2024 11,24 05:35 |
|
2009 01,28 18:30 |
|
業績悪化に打たれ強さ増す株価、来期は不安と政策期待の綱引き 決算発表シーズンが本格化する中で、業績悪化に対して株価が打たれ強さを増している。昨年までの下落で4割減益と観測されている2009年3月期の見通しについて、織り込まれたとの見方がその理由だ。 10年3月期については環境の厳しさから減益が懸念される企業が多いものの、景気対策の効果も見込めることから、不安と政策への期待が綱引き状態にあるという。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
アナリストの業績予想を集計するトムソン・ロイターがまとめた1月26日現在の ところが株式市場では、修正数値を発表した直後に売られることはあっても一時的にとどまるなど、大きく反応していない。 たとえば、22日に09年3月期見通しを赤字に修正したソニー(6758.T)は、発表後に売り優勢の展開となったが、12月4日の昨年来安値1717円を割り込むことなく反転。23日に下方修正を発表したコマツ(6301.T)も発表直後の26日こそ下落したものの、その後は地合いが好転したことも手伝って23日終値を上回る水準まで上昇している。前日に下方修正を発表したファナック(6954.T)は28日、朝方から堅調な展開となった。 直近3カ月間のトレンドから見ても、株価は大きく崩れる様子となっていない。第2四半期決算を発表する直前(昨年10月17日時点)の09年3月期アナリスト平均予想EPSは同8.4%減で、そこから今日まで大きく悪化した格好だが「ファンダメンタルズ面の急速な悪化は、昨年10月に日経平均が7000円を割り込んだ時点である程度織り込んでいた」(ピクテ投信投資顧問・ヘッドトレーダーの小野塚二也氏)という。そのため「今回の決算発表シーズンで下方修正が続出しても、下げ切らない可能性もある。持ちこたえる動きともなれば、相場は反騰色を強めることもあるのではないか」(小野塚氏)との見方も出ていた。 コスモ証券・エクイティ部副部長の清水三津雄氏は「4月─5月の本決算発表前に再度の下方修正リスクはあるが、今回の決算発表シーズンは今期の予想について出尽くしになるかどうか確認する局面になる。マーケットの関心は来期に移った」と指摘する。 2010年3月期アナリスト平均予想EPSは、1月26日時点で前年比15.8%増と、今のところ増益予想。底堅く推移する株価は、来期見通しをまだ織り込んでいないとの見方が支配的。市場には「世界各国の景気対策に対する期待が大きいほか、企業が進める合理化の効果も注目できる。対策については具体的な内容が明確ではないため、それに対する期待感と収益の悪化懸念が投資家心理の中で『綱引き』になっているようだ」(みずほインベスターズ証券・投資情報部部長の石川照久氏)といった声も出ていた。 しかし、個別でみた場合、輸出型を中心にアナリストが減益を予想する主力企業が少なくない。全体についても「足元の景況悪化はこれまでに体験していないような状況であるため、マーケットは来期予想も悪化を懸念している」(コスモ証券・清水氏)との指摘もあった。市場では「来期予想の概略が明らかになるにつれ、再び売られるリスクがある。第3四半期決算では、企業関係者が来期についてどう方向を示すかに市場の注目は集まるのではないか」(東洋証券・シニアストラテジストの児玉克彦氏)との指摘もあり、本格化する企業決算が焦点になってきた。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
<<LADY GAGA featuring Colby O'Donis - Just Dance | HOME |ファーストリテ<9983.T>、リンクセオリ<3373.T>完全子会社化目指しTOB>> 忍者ブログ [PR]
|