明日の日本株の読み筋＝売り買い交錯か、祝日挟み動きにくい
モーニングスター　2010/09/21 18:36
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=362975

　２２日の東京株式市場は、売り買い交錯か。今晩のＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）が無難に通過すれば、安心感も強まるとみられる。円売り介入への警戒感からも、円相場は１ドル＝８５円台で上値が重い。短期的にみて、為替が同水準を維持している間は、過度の下値不安もないだろう。ただ、東京市場は祝日を挟むために動きにくく、買いが先行しても上値の限られる展開となりそうだ。また、あすから上海市場は休場になることからも、午後は方向感の乏しい展開が予想される。

　２１日の日経平均株価は一目均衡表の「雲」抜けを試したが、ＦＯＭＣを前にした手控えもあり、戻り売りや、利益確定売りに押され、下げに転じた。今回のＦＯＭＣは追加の金融緩和策を発表しないとの見方が優勢だが、仮に発表されればサプライズとなる。「米国株にとってはポジティブ。ただ、いまの日本株は米国株よりも為替相場。緩和策が発表されれば、日本株にとってネガティブ」（国内投信）になる。なお、今晩の米国では、８月の米住宅着工件数も発表される。
（宮川子平）
 

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