12/14 朝の『株価材料』PART Ⅳ

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■株価材料

△新日石<5001>など5社、リビアに製油所建設へ・合弁交渉、事業費5000億円
新日本石油、国際石油開発帝石ホールディングス<1605>、石油資源開発<1662>などの日本企業5社連合がリビアで製油所建設の交渉を進めていることが13日、明らかになった。日量20万バレル級の精製能力を想定、事業費は5000億円規模の見通し。リビアは2003年の国連制裁解除を受けて国際社会への復帰が進んでいる。新日石などは油田採掘と製油所の一体運営を進められる体制を整えることで、アフリカで最大の原油埋蔵量を持つリビアでの大型資源権益の確保を狙う。実現すれば日本勢主導で海外に製油所を建設する初の事例となる。日本政府も原油調達先の多様化につながるとみて、油田権益の一体確保を前提に公的融資で支援する構え。企業連合は4000億―5000億円が見込まれる事業費の大半を国際協力銀行などからの融資でまかなうとみられる。

□ＣＦＳ<8229>、アイン<9627>と統合見直しを拒否・イオン<8267>と委任状争奪へ
調剤薬局大手アインファーマシーズとの経営統合を目指すドラッグストア大手ＣＦＳコーポレーションは13日、同社の筆頭株主であるイオンからの統合見直し要請を拒否し、2008年1 月22日招集の臨時株主総会で統合を諮ると発表した。イオンは週明けにもＣＦＳ株主に統合反対を呼びかける委任状勧誘に乗り出す。大手小売業とグループ企業間で、異例の委任状争奪戦に発展する。ＣＦＳは07年2月期に31億円の最終赤字に転落、経営再建中だ。都内で記者会見した石田健二会長兼社長は「アインの薬局運営ノウハウと人材が必要」と強調。09年にスーパーで大衆薬販売が可能になるなど今後の競争激化をにらみ、調剤薬局を併設した新たなドラッグストアを軸にした戦略も示した。統合により、同社単体の営業利益は5年間で2.5倍、予想一株利益は毎年29―52％増え「ＣＦＳ株主の価値増大につながる」という。イオン独自のＣＦＳ再建案は「客観的データの裏付けがないなど説得力に欠ける」と拒否した。

△ホンダ<7267>、ブラジルで二輪車生産３割増強・年200万台に拡大
ホンダはブラジルでの二輪車生産能力を2009年までに3割強増やし、年200万台程度に引き上げる。世界1、2位の二輪車市場である中国、インドを含めたＢＲＩＣｓは世界市場（年約4000万台）の約6割を占める。ホンダはインドでも生産能力を08年に1割増の年540万台、10年には4割増の年700万台に引き上げる計画。中国を含め今年約900万台に達した同社のＢＲＩＣｓ3カ国での生産能力は09年に1000万台にのる見通しとなった。ブラジル北部マナウス市にある現工場の敷地内で建屋を拡張し、生産ラインを増やす。組み立てラインのほか、部品加工の能力も増強する。投資額は50億円程度とみられ、08 年中に着工する。燃費効率を良くする効果がある燃料噴射装置を搭載する排気量125―150cc級の小型車を主に増産。コロンビアなど他の南米地域への輸出も拡大する。

△キッコーマン<2801>、「デルモンテ」加工食品の自社生産拡大
キッコーマンはタイ工場で「デルモンテ」ブランドの加工食品を本格生産する。アジアでのデルモンテ事業は米社からの仕入れ販売が中心だが、今後は自社工場での生産を拡大し、利益率を高める。2011年3月期までに中国向け商品の生産も始め、生産数量は07年3月期に比べ3倍強に増やす。欧米向けの別ブランド商品も生産し、同工場を加工食品の世界供給拠点と位置付ける。同社は米デルモンテ・フーズからアジア・オセアニア地域（フィリピンを除く）でのデルモンテブランドの加工食品の商標使用権と販売権を得ている。従来のスイートコーンに加え、パスタ用ソースの生産も始めた。

△排出権取得、丸紅<8002>がインドネシアで・農産廃棄物からガス回収
丸紅はインドネシアの国立大学と共同で、同国で排出権取得につながるクリーン開発メカニズム（ＣＤＭ）を実施する。農産物加工後の廃棄物から発生するメタンガスを回収する事業を、来年から5―10件立ち上げ、京都議定書約束期間の2012年までに300万トンの排出権取得を目指す。日本企業が新規に手掛けるＣＤＭは中国の案件が多く、排出権の発生国を分散する目的もある。同国スマトラ島南部のランポン州でメタンガスを回収して、発電燃料に使う事業をＣＤＭとして申請する計画だ。同州ではアブラヤシやサトウキビを生産しており、パーム油や砂糖への加工業が盛んだ。加工工場の多くで植物成分を含む廃棄物が発酵し、温暖化ガスのメタンガスが大量に発生している。

△コマツ<6301>のロシア新工場、2011年に売上高500億円
コマツはロシアで2010年6月に、建設機械とフォークリフトの工場を稼働させる。全量をロシア国内に供給し、11年に500億円の売上高を見込む。対ロ輸出の多くを現地生産に切り替えて需要を開拓、納期短縮と輸送費削減で収益力を高める。保守などを含めた建機・フォークリフトのロシア・独立国家共同体（ＣＩＳ）での売上高を11年度に 1200億円と、07年度見込みから5割引き上げる計画だ。新工場は同社にとり、中型油圧ショベルとフォークリフトのロシア初の拠点となる。モスクワから約300キロ北東にあるヤロスラブリで、08年にも着工する。生産会社はコマツが全額出資し、資本金は85億円。11年に油圧ショベルを 3000台、フォークリフトを7000台生産する。土地や建物などの投資額は70億円。

△タイでのエコカー生産、トヨタ<7203>と三菱自<7211>も申請
トヨタ自動車と三菱自動車がタイ政府に、燃費性能に優れた「エコカー」の生産計画を申請した。認可を待って現地での生産能力を拡大、2010年以降、年間10万台規模で生産を始める。投資額はそれぞれ200億円前後。すでにホンダ、スズキなどがエコカー生産計画を表明済み。インドのタタ自動車なども同様の計画を申請したもようで、アジアでの小型車競争が過熱してきた。タイ政府は排気量1300cc以下（ガソリン車）、1リットルあたりの燃費20キロメートル以上などの条件を満たした車をエコカーと定義。年産10万台以上の投資計画を税制面で優遇する方針を打ち出している。こうした条件を満たす生産計画をタイ政府投資委員会（ＢＯＩ）に提出した。

□フジテック<3318>、経営陣と従業員による企業買収拒否へ・米ファンドに
フジテックは筆頭株主の米系投資ファンド、ダルトン・インベストメンツから受けている提案を拒否する方針を固めた。ダルトンは経営陣と従業員による企業買収（ＭＥＢＯ）と、赤字の欧米のエレベーター事業を売却するよう求めている。フジテック側は同事業の黒字転換は可能でＭＥＢＯによる上場廃止も不要と判断した。近く正式決定しダルトンに伝える。フジテックの2006年度の欧米エレベーター事業は売上高が233億円で営業損益は7000万円の赤字だった。

▼メガネスーパー<3318>、10月中間最終赤字２億4900万円
メガネスーパーが13日発表した2007年10月中間期の連結決算は、最終損益が2億4900万円の赤字（前年同期は6億6000万円の黒字）だった。価格競争の激化で売り上げが落ち込んだ。子会社の繰り延べ税金資産を取り崩し、法人税等調整額が膨らんだことも響いた。売上高は前年同期比9％減の178億円。価格表示が均一な低価格品専門店との競争が激化。中高額品の販売量が減ったほか、販売単価も下落した。割引セールなどの販促で、低価格品の販売は好調だったが、補えなかった。売上総利益率は70.4％と前年同期に比べ1.8ポイント低下した。

▼オーエイチテ<6726>、10月中間最終赤字5億2100万円に拡大
プリント基板検査装置のオー・エイチ・ティーは13日、2007年10月中間期の連結最終損益が5億2100万円の赤字（前年同期は5000万円の赤字）になったと発表した。従来予想は1億9700万円の赤字。顧客の設備投資低迷の影響を受け、主力の非接触検査装置の出荷台数が当初計画を下回り、赤字幅が拡大した。売上高は従来予想を6億6000万円下回る、29％減の21億5000万円。治具部門の販売は好調だったが、フレキシブル基板やテープ基板向けの非接触検査装置の販売低迷が響いた。売り上げの減少により人件費などコスト負担増も収益の重しとなった。

□テレウェイヴ<2759>、投信の保有比率が上昇
中小企業のＩＴ（情報技術）化支援事業のテレウェイヴ株で、投資信託の保有比率が9月末で11.2％と3月末に比べて約10ポイント上昇したことが分かった。業績悪化で一時、投信が保有株を減らす動きが目立ったが、経営立て直しの兆しを材料に春先から買い直したとみられる。2006年9月末時点の投信の保有比率は23.1％。しかし07年3月期の連結最終損益が上場来初の赤字に転落したことに伴い、投信の保有比率は今年3月末に0.6％まで低下した。

▼リンク・ワン<2403>、今期最終赤字２億8400万円に
飲食店向け人材支援のリンク・ワンは 13日、2008年2月期（決算期変更に伴い10カ月決算）の連結最終損益が2億8400万円の赤字（前期は26億7600万円の赤字）になる見通しと発表した。従来予想は500万円の黒字だった。競争激化で店舗運営が低迷。店長派遣など人材関連事業も苦戦が続く。売上高は22％増の32 億5000万円となる見通し。10月に回転ずし店運営のおたるコーポレーション（東京・渋谷）を子会社化したことで、予想を11億4000万円上回る。ただフランチャイズチェーン（ＦＣ）出店の伸び悩みや直営店の不振が響き、本体のＦＣ・直営事業の部門売上高はほぼ半減しそうだ。

□クリムゾン<2776>が決算訂正
カジュアル衣料卸のクリムゾンは13日、2006年1月期以降の第1四半期と第3四半期の決算を訂正したと発表した。在庫評価額を過大に計上する不適切な会計処理を見直したことに伴う措置で、すでに中間期と通期決算については訂正済み。例えば07年2―4月期連結業績では最終損益を3億6400万円の赤字から3億3900万円の赤字へ訂正した。

■メディビックグループ<2369>、新株発行などで訂正発表
メディビックグループは13日、前日発表した新株発行などによる資金調達について、第三者割当増資により新たに発行する株式数を6万6999株から6万7000株に訂正すると発表した。

△ＣＣＩ<4788>、ネットプライス<3328>株売却で今期特別利益を計上
インターネット広告大手のサイバー・コミュニケーションズ（ＣＣＩ）は13日、保有していたネットプライスドットコム株（2000株）の売却により、2008年3月期に1億4500万円の特別利益を計上すると発表した。株はすべてドイツ証券に売却した。06年1月にネットプライス株を取得した際には現在の3倍近い株価だったが、その後の株価下落で評価減を実施しており、特別利益が発生する。同社との取引関係は維持するという。

△東ソー<4042>、中国・広州の塩ビ樹脂新工場５割増強
東ソーは2009年末にも、中国広東省広州市に新設した塩化ビニール樹脂工場の生産能力を5割増強する。同工場は今年5月に本格稼働したばかりだが、フィルムや建材向けなど今後、中国で高品質塩ビ樹脂の需要が伸びると判断した。年間22万トンの生産能力を、2―3年内に33万トンまで引き上げる。投資は20億円程度になる見通し。

△「柿の種」など18年ぶり値上げ・亀田製菓<2220>、08年４月から
亀田製菓は13日、主力製品の「柿の種」など一部商品を2008年4月に値上げすると発表した。輸送コストなどの上昇に加え、加工用米や落花生など原材料価格が上昇しているためで、同社の値上げは1990年以来、18年ぶり。
（NIKKEI NET）

□三菱商事<8058>やダイムラー、対中出資戦略、外資が見直し、当局の審査長期化

△電子部品ガリバー　実力診断　イビデン<4062>、食らいつく「コバンザメ」

△日立<6501>・東大、新トランジスタ、開発、消費電力１０分の１、処理能力２割向上

△住商<8053>アビーム、車技術データ調査、受託、幅広く意見収集

△近畿日本ツーリスト<9726>、上海に支店設立へ、現地仕入れ機能も強化

△化学を磨く　安全・快適の黒子役
プシュー、プシュー。栃木県鹿沼市にあるＪＳＰ<7942>の鹿沼工場。２０秒ごとに、発泡機の中から白い球が大量にはき出される。発泡ポリプロピレン（ＰＰ）ビーズ。自動車用の注目の素材だ。

△安川電機<6506>、電磁力で高速位置決め――半導体製造向け

△日本医療事務センター<9652>、医療機関の事務負担軽く――サービス拡充

△三菱電機<6503>、米で電力設備の生産能力５割増――工場増設に着手

△東洋製缶<5901>、排出権取得へ――タイ工場、ＣＯ2削減

△東芝<6502>、32ナノ世代の半導体を作りやすくする技術を開発
東芝は13日、回路幅32ナノ（ナノは10億分の１）メートル世代の半導体を作りやすくする新技術を開発したと発表した。ＣＭＯＳ（相補性金属酸化膜半導体）向けで、ゲート電極の材料を見直し製造工程を削減するようにした。素子の性能を検証し、実用化を目指す。開発したのは2010年ごろの実用化を目指す回路幅32ナノメートルのＬＳＩ向けの製造技術。ｐ型とｎ型の素子からなるＣＭＯＳでは、両者を作り分けるために材料を変えたり別に作るなど複雑な工程が必要だった。

△富士通<6702>、ＩＴシステム運用支援センターで国際認証規格を取得
富士通は13日、全国８カ所にあるＩＴ（情報技術）システム運用支援センターで、ＩＴサービスの運営管理に関する国際認証規格を取得したと発表した。官公庁や金融機関などのシステム運用・保守支援サービスを強化する狙い。全国に点在するすべての支援センターで同規格を取得することで、サービスと質の均一化を目指す。取得したのはＩＴサービスマネジメントシステム（ＩＴＭＳ）に関する規格「ＩＳＯ／ＩＥＣ２００００―１：２００５」。富士通が今年２月に新設した札幌、仙台、東京、名古屋、広島、福岡など８カ所の支援センターが対象。認証サービスを提供する英ＢＳＩの日本法人、ＢＳＩマネジメントシステム・ジャパンから認証を取得した。

△ガイアックス<3775>など、ネット上の中傷検閲や検索最適化システムを開発
名証セントレックス上場でコミュニティーサイト運営のガイアックスは13日、システム開発のナレッジワークス（東京・港、所司里佳社長）と提携し、企業向けシステムの開発・販売を始めると発表した。ネット上での中傷の検索や、検索エンジン最適化（ＳＥＯ）サービスなど企業の需要に対応する。新サービスは「ＳＣＯＰＥビジネス・プラットフォーム」。ノルウェーのソフト会社の技術を利用している。ブログ（日記風の簡易型ホームページ）や掲示板などで、企業に対する中傷や不適切な書き込みがされていないかを検閲したり、サイト内検索、簡単なＳＥＯ対策などができるようになる。ソフトの期間貸し（ＡＳＰ）で販売し、価格は初期費用25万円、月額費用25万円から。

△三井造船<7003>とＪＳＡＴ<9412>など、船上からネットに常時接続サービス――09年をめどに開始
三井造船とスカパーＪＳＡＴの衛星運営子会社のＪＳＡＴ（東京・港）は13日、2009年をめどに船上で高速インターネット回線に常時接続できるサービスを始めると発表した。両社は商船三井など３社とクルーズ客船で実証実験をしており、08年末まで試験を実施した後、まず商船を対象にサービスを開始。陸上のオフィスと船の間で運行情報のやりとりなどができるようにする。実証実験は３社のほか、商船三井子会社の商船三井客船（東京・港）とエム・オー・マリンコンサルティング（同）が参加。船舶の運行管理を支援するポータルサイトに接続し、通信状況や回線の稼働率などのデータを集め、大容量のデータを流した際の安定性などを確認している。

△ＳＭＮ、携帯呼び出し音で新サイト――懐メロなど200曲提供
ソニー<6758>・ミュージックエンタテインメント子会社のソニー・ミュージックネットワーク（ＳＭＮ、東京・港）は、携帯電話に電話をかけた人が「プルルル」という呼び出し音の代わりに音楽を聴けるリングバックトーン（ＲＢＴ）の販促を強化する。30―40代向けに専用サイトを新設し、洋楽の懐メロや邦楽のヒット曲などを提供する。若年層を中心に人気が広がっているＲＢＴを、大人世代にも普及させる狙いだ。新サイト名は「モテ★コール」。パソコン向けと携帯電話向けのサイトをこのほど開設した。ソニー・ミュージックグループが抱える洋楽や邦楽の中から、30―40代の利用者の学生時代に流行した約200曲を選曲。マイケル・ジャクソンの「スリラー」やＴＯＴＯの「アフリカ」といった楽曲をそろえた。

△サイバード<4823>、４人で同時対戦できる携帯向けパズルゲーム
携帯電話サイト運営のサイバードホールディングスは13日、４人で同時に対戦できるパズルゲーム「リバーシ☆ＢＡＴＴＬＥオンライン」を始めたと発表した。サーバーを介さず携帯電話同士が直接データをやり取りするピア・ツー・ピア（Ｐ２Ｐ）技術を利用する。同時対戦型ゲームはやりとりする情報量が多いため、携帯電話向けはまだ珍しい。ソフトウエア開発の吉田鎌ケ迫（東京・千代田、吉田将人社長）が開発したＰ２Ｐ通信技術「スピアマルチ」を採用した。自分の端末に入力したコマの操作情報をファイルにして送り、対戦相手側の端末で共有して動きを再現する。従来のサーバー内で処理する方式に比べ通信速度が10倍で、サーバーの運用コストを削減できるという。

△日航<9205>、バーコードで簡単にチェックインできる新サービス
日本航空は13日、パソコンや携帯電話での予約時に搭乗用バーコードを取得すれば、空港の搭乗カウンターに寄らずにチェックインできるサービスを始めると発表した。取得した２次元バーコードを空港の保安検査場や搭乗口の自動読み取り機にかざすだけで搭乗手続きが済む。来年２月19日搭乗分（予約は 12月19日以降）から開始する。搭乗２次元バーコードは自宅や会社のパソコンや携帯電話で取得。パソコンからはプリンターなどで印刷して使う。バーコードを利用したサービスはＩＣチップ内蔵の会員カードやＩＣ機能付き携帯電話をかざすだけで搭乗手続きができる「ＪＡＬ　ＩＣチェックインサービス」が利用できる国内線45空港で利用が可能。

△フランスベッド<7840>子会社、六本木に在宅医療のショールーム
フランスベッドホールディングス子会社のフランスベッドメディカルサービス（東京・新宿）は13日、14日に東京・六本木に在宅医療に必要な機器や製品をそろえたショールームを開くと発表した。介護用品を扱う店は増えているが、在宅医療用品のショールームは珍しい。地下鉄六本木駅から徒歩３分。周辺の病院の患者や看護師らの来場を見込む。「健康・睡眠・メディカルショップ」は約100平方メートルの広さ。がん患者らがむくみ防止に使う医療用ストッキングやたんの吸引器など医療用品のほか、うつぶせ寝用ベッドやエアロバイクなど、健康や睡眠にかかわる約100種類の製品を展示、販売する。

△パソナグループ<2168>、派遣社員への登録フェア開催
パソナグループは14、15の両日、東京・大手町本社と丸の内オフィス（いずれも千代田区）で派遣社員などへの登録フェア「職博」を開く。 6000件を超える首都圏の最新求人情報を一斉に公開するほか、４つの特設会場を用意し、トークショーやセミナーなどを随時開催する。求人情報は大手町本社17階にある講堂を職種や地区ごとに区切って案内する。メンタルトレーニング術やメークアップ講座などの各種セミナー、ベストセラー「女性の品格」著者の坂東真理子さんによるトークショーなども準備する。２日間で3000人の来場を見込む。

△商船三井<9104>、「買い付け物流」で米大手靴店向けサービス開始
商船三井は米大手靴店のシューカーニバル社に対し、中国で生産された様々な製品を現地で集約し、米国まで輸送する「買い付け物流」（バイヤーズコンソリデーション）のサービスを始めたと発表した。商船三井が航空貨物混載大手の近鉄エクスプレスと提携し、海運と空運を組み合わせて米国まで効率的に輸送できることが評価された。香港を含む中国の港湾・空港に中国各地で生産されたシュー社向けの製品を集め、米国内の目的地別のコンテナに仕分けして輸送する。シュー社は中国各地の工場から米国まで別々に運ぶ場合に比べ、輸送コストの大幅な削減が可能。物流管理も容易になる。

△ホンダ<7267>、「ゼスト」に特別仕様車――直射日光防ぐシェード搭載
ホンダは軽自動車「ゼスト　スポーツ」の特別仕様車「スペシャル」＝写真はＷタイプ＝を発売した。フロントガラス上部に直射日光を防ぐシェードを入れた「ハーフシェイド・フロントウインドウ」やＡＭ・ＦＭチューナー付きＣＤプレーヤーを標準装備とした。ＧタイプとＷタイプにそれぞれ特別仕様車を設定した。Ｇタイプの価格は126万―139万6500円。通常タイプとの価格差は３万円に抑えた。Ｗタイプは136万5000―150万1500円で、通常タイプとの価格差は３万円。

△セガトイズ<7842>、ディズニー版のピアノ型再生機
セガトイズはピアノ型音楽プレーヤー「グランドピアニスト」で「ディズニー」バージョンの新作を発売した。ウォルト・ディズニー・ジャパン（東京・目黒）とライセンス契約を結び、同社キャラクターのデザインや楽曲を活用した。全国の百貨店や量販店などで販売し、ディズニーのファンなどの需要を見込む。新商品「グランドピアニスト　ディズニーバージョン」＝写真＝は、フタの部分にディズニーの人気キャラ「ミッキーマウス」の絵柄を浮き彫りにした。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲などディズニーの楽曲15曲を収録した専用ソフトも用意。内蔵されている100曲に追加して楽しめる。価格は６万8250円。

△三協立山<3432>アルミ、腰掛けることができる門柱
三協立山アルミ（富山県高岡市）は腰掛けることができる門柱「ステイム」＝写真＝を発売した。休憩や手荷物を置く際に便利という。本体と座面にはアルミを利用。流線形や板状など形状別に３種類を用意し、価格は施工費を除き24万9900円、19万7400円、17万6400円。色はシルバーと黒の組み合わせなどがある。
（日経産業新聞）

△日産<7201>と米クライスラー、ピックアップなどで技術提携の可能性－関係者
日産自動車と米自動車大手クライスラーが、ピックアップトラックやスモールカー、エンジンなどの技術で提携する可能性があることが14日までに分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。お互いの技術を利用することで新型車開発を目指すという。同関係者によると、日産はクライスラーの大型トラック技術に注目しており、一方クライスラーは日産のスモールカー技術の利用を望んでいるという。

▼シーシーエス<6669>：08年７月期第１四半期（８－10月）連結業績は、経常利益が前年同期比11％減の１億8900万円となった。
欧州装置メーカー向けを中心に売り上げは5.3％増となったものの、採用増加によって人件費負担が拡大したほか、プロジェクト立ち上げ費用も利益を押し下げた。

△住友鋼管<5457>：流通性向上と投資家層拡大のため、現行1000株の単位株式数を08年２月１日から100株へと引き下げると発表。

△ザ・パック<3950>：07年12月期末の配当予想を17円から20円（年間では34円から37円）へ引き上げた。
株式還元のため、創立55周年記念配当３円を加える。
（ブルームバーグ）

△大和総研がタカラトミー<7867>を新規「２」評価
大和総研はタカラトミーの投資判断を新規に「２」（強気）としている。リポートでは収益性改善に向けた施策が奏功し始めていることを評価している。（１）適正在庫水準の維持（２）委託生産を含めた生産コスト管理の見直し（３）流通体系の見直しーーに取り組み、増益確度が高いという。
（ラジオNIKKEI）

△シルバーＯＸ<8024>の子会社が固定資産を売却、５億円強の売却益発生
シルバーオックスの子会社シロックスが１３日の取締役会で、資産の有効活用のため固定資産の売却を決定した。物件引き渡しは２５日の予定。譲渡価格は１０億５０００万円で５億６９００万円の売却益となる。同社は譲渡による売却益は今０８年３月期の特別利益として計上する予定だが、土壌改良・移転費用などの諸費用が明確になり次第、開示するとしている。

△チップワン<3343>は電子部品関係のエンジニア向けニュース情報の提供を開始
電子デバイスのネット販売を手掛けるチップワンストップは電子部品関係ニュース専門サイトにてエンジニア向けの情報掲載サービスを１３日から開始。同社のネット通販サイト内に「ニュースセンター」の名称で開設する。連携する半導体・電子部品メーカー各社が毎日発信するニュースリリースを、メーカー別、製品分野別、発表時期別に検索して提供する。ウェブサイト会員を含む設計エンジニアが最新情報を迅速に入手できるほか、情報提供元の各メーカーはターゲット顧客層の設計エンジニアに効率的にアプローチできる。本サービスは中長期的な事業の拡大を目指しており、今０７年１２月期と来期の業績に与える影響は軽微としている。

△スタートトゥデイ<3092>、いちよしが「今期業績は会社計画上回る」と
スタートトゥデイはファッション情報のポータルサイト「ＺＯＺＯＲＥＳＯＲＴ」を運営、アパレル商品のネット販売を手掛ける。１１日に東証マザーズに新規上場、初値は公開価格１７万円を６０％上回る２７万２０００円を付けた。いちよし経済研究所は１２日付リポートで、今０８年３月期業績は会社計画を上回る売上高８５億円、経常利益１４億５０００万円を予想。年間２０万人程度の会員数増加が可能、衣料・アクセサリー小売市場のＥＣ化率が上昇していることなどから、中期１株利益成長率は年率２８％程度を見込んでいる。

△任天堂<7974>は大和総研が「同社の評価軸を変える時期」と
任天堂は大和総研が１２日付で同社のレーティングを「２」から「１」に引き上げた。現行世代ゲーム機であるニンテンドーＤＳ、Ｗｉｉについて、（１）現行世代機で最も普及が進むと見られるハードであるという確度が高まっていること（２）ネットワークに対応したハード機種であること（３）「分かりやすさ」というこれまでのホームエンターテイメントツールには欠けていたキーワードを兼ね備えていること、の３点を理由にゲームの範ちゅうにとどまらないあらゆるネットワークサービスの提供を可能にするハードであると指摘。これらの変化を踏まえれば、任天堂の評価軸を「ゲームセクターの中心企業」から米アップルやグーグルなど「ホームエンターテイメントサービスの中心企業」へと変更すべき時期が近づいているとする。妥当株価は同様な市場創出効果を演出している企業群および、同社のヒストリカルバリュエーションの双方を考慮し９万円。
（株式新聞ダイジェスト）