や新設を通じて、短期金融市場に最大1800億ドルを追加供給できる体制を整えた。 また日銀は同日、臨時金融政策決定会合を開催し、米連邦準備制度と協力して国内の金融市場参加者へ米ドル資金供給を行うため、総額600億ドルの米ドル・スワップの取り決めを締結するとともに、これを原資とした米ドル資金供給オペレーションを導入することも決めた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
日銀は発表文で、「今後、市場の状況に応じて適切にドル資金の供給を行う」との方針を示すとともに、「今後とも適切な金融市場調節の実施を通じて、金融市場の安定確保に努めていく」としている。 米国のサブプライム(低所得者向けの住宅ローン)問題に端を発した世界の金融資本市場の混乱は、今週に入って米大手証券会社リーマン・ブラザーズが経営破たんしたのに続き、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が公的管理下に置かれるなどして混迷の度合いを深め、金融危機の様相を呈している。 国内の短期金融市場では、リーマンの破たんが伝えられた週明けの「リーマン・ショック」以降、日銀は16日に総額2兆5000億円、17日に総額3兆円、18 日にも2兆5000億円(いずれも翌日物の資金)と、3日連続の大量の資金供給を実施した。この背景には、米国の金融不安で信用収縮が広がり、資金の流動性が低下していることがある。 日米欧6中銀のドル資金供給策について、ABNアムロバンク国際資金為替部の永井伸マネジングディレクターはブルームバーグ・ニュースに対し、アジアや欧州市場でのドル金利のコントロールが可能になり、誘導目標に向けた金利上昇の抑制に効果的との見方を示した。 同氏は「基軸通貨のドルにとって、FRBは自らの庭先である米国市場の金利をコントロールできても、アジアや欧州市場のレベルをコントロールできないことが悩みの種だった。世界中でドルを供給することで、金利水準の誘導とともに、短期金融市場に安心感を与えることができる」と指摘。 その上で、「円資金の調達金利についても、プレミアム(上乗せ金利)が解消される方向に働くだろう。多少でも金融システム不安の後退につながるとみられ、為替相場もドル高・円安の方向に振れている」と述べた。 一方、JPモルガン・チェース銀行東京支店の佐々木融チーフFXストラテジストは、為替相場への影響について、市場で憶測が流れたことのある「ドル買い介入とは違う。ドル金利の急騰に対応したもので、為替相場には大きな影響はないだろう」との見方を示した。 PR |
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