必見！金利上昇局面で儲ける“厳選２５銘柄”

livedoor ニュース　2008年07月06日10時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/3716726/

●ネットキャッシュの額が大きい銘柄を！

　日経平均株価はダラダラ下がって１０連敗！

　２日も前日比１７６円安の１万３２８６円で引けた。実に４３年ぶりの珍事に泣きが入っている人は多いハズ。その一方で、確実に稼いでいるのは、「テーマ銘柄」に乗った人たちだ。

　今年「環境」で始まったテーマは、「資源」「円安」と移った。日経平均が年初から１３％下げる中で、テーマ銘柄は２、３割上昇した。この流れに逆らってはいけない。７月のテーマは「金利上昇」だ。住宅ローン金利が２カ月連続で上がり、当面この傾向が続く気配だ。

　狙っていい銘柄（東証１部）は何か。テーマ銘柄の動向に詳しい新光総合研究所クオンツアナリストの山本光孝氏に聞いた。

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「長期金利が継続して上昇していく局面は、過去約２０年の間に４回ありました。金利が上がると株高となり、つれて景気拡大につながる傾向が見て取れます。過去の事例から、こうした局面では電気機器、精密・ハイテク、鉱業・非鉄金属、証券などの業種の値上がりが目立ちます」

　ただ、これら業種なら何でもいいかというと留意したい点がある。

　金利が上昇し始めた頃は、「ネットキャッシュの額が大きい銘柄」を狙う方がいい。電気機器や医薬関連などがそうだ（別表Ａ群）。

　ネットキャッシュというのは、企業が蓄えた「現金・同等物」から「有利子負債」を引いた金額を指し、額の大きさがモノをいう。武田薬品工業のように１兆６０００億円ものネットキャッシュがあるところは、金利上昇の恩恵を存分に享受できる。企業の規模にもよるが、最低でも数百億円は欲しいところだ。

　次のタイミングは、インフレが顕著になった時。製品の価格アップが見込める非鉄関連、活発な投資が見込める証券などが有望という（別表Ｂ群）。

　ボーナスが入った今、それでも株をやるなら、ドロ沼相場に腐らず、“金利感度”が高い銘柄に賭けてみるのも一興だろう。

【厳選２５銘柄】

●Ａ群

ファナック

京セラ

信越化学工業

武田薬品工業

松下電器産業

ローム

村田製作所

キーエンス

アマダ

東京エレクトロン

ＴＤＫ

ＳＭＣ

ＳＡＮＫＹＯ

田辺三菱製薬

メディセオ・パルタック

スズケン

●Ｂ群

野村ホールディングス

大和証券グループ本社

新光証券

岡三ホールディングス

住友金属工業

住友電気工業

三菱マテリアル

古河電気工業

ＤＯＷＡホールディングス

【2008年7月3日掲載】