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2009 01,27 23:15 |
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金融業界の「暗闇」に透明性の光は届くか-ダボス会議、今週開催 金融業界は、透明性強化の取り組みに消極的なようだ。 サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)やクレジット・デフォルトスワップ(CDS)など透明性の低い市場で誕生し、醸成された金融危機。大恐慌以来の規模となった今回の危機により、資本主義の在り方が問われているが、今週始まる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に政治家とともに出席する金融業界関係者は、透明性強化の呼び掛けに簡単に応じそうにない。 ダボス会議に出席するノーベル経済学省受賞者で米コロンビア大学のジョゼフ・スティグリッツ教授は「金融システムは透明性を求める声に反発することになるだろう」と指摘。「市場参加者は、情報を力とカネと見なしており、透明性の低さを成功のための手段にしている」との見方を示した。 金融業界が透明性強化の要求に抵抗すれば、最終的に市場と政府の力関係のせめぎ合いとなり、世界経済の将来を左右する結果をもたらす可能性がある。世界的な景気不振が続き、オバマ米大統領が金融システムに対して「警戒の目」を光らせる方針を示すなか、新たな規則だけでは過去の過ちの繰り返しを十分に防ぐことができない恐れがある。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
米ゴールドマン・サックス・グループの元パートナーでダボス会議への出席経験があるロイ・スミス氏は「牙を抜かれた金融機関は今後数年のうちに同じ過ちを繰り返すことになるのではないか」と指摘。「ウォール街には有力プレーヤーが多い。どのように立ち回ればいいのかを熟知している」と語った。 かつて「超空の覇者」ともてはやされた金融業界関係者をダボス会議で待っているのは、1兆ドルを超える信用損失や資産評価損によって華やかさを失ったセミナーやパーティーだ。ドイツ銀行のヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は2年前まで、多くの投資銀行に「非常に明るい将来」が待っているとの見通しを示していた。そのドイツ銀行は昨年10-12月期に過去最大の赤字を計上した ダボス会議にもはや出席すらできない人たちもいる。出席予定だった米メリルリンチのジョン・セイン前CEOは今月22日に退任。昨年のダボス会議でリチャード・ファルドCEO(当時)が政府系ファンド(SWF)に関するパネル討論会に出席したリーマン・ブラザーズ・ホールディングスは消滅した。 PR |
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