洞爺湖サミット：水問題で作業部会設置へ

毎日新聞社　2008年7月5日　2時30分
http://mainichi.jp/select/science/news/20080705k0000m010140000c.html

　７日から始まる北海道洞爺湖サミット（主要国首脳会議）で、
途上国の水資源問題を話し合う作業部会の設置で参加国が合意することが分かった。住民の健康や経済発展に大きな影響を持つ水資源の確保に関しては、０３年の仏エビアン・サミットで「Ｇ８（主要８カ国）水行動計画」が作成された。しかし、アフリカを中心に状況が改善しないため、対策強化に乗り出すことになった。

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　首脳宣言案では「適切な水の確保は、健康や持続的な経済成長、平和構築にもつながる」と指摘する。来年のイタリアでのサミットに向け、アフリカ南部とアジア太平洋地域を重点地域として「水に関する知識や技術の共有」「データの収集と利用」「砂漠化など温暖化への適応」といった必要な対策を通じ、支援を強化する。

　国連が定めた「ミレニアム開発目標」は、安全な飲料水を利用できない人口の割合を１５年までに半減すると規定する。だが、現在も途上国の約１１億人が安全な水が飲めないとされ、目標達成は困難な状況だ。

　日本は水や衛生の分野で最大の援助国。世界全体の約４割を占める。サミットで福田康夫首相は、日本の上下水道の高い技術を活用し、途上国に貢献する考えも表明する。

　サミットの議事日程も４日、固まった。７日はＧ８とアフリカ７カ国が参加する拡大会合で、アフリカ、開発と食糧が議題となる。８日はＧ８の本体会合を開き、原油高、温暖化、食糧や、北朝鮮など政治問題を話し合う。９日は中国、インドなども参加して温暖化対策を話し合う主要経済国会合が開かれる。
【鵜塚健】
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･･･って事で、海水淡水化や、超純水製造装置等の関連銘柄を注視ですね！