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2008年基準地価、商業地の全国平均2年ぶり下落 ロイターNEWS 2008年 09月 18日 18:33 JST [東京 18日 ロイター] 国土交通省が18日発表した2008年7月1日時点の都道府県地価調査(基準地価)は、景気減速を背景に物件の選別が進み、東京都渋谷区などの都心でも前年比マイナスになるなど、商業地の全国平均が2年ぶりに下落した。 17年連続の下落となった住宅地も下げ幅が拡大し、全体として地価の持ち直し傾向に陰りがみられた。とりわけ08年に入ってからの変調が鮮明で、不動産をめぐる環境は1月以降の半年間で急速に悪化した。 全国平均は商業地が0.8%下落し、16年ぶりに上昇した前年から一転して地価を下げた。住宅地は1.2%の下落。17年連続で下落するとともに、前年からの下げ幅も5年ぶりに拡大した。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
東京圏は商業地が4.0%のプラスで、前年の12.1%から伸び率が縮小した。東京都区部はすべての区で上げ幅が縮小、もしくは下落した。ブランド力の高い銀座のある中央区や、東京メトロ・副都心線が開通した新宿区は平均10%前後の上昇率を維持したが、前回調査で一部地点の上昇率が30%を超えた港区などは、画地規模など投資対象としての条件が劣るとして上げ幅が大きく縮小した。渋谷区は平均で下落に転じた。 住宅地の上昇率も、前年の4.8%から1.6%に縮小した。番町など高級住宅街のある千代田区は7.7%の伸び率となったが、前年まで20%前後の高い上昇率を示した渋谷区、品川区、港区、目黒区は取引価格の高騰を背景に需要が減退し、下落に転じた。郊外もさいたま市や千葉市、横浜市などで鈍化傾向が鮮明になったほか、浦安市や市川市ではわずかに下落した。 鈍化傾向は08年に入ってから目立ち、商業地では07年7月1日─08年1月1日に9.6%上昇した千代田区丸の内3丁目が、08年1月1日─7月1日は3.6%の伸びに縮小。港区芝大門2丁目は9.6%の上昇から3.2%の下落に転じた。住宅地も港区六本木5丁目が7.3%の上昇から6.8%の下落となった。
大阪圏は商業地の上昇率が前年の8.0%から2.8%に、住宅地が2.9%から1.0%にそれぞれ縮小した。大阪市、京都市の商業地は収益性による物件選別が顕著となり、大阪市では大阪駅周辺や御堂筋沿いで15%を超す上昇率を維持したものの、中心の6区では中央区を除いて上げ幅が大幅に縮小した。 名古屋圏の商業地は1.9%、住宅地が1.5%のプラス。それぞれ前年の上昇率7.2%、2.4%から縮小した。名古屋市の商業地は、高層ビル建設で収益性の高まった名古屋駅周辺で上昇率が15%を超える地点があったが、全体では多くの地点で上げ幅が鈍化したり横ばいになった。刈谷市や安城市、豊田市では、自動車産業の好調が続いていたことを反映し、ほぼすべての地点で上昇した。 三大都市圏以外の地方圏は、商業地が2.5%、住宅地が2.1%それぞれ下落した。下落幅は引き続き縮小したものの、これまでに比べて縮小の度合いが小さくなった。地方ブロックの中核都市は、再開発が進む広島市が前回調査を上回る上げ幅となったものの、札幌市と仙台市、福岡市は上昇率が大幅に縮小した。静岡市と浜松市、沼津市、大津市、岡山市、松山市、那覇市は中心市街地の活性化や交通基盤の整備などを背景に上昇する一方、その他の地方は大規模商業施設の撤退などにより下落傾向が続いている。
全国で上昇率が最も高かった商業地は、仙台駅前でビルの建設が相次ぐ仙台市青葉区中央2丁目1番1外(中央2─1─1)の22.3%で、1平方メートル当たり334万円だった。住宅地は北海道虻田郡倶知安町字山田163番6の40.9%で、1平方メートル当たり3万1000円。スキーなどに訪れる外国人の増加でコンドミニアムの建設需要が拡大し、3年連続の首位となった。 また、基準地価が最も高かった商業地は東京都中央区銀座2丁目19外1筆(銀座2─6─7)の「明治屋銀座ビル」で、1平方メートル当たり3000万円(前年比18.6%増)。住宅地は東京都千代田区五番町12番6で、1平方メートル当たり340万円(同7.9%増)だった。それぞれ3年連続、13年連続で首位を堅持した。 PR |
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