手法だけ身につけたのでは、なぜ勝てないのか？
松下誠のゆったり投資道　10月 10th, 2010
http://www.123profit.jp/blog/?p=1343

優れた手法を探し求めている投資家は多いです。

でも、トレードで利益を上げるには
優れた手法を身につけるだけでは、投資の世界では勝てません。

その理由は・・・

おはようございます松下です。
　
私たちの投資を取り巻く環境は、株雑誌、書籍、セミナー、
ＤＶＤ教材、メルマガやレポート、株価ニュース、
アナリストの評論等、色んな情報があります。
　
それだけの情報があるのにも関わらず、多くの人が
株で利益を上げられずに日々、相場で悩んでいます。
　
なぜなら、それらの情報で手に入るモノは、
投資においては表面的なモノばかりだからです。
　
例えば、推奨銘柄と呼ばれるモノ。

多くの人は、どの銘柄が買いですか？

何を買えば儲かりますか？

という事はどうしても気になるところだと思いますが、
それを知っただけでは利益を上げる事は出来ません。
　
そして、優れたトレード手法はどんな手法ですか？
　
残念ながらそれを知っていても、
それだけでは利益を上げる事は出来ません。
　
もちろん、どの銘柄を買うか？
どういうトレード手法でトレードをしていくのか？
という事はそれぞれ大事な事です。

それなのに、なぜ推奨銘柄を知る事や、
優れたトレード手法を知る事だけでは
利益を上げ続ける事が出来ないのか？

それは、株価の値動き、そのものが
投資家の心理によって構成されているからです。

そして、人はお金のストレスに対して弱いからです。

さらに言うと、人の脳の性質、特性においても
推奨銘柄やトレード手法だけでは上手くいきません。

株雑誌、本、ニュース、アナリストの意見等、
普段、簡単に目にする事が出来る株の情報の多くは、
表面的な部分だけです。

でも、相場の世界、株の世界を構成しているのは、
もっと深いモノがあります。

それは、私たちが普段、目で見えている木には、
実は土の中に、大きくまた深く根が張り巡らされているのと同じです。

投資で利益を上げようと思った時に、大事な事は、
その深い部分まで一緒に理解する事です。

例えば、トレード手法

なぜ、そこで買うのか？あるいは売るのか？
その理由までをしっかりと理解する事です。

推奨銘柄の場合は？

なぜ、その銘柄が推奨されているのか？
その銘柄を推奨している根拠になっている理由は何なのか？

そこまで理解しておかなければいけないという事です。

人の脳は自分に理解出来ない事を、
ただやり続ける事は出来ないように出来ています。

優れたトレード手法を身につけようと学ぶときには、
必ず、なぜ、そのトレード手法が優れているのか？

利益を上げ続けられている理由はなぜなのか？

というところまで理解しなければいけません。

その過程は時間が掛かります。

また時間をかけるべきモノでもあります。

なぜなら、人が新しいモノを理解するのには
それなりに時間が掛かるからです。
そして、大事なお金に関する事だからです。

表面だけを見ずに、深いところまでしっかりと理解して
行動できるようになりましょう。

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[13回]

　この記事は、とてもソフトに、そして暈（ぼか）して書いてあります。

ストレートに書くと、たぶん、気分を害する人が多くなるので
こういった内容は書きずらいんですよねぇ～･････

･･･で、ワタシの場合は、媚を売る必要は更々ありませんので、
ストレートに言いますと、

『例えば、推奨銘柄と呼ばれるモノ。
多くの人は、どの銘柄が買いですか？
何を買えば儲かりますか？
という事はどうしても気になるところだと思いますが、
それを知っただけでは利益を上げる事は出来ません。』

･･･利益が騰がったなら、それはマグレです。
ハッキリ言って続くワケが無いのです。

推奨銘柄を知ったとしても、
どのタイミングで買って、どのタイミングで売るか･･･
･･･が、判らないと儲からないからです。
コレッ！よく考えたら当然の結末なんですけれども･････
だから凍死顧問会社に頼ってもダメなんです。

･･･で、素晴らしいトレード手法を知ったとしましょう。
それだけで儲かるのは「初めだけ」なんですよねぇ～･････

なぜ「初めだけ」なのか？？？

それは、素直にその手法に従うからです。
そして、初めは手法全てをまだ記憶しているから･････

その内に段々と自分にとって都合の良いルールを勝手に決めて
自分の欲に走って手法通りの損切りすら出来なくなって行ってしまっても
まだ判っていない･････

「あの銘柄の時はこうなったから･･･」･･･とか、
「あの銘柄は、このポイントでリバウンドしたから」･････とか、
自分自身の短い短い期間の経験を元に
勝手に自分にとって都合の良いルールを決めて行って自滅･････

よく考えて下さいよ。
株式相場で儲けようとすれば、何が何でも利益を重ねていかねばなりません。
さすれば、まず第１にあるのは利確でしょう。
もし手法通りに行かないのであれば、
その手法に、どういった場合に損切りor利確するかが書いてあるハズ！
例えば損切りは３％未満で･･･とか何とか･････
要は、利益を大きく獲りながら、損は極力少額に抑え、
差引合計で利潤を増やして行くしかないのです。

それを利益は下がって行くまで追及し、少額で利確、
損切りは手法通りに行わないので損益拡大･･･では、
儲かるものも儲かりません。

余裕が無いんですよね。
なぜ持っている者ほど、より儲かるのか？！

それは余裕からなんです。

「取りあえず手法に沿って利確して、手法に乗ったらまた買えばよいかぁ～」･･･
･････っていう余裕｡｡｡

それと確りと「森」を観れるから！

でも余裕の無い人たちは「木」を観て「森」を観ない。

だから損ばかりするんですよねぇ～･････

･･･で、どれだけ素晴らしい手法を知って、覚えても、

最後の処は「心」なんです。

「心」「精神力」を養わなければ株式相場では勝てません。

結局最後にモノを言うのは「心」「精神力」

何だ、精神論かぁ～･･･って思われる方は、それでもよいです。

･･･が、株式相場というものは、
恐怖でみんなが慄（おのの）いて凍り付いている処が
実は一番、安全地帯な場合が往々にしてあるんです。

その恐怖の時に、平時と同じ状態で行動出来るかどうか？！
恐怖の時に、平時と同じ状態でアタマがフル回転出来るか？！

これにかかっているんですよねぇ～･････

そして、どれだけ自分自身の「欲」を消し去り、
自分自身をロボット化するか････これにかかっているんです。

もし素晴らしい手法を知ったなら、
「自分自身をロボット化」するのが儲かる最短距離です。