生活保護３～５年で打ち切り検討　大阪市長、国に提案へ
朝日新聞　2010年1月26日1時5分
http://www.asahi.com/politics/update/0125/OSK201001250152.html

　全国市町村最多の生活保護受給者がいる大阪市の平松邦夫市長は２５日、「働ける人が大阪市で生活保護を受ける場合は市の仕事をやってもらう」などと述べ、働ける受給者に仕事を提供する一方、一定期間内に市の仕事も就職活動もしない場合は保護を打ち切る「有期保護」の導入を検討していることを報道陣に明らかにした。

　一定期間は３～５年程度を検討しているが、打ち切るには生活保護法の改正が必要なため、専門家と協議して年内に市案を国に提出する。自立を促すための有期保護制度は２００６年、全国知事会と全国市長会が提案しているが、生活保護は「最後のセーフティーネット」だけに、今後論議を呼びそうだ。

　市によると、働けない事情がなく、仕事が見つからない２０～５０代の受給者に放置自転車撤去などの仕事を提供する。現行法では、賃金の額に応じて受給者の保護費が減額されるが、賃金の一部は本人の実収入になる。

　また、業者が保護費の大半を家賃などとして吸い上げる「貧困ビジネス」に対抗するため、保護費として家賃分の住宅扶助を出す代わりに市営住宅の空室を提供することも検討しているという。

　大阪市では一昨年末ごろから生活保護の申請が急増。昨年１１月現在の受給者は１３万５５０７人で、市民の２０人に１人の計算。保護費は１０年度当初予算で過去最高の２８８８億円（うち市負担分７２２億円）となり、一般会計の歳出の１７％を占める見通しだ。

　平松市長は「（働けるのに）たばこを吸いながら『この仕事は僕に合わないから』みたいな人は、大阪市から出て行ってくれ」と語った上で、「雇用創出は市の負担になる難しさがあるが、手をこまねいている時ではない。提案を次々突きつけないと、国が本当に生活保護行政を変える気にならない」と述べた。

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[6回]

　ワタシが、こう言った記事に敏感なのは、
ワタシがなった場合･･･っていうのに置き換えて物事を考えるからなんですが、

「働けない事情がなく、仕事が見つからない２０～５０代の受給者に放置自転車撤去などの仕事を提供する。」

　例えば、上記の件ですが、ワタシの場合は、普通に動けますし、
見た目には何の不自由も無く見えます･････
･･･ですが、ブログでもよく言っているヘルニアが３ヶ所あり、
１時間立っている事も儘（まま）ならず、少しでも重たい物を持つ作業をすると
翌日は必ず腰痛で動けません。
しかも内臓臓器摘出も行なっているので普通の人と全く違う持久力となります。

しかし、ワタシは見た目、全く普通の生活ができ、普通にしか見えないのです。

ワタシの場合、「お金」を掛けて病院からの診断で証明出来ますが、
生活保護を必要としている人々にとって、ワタシが受ける診断料を払う能力は
残念ながら無いでしょう。

　みなさんは理解しにくいかもしれませんが、
行政と言うのは、何もチカラの無い人間に対して、
非常に粗雑に扱う処なのです。
その件は、ワタシが若い頃に何度か経験しています。

その経験と、ワタシの現在の身体の状況を重ね合わせると
上記記事の内容が、非常に恐ろしく見えてくるのです。

セーフティネット･･･（市営住宅の空室を提供することも検討）は遅々と進まず
権利の剥奪だけは早々として進む現在の社会において、
非常に不安を感じるワケで、
当り前ではあるのですが、上記記事のような情報は、
情報が必要とされている生活保護受給者の耳に届く可能性は薄いのです。

この間の派遣村の件と同等に･････
TouTubeで総理大臣が派遣村に来て下さい･･･と、言っても
派遣村が必要だと思っている人がTouTubeを観る余裕があるのですか？？？

上記記事では国民は誰もが一緒の行動をとる事が条件みたいな風に
言っていますが、世間では色々な人がいて当り前で、
一部の困った人を論って全てについて考える言動は、非常に危ない方向へと
繋げて行くでしょう。

どんな事でも同じで、困った人がいることを前提として物事を考えるのが
道理であり、それを有無も言わさず排除の方向へ進むのであれば
先に何が見えてくるかは、８０歳以上の方々なら理解出来るはず･････

現状の日本には国の義務は存在せず、国民の義務だけが存在する
国としての体を成していないのが現状です。

大体「いのち」を所信表明演説で連発しなければならない国って
一体、どんな国なんだろう･･････････

国の義務が存在しない事の証明ではないだろうか｡｡｡

ちなみに平松大阪市長は民主党推薦の市長で、
「いのち」を連発したのも民主党党首です。

最後に、
上記記事のアンケート結果は、支持するが８割程度だったかと思います。