今日の株式見通し＝堅調、米株高・円安で9800円目指す
ロイターNEWS　2009年 06月 2日 08:01 JST
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK029148020090601

　きょうの東京株式市場は堅調となる見通し。米株高や足元１ドル９６円台半ばまで進んでいる円安を受けて、輸出株を中心に買い先行になるとみられている。

　１日のシカゴ日経平均先物終値（ドル建て）の９８２５円にサヤ寄せする形で９８００円水準を目指す展開となりそうだ。ただ、「新しい材料が見当たらず、９８００円では戻り売りも出やすい」（大和証券ＳＭＢＣグローバル・プロダクト企画部部長の高橋和宏氏）との声が出ている。

　日経平均の予想レンジは９５５０円─９８００円。

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　１日の米株市場は、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)問題に決着がついたことや、５月の米ＩＳＭ製造業景気指数が前月比で上昇し２００８年９月以来の高水準となったことを受けて続伸した。

　きょうの東京市場も、米国株上昇の流れを受けて、続伸する見通しだ。物色の柱としては、海運、資源関連、自動車などの輸出株があがっている。

　日経平均は１日、連日の年初来高値更新で９６００円台を回復した。市場では「前週は９５００円乗せが精一杯で、市場には慎重な見方が多かったが、今週は先高期待感が高まっている」（国内証券）との指摘が出ている。リテラクレア証券投資情報部長の井原翼氏は「きょうはまだ時期尚早だが、日経平均は１万円回復も視野に入ってきた。１万円に乗せれば１万１０００円への抵抗はあまりない」とみている。
（ロイター日本語ニュース　石渡亜紀子記者）