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2009 05,18 08:32 |
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5/18 株式オープニングコメント ■心理的には弱気に傾きやすいがショートは避けた 15日のNY市場は下落。ダウ平均は62.68ドル安の8268.64、ナスダックは9.07ポイント安の1680.14で取引を終了した。 財務省がTARP(不良資産買取プログラム)による生命保険会社への資本注入を認める方針を示したことで朝方は上昇して始まった。しかし、原油価格や商品価格の下落を受けてエネルギーセクターを中心に下落する展開となった。 セクター別では、自動車・自動車部品や運輸が上昇する一方で不動産や銀行が軟調。シカゴ225先物清算値はドル建てが大証比95円安の9175円、円建ては同110円安の9160円。ADRの日本株は富士フイルム、日電産、ソニー、京セラ、トヨタ、ホンダ、キヤノンなど対東証比較(1ドル95.2円換算)で全般冴えない。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
NY市場の下げや円高が重しとなり、手掛けづらい相場展開になりそうである。 回復が期待されている住宅関連の指標などで予想を下回る状況が続くようだと、慎重姿勢を強めやすいだろう。そのため需給面では、本格的な景気回復への不透明感、バリエーション面での割高感からロングには傾きづらい環境が続くことになる。また、大量のカラ売りで注目されていた英投資ファンド、ザ・チルドレン・インベストメント(TCI)の売り残高減少によって買戻しは一巡したとの見方もされている。 日経平均は9000-9500円レベルのレンジ上限をテストした後、下限を確認した格好からの反転をみせてきているだけに、再び9000円レベルでの攻防になると心理的には弱気に傾きやすく、ショートポジションが積み上がる需給となる。 しかし、政府の株式買い取りなど金融システム安定化策によって金融不安は後退しており、結局はショートカバーによって相場を押し上げる流れにつながるため、調整場面でのショートポジションの積み上げは避けたい。また、決算発表がピークを通過し、今週は三菱UFJや保険各社などを残す程度となっている。 決算通過によって反対に手掛り難になる可能性もあろうが、需給妙味の大きい銘柄へはアク抜け感が強まりやすく、踏み上げ狙いの動きが続く可能性はありそうだ。一過性にみられがちな内需・ディフェンシブ系への物色についても、景気底入れ期待の高まりを背景に循環的に資金が向かうと考えられる。 PR |
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