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2009 06,03 08:28 |
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6/3 株式オープニングコメント ■ショートに傾いているポジション修正継続 2日のNY市場は小幅続伸。ダウ平均は19.43ドル高の8740.87、ナスダックは8.12ポイント高の1836.80で取引を終了した。 中古住宅販売の先行指標となる4月中古販売保留が予想を大きく上回ったことが好感された。しかし大手金融機関による相次ぐ増資発表を受けて、既存株主の希薄化懸念から上値の重い展開となった。 セクター別では、自動車・同部品や食品・飲料・タバコが上昇した一方、銀行や不動産が軟調。シカゴ225先物清算値はドル建てが大証比45円高の9755円、円建ては同40円高の9750円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
NY市場の上値の重さや、今晩のADP雇用統計、ISM非製造業景況指数、週末の雇用統計を控えていることもあり、全体としては米国動向に振らされやすいため、高値レベルでのこう着感を強めそうである。ただ、米大手金融機関の増資の動きについては想定されていたことであり、これを嫌気したムードは強まらないであろう 。需給的にはショートに傾いている状況であるため、利食いに押される場面では買い戻しの流れが強まりやすい。また、政府は6月の月例経済報告で、景気の基調判断を2ヶ月連続で上方修正する検討に入ったと報じられている。「悪化」の表現を削除する案を軸に調整しているとされ、底打ち宣言となる。 景況感の改善が一段と強まることから、ショートに傾いているポジション修正の流れも強まりやすいであろう。昨日メリルリンチによる格下げの影響から利食いに押された海運についても、バルチック指数の強い動き、個々の信用需給の改善もあって押し目買いの動きが強まりそうだ。また、全体としてこう着感を強めたとしても物色意欲の強さから材料株などへ向かいやすく、次世代エネルギー関連などテーマ銘柄のなかでも出遅れ感の強い銘柄や、低位材料株への物色が一段と強まろう。 全体としてはバリュエーション面や外部環境からは割高感が指摘されやすい水準であるが、それ故にショートに傾きやすい需給相場が続くことになる。中期的な方向性としては、リーマン・ショックでの金融システム崩壊によるイレギュラーな下落分を、今後吸収していく流れを意識しておきたい。 PR |
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