2024 11,24 07:46 |
|
2009 08,01 09:00 |
|
高値もみあい、8月は選挙ラリーにも期待感=来週の東京株式市場 来週の東京株式市場は高値もみあいとなる見通し。地合いは堅調ながら、急ピッチの上昇を受けた高値警戒感も強く、利益確定売りが出やすいとみられている。日米ともに企業決算がピークを越え、経済指標に関心が移りそうだ。7月の米雇用統計が発表される週末に向けて、徐々に上値が重くなりそうだという。半面、選挙期間中は株高との過去の事例から、8月は選挙ラリーになるとの期待も出ている。 日経平均株価の予想レンジは9900円─1万0500円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
日経平均は31日、今週2回目となる年初来高値(取引時間中ベース)更新となった。7月14日以降、ほぼ連騰の形で27日に1万円を回復した後、1万円を割り込むことなくジリ高となっている。ただ、7月13日の安値9050円33銭から13日間で約1300円上昇したこともあり、急ピッチの上昇に対する警戒感から利益確定売りが出やすいとみられている。 ドレッシング買いや投信買いの期待感で上昇しやすい月末から一転、月初はこれらの押し上げ要因がはく落するタイミングでもある。6月も月末の高水準から7月中旬まで下落基調に転じた。日米ともに予想を上回る4─6月期の企業決算が好感されて市場センチメントが改善したが、市場では「米国では決算が終りに近づき、国内も主力株の決算発表はピークを過ぎた。市場の関心はミクロの決算からマクロの経済指標にシフトする」(明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏)との声が出ている。 まず、今晩発表となる米国の4―6月期国内総生産(GDP)の数字が、週明けの東京市場の方向性を左右しそうだ。1─3月期からマイナス幅が縮小するとの予想が大勢だが、オバマ米大統領は30日、4─6月期のGDPが米経済の縮小と雇用喪失が依然として大問題であることを示すだろうと述べ、経済面での悪いニュースに備えるよう米国民に促した。 米国ではほかに、3日の7月のISM製造業景気指数、5日の同ISM非製造業景気指数、7日の7月米雇用統計と注目度の高い経済指標が目白押しだ。7月の前半は6月の米雇用統計の予想外の悪化をきっかけに景気回復への期待感が急速に後退し、グローバルに株価が軟化した経緯もあり、7月の雇用統計には注目が集まる。6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比46万7000人減で市場予想を上回る減少となった一方、失業率も9.5%に上昇し、ほぼ26年ぶりの水準に悪化した。 一方、中国では購買部担当者景気指数(PMI)が発表される予定。6月のPMIは53.2と、5月の53.1から若干上昇し、景気判断の分かれ目となる50を4カ月連続で上回った。市場では「米国の経済指標と併せて、中国のPMIで堅調さを維持するかどうか、市場は注目している」(国内証券)との声が聞かれた。 国内企業決算はホンダ(7267.T)、ソニー(6758.T)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)などの主力企業で予想外の好決算となった。市場では「海外の株式市場に連れ高しているのが実情」(国内投信投資顧問)との声がある半面、「海外投資家は、決算などからアジアの中での日本株の出遅れ感を強く意識している」(みずほ証券投資情報部マーケットアナリストの高橋幸男氏)との指摘も少なくない。「国内機関投資家は買いそびれ感があるものの、株価が上がり過ぎて買いづらい半面、活発な海外投資家の動きが引き続き相場をけん引する」(高橋氏)という。 テクニカル面では、200日移動平均線が上昇に転じる見通しで、当面の底堅い地合いを示唆しそうだ。みずほ証券の高橋幸男氏は「一部のテクニカルからみても、8月は総じて堅調な地合いとなるのではないか。1990年以降、総選挙が6回あり、そのうち5回の選挙期間中の株価は高かった。今回も期待している」と述べた。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |