米国株式市場サマリー（2011年1月28日）
ロイターNEWS　2011年 01月 29日 08:39 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT883236620110128

□ダウ工業株　　　　　　１１８２３.７０（－１６６.１３）(-1.39%)
□ナスダック　　　　　　　２６８６.８９（－　６８.３９）(-2.48%)
□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　１２７６.３４（－　２３.２０）(-1.79%)
□ＣＭＥ日経２２５先物　１０２３５　　 （－１３５）(ドル建て)
□ＣＭＥ日経２２５先物　１０２２０　　 （－１５０）(円建て)
□為替　　　　　（対ドル）　　８２.６７円
□為替　　　　　（対ユーロ）１１３.３８円
□半導体株指数　 　　　　　 ４３８.６１（－１２.６７）(-2.81%)
□バルチック海運指数　　　１１３７　　 （－　４９）

■REUTERSロイター・ビデオ・ニュース
□NY株急落、エジプト反政府デモ拡大で（28日）(02:26) Report
1月28日-米国株式市場は急落。エジプト反政府デモ拡大で、資金が株式からより安全とみられる債券や金相場に流れた。フォードやアマゾン・ドット・コムの失望をさそう決算もマイナス材料となった。

[1回]

　大幅反落して終了した。エジプトで反政府デモが広がっていることを受けて、リスクの低い資産へ資金を移す動きが強まった。

　クリスティアナ・バンク・アンド・トラストのポートフォリオマネジャー、トーマス・ニューハイム氏は「市場は不透明要因、特に地政学的な不透明性を嫌う。週末に（エジプトをめぐる）不透明性がどうなるかによって来週の相場に影響が出る」と語った。

　この日の下落により、週間ベースでダウ工業株３０種は９週間ぶりの下落となった。また、Ｓ＆Ｐ総合５００種は２カ月ぶりに１４日移動平均を割り込んだ。

　アマゾン(AMZN.O)とフォード(F.N)のさえない決算も地合いの悪化につながった。

　米株式市場は前年９月から約１８％上昇しており、調整局面入りが広く予想されていたことから、中東情勢の緊迫が売りを呼ぶ可能性がある。

　フィフス・サード・アセット・マネジメントのキース・ウィルツ社長兼最高投資責任者（ＣＩＯ）は、エジプトなど中東情勢の緊張を背景に今後２─３週間で株価が５─１０％下落する可能性があるとの見方を示した。

　前日発表した決算で売上高が予想を下回ったアマゾン(AMZN.O)は７．２％安。
　フォード(F.N)も大幅な減益となったことが嫌気され１３．４％下落。ゼネラル・モーターズ(GM.N)も５．４％値を下げた。

　マイクロソフト(MSFT.O)は３．９％安。

　米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所（ＣＢＯＥ）のボラティリティー・インデックス（ＶＩＸ指数）は２４．１％上昇し２０．０４と、１日の上げ幅としては５月２０日以来の大きさとなった。