2/4 『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

■軽の車検証で記載ミス＝燃費性能、実際より高く表示－検査協会
軽自動車検査協会は1日、1998年10月から2001年9月までに国土交通省の型式指定を受け、05年9月までに新車検査を受けた三菱<7211>「ミニカ」、スズキ<7269>「アルト」、ダイハツ<7262>「ミラ」など計36万4200台の車検証の記載に誤りがあったと発表した。燃費基準達成レベルについての記載で、実際より高い性能が表示されている。自動車取得税が本来より低く課税される恐れがあったが、実際にはそうした例はなかったという。

△旭化成<3407>、アクリルラテックスを値上げ
旭化成ケミカルズ（東京）は1日、塗料原料アクリルラテックスの価格を21日出荷分から1キロ当たり15―30円引き上げると発表した。原料価格が高騰し、事業採算が厳しくなっているため。

△大日本インキ<4631>、インドに工場建設＝09年7月稼働予定、投資額35億円
大日本インキ化学工業は1日、本や雑誌、チラシなどに使う印刷インキの新工場を、インドのグジャラート州ダヘジ経済特別区域に建設すると発表した。投資額は約35億円。アジアでは中国の南通工場（江蘇省南通市、年産1万1000トン）に続く2カ所目の大規模生産拠点となる。　

▼西日本シティ銀行<8327>のサブプライム損失2．5億円＝07年4―12月決算
連結経常利益は前年同期比23．6％減の262億7000万円、連結最終利益は同36．4％減の115億9900万円。業務純益は368億円。サブプライム関連損失は2億5000万円。12月末時点の金融再生法開示基準の不良債権残高は1966億円。総与信額に占める比率は4．2％。四半期の連結自己資本比率は公表していない。　

△エーザイ<4523>、日米2カ国で戦略投資を強化＝内藤社長
米製薬会社MGIファーマを買収したエーザイの内藤晴夫社長は1日の決算発表会見で、今後も日本と米国で戦略投資を強化する考えを示した。内藤社長は「BRICs（ブラジル、ロシア、インド、中国）が米国と対等の市場になったり、米国と同じ医薬品クラスターが形成されたりということが、今後10年間に起きるとは思わない。日米2市場で一層投資し、基盤を強力なものにする方が戦略上優先順位が高い」と述べた。　

△海外販売伸び、3社が増収増益＝製薬大手4社の4―12月期決算
武田薬品工業<4502>など製薬大手4社の2007年4―12月期連結決算が1日、出そろった。海外を中心に主力品の販売が伸びたことに加え、円安効果もあり3社が増収増益となった。
唯一減収の第一三共<4568>も、前年に比べ事業統合関連損失が大幅に減少し、増益を確保した。

△日航<9205>、国際線を拡充・国内3路線新設＝08年度、再建から攻勢へ
日本航空は1日、2008年度の事業計画で、成田―韓国・釜山線を1日2便に倍増するほか、羽田発着チャーター便の増強など国際線を拡充すると発表した。国内線は来年3月開港の静岡空港発着など3路線を新設。経営再建から攻勢へ転じる布石としたい考えだ。

△三菱東京UFJ<8306>銀と近鉄<9041>が乗車券機能付きICクレジットカード発行
三菱東京UFJ銀行と近畿日本鉄道は1日、同行のキャッシュカード、クレジットカードに近鉄の発行するIC乗車券の機能を組み合わせた提携カード「ICクレジットカードKIPS『三菱東京UFJ―VISA』」の取り扱いを4日から開始すると発表した。　

■イビデン<4062>、米子会社を解散
イビデンは1日、米子会社のイビデンサーキットオブアメリカ（ICA、イリノイ州）を解散すると発表した。9月末までに清算を完了する。ICAは米国で電子関連製品の試作製造を主な事業としているが、情報移転技術の進化により、日本での試作開発が可能となったためとしている。　
（時事通信）

▼公衆電話　先月末から一部不通　ＮＴＴ<9432>東・西日本で
ＮＴＴ東日本と西日本は１日、全国の公衆電話の約０．８％にあたる２６９３台が１月３１日午前９時ごろから不通となっていると発表した。不通になったのはすべて同じ機種だったため、電話機に不具合が生じた可能性があるとしている。不通になったのは全国約３３万６０００台の公衆電話のうち、ＮＴＴ東管内の２１０６台とＮＴＴ西管内の５８７台で、いずれも０５年２月以降設置された緑色の公衆電話機だった。

△ＪＡＬ<9205>　路線見直しなどで収益７０億円改善へ
経営再建中の日本航空（ＪＡＬ）は１日、０８年度の路線便数・機材計画を発表した。路線の見直しや１９機の機材更新などで収益力を高め、０７年度比７０億円の収益改善効果を見込む。国際線は成田からニューヨークやパリなど需要が見込める路線を増便。成田－ニューヨーク、サンフランシスコの２路線で８、９月から、ファーストクラスとエグゼクティブクラスに新型シートを投入するなどで、３０億円の改善を予想している。国内線は名古屋空港に国内初の小型ジェット機を導入するほか、０９年３月開港予定の静岡空港で２路線を開設。既に公表した不採算２路線の廃止と合わせ、３０億円の改善見込み。貨物も路線の見直しなどで１０億円の改善を見込む。

△イオン<8267>　電子マネーで三井住友<8316>カードと業務提携
イオンは１日、同社の電子マネー「ＷＡＯＮ（ワオン）」で、三井住友カードと業務提携したと発表した。三井住友カードの会員向けに、ワオンの電子マネー機能を搭載した子カードを発行する。イオングループのスーパーでの買い物に応じてポイントがたまるなどの特典を用意する。
三井住友カードはＮＴＴドコモ<9437>と、後払い式の電子マネー「ｉＤ」の展開を進めており、ｉＤとワオンが両方使える読み取り端末を開発。主に三井住友カードの加盟店に働きかけて、ワオンも使える店を増やす。０８年度中に２万店の加盟を目指す。

△松下電器産業<6752>　ＶＩＥＲＡケータイなど７機種発売へ
松下電器産業は、ワンセグ（携帯機器向けの地上デジタル放送）を高画質で楽しめる「ＶＩＥＲＡ（ビエラ）ケータイ」２機種を含む春商戦向け７機種を今月、順次発売する。ＮＴＴドコモ向けに２月下旬から出荷する「Ｐ９０５ｉＴＶ」は、同社のテレビ技術を生かし、３．５インチの液晶画面で高画質の映像が視聴できるようにした。本体の内蔵メモリーに最大約５時間録画でき、寝室などでも視聴できるように充電器にはスピーカーを備えた。
ソフトバンク<9984>モバイル向けにも初めて投入し、「９２０Ｐ」を２月下旬から出荷する。
（毎日新聞）

▼トラック荷台製造の新明和工業<7224>、ブレーキ性能試験せず出荷
トラックの荷台部分などを製造する架装メーカー「新明和工業」（本社・兵庫県宝塚市）が、道路運送車両法で義務づけられたブレーキと速度計の性能試験を行わずに小型ダンプカー（２～３トンクラス）を市場に出荷していたことが１日、国土交通省の調べでわかった。製造工程の時間短縮が狙いだったとみられ、不正は２００４年ごろから昨年まで続いていた。事故の報告はないが、同社は約２万９０００台を無償点検する。国が事前審査で一括の型式指定を与えた車両については、メーカーが新車一台ごとに自社でブレーキなどの性能試験を行い、完成検査終了証を発行することで、新規登録時の車検手続きを簡略化している。新明和工業は検査書類に根拠のない数値を記入して検査実施を偽装しており、同省は「制度を揺るがす問題で、メーカーとしてあるまじき悪質な行為」と批判している。記者会見した同社の金木忠社長は、不正について、「生産台数の増加で検査が追いつかなくなった工場の検査担当者が自己判断で０４年７月ごろから始めた」と釈明し、会社ぐるみを否定した。ブレーキと速度計の試験を省略したのは、他の検査項目に比べ時間がかかるからだという。この担当者は、０５年に直属の課長に検査の未実施を告白したが、課長は特に問題にしなかったため不正は継続した。０７年１月になって検査現場を目撃した別の課長が担当者を問いつめて不正をやめさせたが、工場長らに知らせなかった。　金木社長は「生産効率を重視する余り、検査工程に十分な時間を与えず、担当者に無用な圧力をかけていた。作業実態もチェックせず、会社として検査自体を軽視していた面はある」と謝罪した。同省は０４年以前についても再調査を指示した。小型ダンプカーの車体は別の自動車メーカーが製造し、新明和工業に引き渡す前にブレーキ試験も行っていることから、同省では「ただちに事故に結びつくような安全上の問題はない」とみている。
（読売新聞）

△ネット動画「投信TV」で情報提供スタート　東京海上日動火災（ミレアＨＤ<8766>）
東京海上日動火災保険は2008年1月31日から、自社で取り扱う投資信託の情報をインターネットの映像でわかりやすく提供するウェブ動画サイト「投信TV」をスタートさせた。「パンフレットでは言葉が難解で、ポイントがよくわからない」などのお客の声に応え、同社の投信担当者や専門家によるインタビューをまじえて、商品の考え方やメリットとリスクなどを分かりやすく説明する。また、専門家の立場から投信商品への意見や、購入に当たっての留意点などをコメントし、動画のもつ直接的なメッセージ性を活かしていく方針。「投信TV」は当初、世界債券分散ファンド「賢者の扉」や「未来設計ファンド」など５つの商品でスタートし、今後は投資環境にマッチした商品を追加していく予定。

△「ヴィッツ」に特別仕様車「F"Limited"」 トヨタ<6758>
トヨタは、「ヴィッツ」に特別仕様車「F"Limited"」を設定、1月28日から販売を始めた。Ｆグレードをベースに、ロービーム/オートレベリング機能付きディスチャージヘッドランプ、スマートエントリー＆スタートシステム、およびエンジンイモビライザーシステムを特別装備。また、インサイドドアハンドルなどにめっき加飾を施して質感を高めたという。価格は123万9000円～147万円。

△「ペン回し」専用ボールペン タカラトミー<7867>
タカラトミーは、ペン回し専用に開発したボールペン「PEN'Z GEAR(ペンズギア)」を2008年2月21日から発売する。同社が08年1月31日に発表した。「日本ペン回し協会」との共同開発で、重心をペンの中心に置いたり、重量を通常のペンよりも増やしてバランスを取りやすくするなどして「回しやすさ」を追及した。通常のボールペンとしても使用できる。全12種類の発売で、価格はそれぞれ525円。教材DVDとボールペン2本がセットになった「ペンスピニングDVDセット」2種類も同時発売され、価格はそれぞれ1575円。

△新感覚！温めないレトルトカレー　江崎グリコ<2206>
江崎グリコは、「ちょい食べカレー」「ちょい食べハヤシ」を2008年2月19日から首都圏（関東、甲信越、静岡県）で発売する。この商品は、スティックタイプのパウチ（袋）に30gのレトルト食品を封入しているのが特徴。常温でも固まりにくい油脂を使用しており、温めずにそのまま食べることができる。小型なので、持ち運ぶのにも便利だ。「ちょい食べカレー」は、野菜や果実、牛挽き肉の旨みが溶け込んでいる。「ちょい食べハヤシ」は、玉ねぎとトマトをベースに牛挽き肉の旨みが溶け込んだ「ハヤシライスソース」。30g、4本入り。価格は税別220円。

△「iPod対応」真空管搭載アンプとスピーカー　Lars & Ivan
丸紅<8002>インフォテックは、香港のデザイナーズブランド「Lars & Ivan」（ラース・アンド・イヴァン）のiPod対応真空管搭載アンプなど3機種を2008年2月9日から発売する。売り出すのは、iPodに対応し、真空管を搭載したアンプ「PA40Ti」と、スピーカー「BoBo Speakers」、「CUBE-S Speakers」。「PA40Ti」は真空管と半導体をともに内蔵し、真空管ならではの温かみのあるサウンドを楽しむことのできるハイブリッドアンプ。iPod以外の外部入力にも対応するほか、レコード用の入力端子も搭載した。ホワイトとシルバーの二色を展開する。「BoBo Speakers」は透明なアクリルフレームを素材に使い、透明感のある音響特性を持つという。また、「CUBE-S Speakers」は立方体の木製キャビネット表面に8層の塗装を施した「見た目にもシンプルなスピーカー」。ダイナミックなサウンドが特徴だという。店頭想定価格は、「PA40Ti」が4万4800円、「BoBo Speakers」が1万9800円、「CUBE-S Speakers」が3万4800円。

△使いやすい「クローゼット」つき賃貸住宅　大和ハウス<1925>
大和ハウス工業は2008年2月1日から、オリジナル収納システム「しまいごこちユニット　ワンステップクローゼット」を、ファミリー向けの賃貸住宅3商品に標準採用する。アメニティアドバイザーでインテリアコーディネーターの近藤典子さんのアイデアをカタチにした。このクローゼットは、モノの出し入れがしやすく、棚板やパイプのレイアウトを入居者の暮らし方にあわせて変えられる。住む人の視点で考えた「しまいごこちのよさ」が特徴だ。これまでは一戸建て住宅や分譲マンション、増改築向けに展開してきたが、新たに賃貸住宅向けにも用意した。賃貸用の一般的なクローゼットスペース（一間分）でも広く使えるように、クローゼット内の空間活用を工夫した。構造は、ハンガーパイプ3本、可動式棚板2枚、ハングバー2本。導入する3商品は、「セジュール　ウィルモア」「セジュール　ウィルコート」「セジュール　ローズコート」。

△北京五輪をめざす「チーム・インテリジェンス<4757>」を特設サイトで応援　その想いをELTが歌に
総合人材サービスを展開するインテリジェンスは、北京オリンピック日本代表をめざす8人のアスリート「チーム・インテリジェンス」の特設サイトを、2008年2月1日にリニューアルした。「はたらくを楽しもう（TM）」のブランドスローガンを掲げる同社が、北京オリンピックをめざすアスリートの中から、とくに自らの夢や想い、目標に対して「前向きな意思をもって取り組み、それを楽しもう」とする姿に共感できるアスリートを選んで「チーム・インテリジェンス」を組織した。メンバーは、陸上・ハードルの為末大選手（アジア・パートナーシップ・ファンド所属）や柔道の鈴木桂治選手（平成管財所属）、トランポリンの上山容弘選手（大阪体育大学大学院）、トライアスロンの福井英郎選手（トヨタ車体所属）、水泳の柴田亜衣選手（チームarena所属）、ソフトボールの斎藤春香ヘッドコーチ（日本ソフトボール協会）、テニスの杉山愛選手（ワコール所属）と森田あゆみ選手（キヤノン所属）の8人。北京オリンピックの開催まであと190日を切って、日本代表の選考もいよいよ佳境に入ってくるので特設サイトを装いを新たに本格稼働する。「チーム・インテリジェンス」のトピックスやキャンペーン情報を掲載するほか、1日からは8人の選手たちが「特別ブログ」を展開。選手たちの練習のようすやオリンピックへの熱い思い、さまざまなエピソードを綴る。ブログは為末選手からスタート、随時更新する予定。また、選手への応援メッセージをオリンピック終了まで募集。このうち2月末までに届いたメッセージは、アーティストのEvery Little Thing（ELT）がその想いを受け止めて応援ソングを制作、選手たちに「声」を届ける。2月16日からはフジテレビ系列の全国ネットに選手に密着したドキュメンタリー風CM「カウントダウン」篇を毎回異なる素材でオンエアして、アスリートたちの「夢の舞台」を後押ししていく。

△花粉がつきにくい「トラベルジャケット」　ミズノ<8022>
ミズノは、花粉がつきにくい「ミズノ アレルビート トラベルジャケット」を2008年2月10日から発売する。このジャケットは、小松精練株式会社の花粉対策加工「アレルビート」を採用し、耐久撥水加工が施されている。そうすることで、花粉を付きにくくしている。水洗いを20回繰り返しても性能が持続する、とのこと。ほかに、「アレルビート」を採用したパンツやハットも発売する。価格は1万6590円。
（J-CASTニュース）

△ブログ妖精「ココロ」さんの落とし物を見つけよう
ニフティ<3828>は2月1日、ブログパーツ「ブログ妖精 ココロ」のオンラインイベントを始めた。「ココロの落し物、知りませんか？」と困った様子のココロのヒントを頼りに落とし物を見つけると、プレゼントがもらえる。イベントは15日まで。ココロは、イラストレーターの駒都えーじさんが描いたキャラクターが、ブログの記事やニュース記事、人気のキーワードを自動的に読み込んで会話できるブログパーツ。ニフティのブログパーツポータル「BlogPartsGarden」で12月に公開し、約8000人が使っている。

△35ミリフルサイズ「α」は年内発売　ソニー<6758>が明らかに
ソニーは2月1日、デジタル一眼レフカメラ「α」の新製品として、35ミリフルサイズセンサーを搭載したフラッグシップモデルを2008年内に発売する計画を明らかにした。ソニーが自社開発したCMOSセンサーを搭載する。サイズは銀塩35ミリフィルムとほぼ同じ対角43.3ミリ（2.7インチ）サイズで、有効画素数は2481万画素（6104×4064ピクセル）。フルサイズセンサーながら、ボディ内蔵方式の手ブレ補正機能を搭載するという。専用縦位置グリップ、新型の外付けフラッシュも発売する予定。フルサイズセンサーは、銀塩35ミリフィルムカメラ用のレンズを装着すれば、銀塩フィルムと同じ画角で撮影できるのが特徴だ。現在の各社の一般的なデジタル一眼レフの場合、センサーは35ミリフィルムサイズより小さい「APS-C」サイズ。このため、35ミリ用レンズを装着すると、実際の焦点距離より約1.6倍相当の画角（28ミリレンズの場合は45ミリ相当）になってしまう。フルサイズセンサーなら、35ミリ用レンズが持つ画角やボケをそのまま生かした撮影が可能になる。ただ、大型センサーは高価なため、現在フルサイズセンサーを搭載しているデジタルカメラは、ニコンのフラッグシップモデル「D3」やキヤノンの「EOS-1Ds Mark III」「EOS 5D」など、プロ・ハイアマチュア向けの一部機種にとどまっている。同社は「デジタル一眼レフでシェア10％を確保し、3番手の位置を固めたい」と目標を掲げている。この日発表したエントリーモデル2機種「α350」「α200」と昨年発売の中級機「α700」に加え、“カメラメーカーの顔”とも言えるフラッグシップモデルの投入で、ニコン、キヤノンの2強に肩を並べられるフルラインアップ化を目指す。
（ITmedia News）

△三菱化学（三菱ケミカルＨＤ<4188>）、合成エタノール事業の完全子会社を４月に吸収合併
三菱化学は１日、合成エタノール事業を手がける完全子会社の日本エタノール（東京都千代田区）を４月１日に吸収合併すると発表した。三菱化学が同事業を直接運営することで、石油化学事業との連携を強化し、事業効率を高める狙い。日本エタノールの０７年３月期売上高は６１億円。

△コスモ石油<5007>、カタールで原油生産を拡大
コスモ石油はカタールの油田で原油生産を拡大する。同社が子会社を通じて出資するカタール石油開発が権益を持つカタール沖合東南第１鉱区では０６年から日量５０００バレルを生産しているが、新たに「Ａ構造南部油田」を開発することでカタール政府と合意した。２０１０年に日量３０００バレルを追加生産する。同社では既存油田でも３月までに同１万バレルへ拡大するため、Ａ構造南部油田が加われば合計１万３０００バレルとなる。新規油田の開発には約１００億円を投じる計画。既存油田で採用している、原油生産にともなって発生する随伴ガスを地中に戻す環境対策を同油田にも取り入れる。

△ＫＤＤＩ<9433>、船舶向け衛星通信サービスを開始
ＫＤＤＩは日本船籍の船舶向けに衛星を利用した通信サービス「インマルサットフリーブロードバンドサービス」の提供を始めた。音声通話、最大毎秒４３２キロビットのデータ通信などが利用できる。料金は音声通話が６秒あたり１７円、データ通信は１キロパケットあたり１・５５円など。受信アンテナを従来より小型軽量化し、小型船舶にも導入しやすくした。

△ダイキン工業<6367>、ダイキンスウェーデン社を設立
ダイキン工業は１日付でスウェーデン・ストックホルム市に暖房・空調機器販売会社「ダイキンスウェーデン」を設立した。子会社のダイキンヨーロッパ（ベルギー・オステンド市）が出資関係のあった「スベンスカダイキン」の全株式を取得した。２０１０年にスウェーデンで約３８億円の売り上げを目指す。環境意識の高いスウェーデンで、ダイキンがヨーロッパで展開する環境性能の高いヒートポンプ式の暖房機器「アルテルマ」の需要が高まると判断した。２営業所を開設し、暖房機器に特化した販売店を展開する。
（日刊工業新聞）

△川崎近海汽船<9179>は３Ｑ業績を開示、フェリー部門の営業活性化奏功し業績好調に大きく寄与
川崎近海汽船の第３四半期業績は純益が前年同期比１．５倍になるなど大幅な増収増益で通期業績好調を裏付け、市況が軟調な中にあって同社の株価は堅調で２月１日終値９円高の４４４円の戻り歩調となった。部門別業績は、近海部門は不定期船部門で、輸送量は増加傾向で市況は高水準で推移し、定期船部門は往航のタイ向け鋼材輸送量が好調な反面、復航の合板輸送が、港頭在庫の増加、新規住宅着工率の低下が響き輸送量は減少したが、ばら積貨物輸送を積極的に取り込み連結売上高は１４７億６５百万円と前年同期比１７．１％の増収となった。内航部門は不定期船部門では、粗鋼生産が高水準で推移するなか昨年１０月には大型石灰石専用船「美津川丸」の竣工で輸送力増に寄与、定期船部門では、紙専用船は長期契約により安定した輸送量を確保した。国内定期航路でも船舶の入替えを実施、常陸那珂航路に「ほっかいどう丸」を投入船腹の効率化を図り、同部門の連結売上高は１１０億３４百万円と前年同期比２．０％の増収となった。「フェリー部門」は八戸／苫小牧航路を一昨年１２月、１日４便体制に増便し、営業活動を活性化した結果、輸送量が大幅に増加し、さらに小牧発の運航ダイヤの一部変更で八戸到着を２時間早めるなど顧客の利便性の向上、東京／苫小牧航路で昨年１０月から「げんかい」を投入と苫小牧発の時間帯を延長し輸送量の増加を図った結果、同部門の連結売上高は８７億１２百万円と前年同期に比べて５９．８％の増収となった。グループ全体の同期連結業績は売上高３４，５８０百万円（前年同期比１９．４％増）、営業利益３，１６５百万円（同３２．５％増）、経常利益２，９５０百万円（同３１．３％増）、当期純利益１，９７７百万円（同５３．３％増）となった。

▼中部電力<9502>が連日安値、通期経常利益は前年比３０％減
中部電力が、８０円安の２６１０円まで売られ連日の昨年来安値更新となっている。前日に２００８年３月期第３四半期決算と通期業績予想の修正を発表、下方修正したことで失望売りが出ている。原油価格の想定を１バレル６９ドルから７７ドルに変更し、経常利益が前回予想を２００億円下回る１２５０億円（前期比３０％減）と減益幅が拡大する見通し。電力株のなかで唯一安値更新となっているのは、四季報で浜岡原発５号機タービン事故の復旧費用は全額を製造元の日立製作所が負担、火力代替による逸失利益負担は協議継続としており、この件が解決されないうちは底打ち確認とはいかないようだ。

△双信電機<6938>はＰＥＲ８倍台・ＰＢＲ０．５倍台と割安、「ブルートゥース」での成長に期待
双信電機は去る１月２２日に安値４２１円まであったが、急速に戻りに転じ、この日は５３４円まであった。０８年３月期の第３四半期での１株当り純資産は９３５．９円、この日の株価で計算したＰＢＲは０．５７倍にすぎない。一方の業績は、０８年３月期は薄型テレビの後工程受託が相手先企業の都合で無くなったため通期で売上３億円、利益で１億円程度が期初予想に対し減額となったことで下方修正となっているが、それでも営業利益１５億円（０７年３月期１５億８７００万円）と高水準をキープ。予想１株利益は６０．９円でＰＥＲはこちらも８．７倍と割安圏。創業７０周年で増配も期待できる。中間期末で有利子負債２億９３００万円に対し現金預金が６億６８００万円と財務内容も優秀。パソコンの周辺機器や携帯電話、デジタルカメラなどの機器をケーブルを使わないで電波によってデータをやり取りするブルートゥース関連の第１人者で今後の伸びに大いに期待できる。ただ、期待の強い分、信用買残が多い。それだけ上値にシコリがあるため、しばらくは５００円程度での底固めとみられるが、中期投資には紹介した通り投資指標が割安のため絶好の買い場と判断していい。
（証券日刊新聞）

■ゼンテック<4296> 第3四半期業績 通期予想据え置き
ゼンテックは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高89億円（前予想23.3％増）、経常利益1.23億円（同56％増）、当期純利益0.74億円（同71.4％減）、通期予想は、当期純利益7.5億円と従来予想を据え置きした。

▼ユニオンＨＤ<7736> 1851万株の第3者割当 6150万株分の新株予約権も発行
ユニオンＨＤは、新株1851万株4億6853万5000円・新株予約権6150万5022株分・5億7909万6000円の新株予約権の第3者割当を発表した。割当先はＩＡＢｊａｐａｎに大部分割り当てるとしている。新株予約権の行使価格は1株30円固定。

□ダイセル化学<4202> 第3四半期業績 通期予想据え置き
ダイセル化学は、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高3084億円（前年同期比9.6％増）、経常利益239億円（同9.8％減）、当期純利益120億円（同9.9％減）。通期業績予想は、当期純利益180億円と従来予想を据え置きした。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益175億円。

△日産車体<7222> 上方修正
日産車体は、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高6060億円（前予想5800億円）、経常利益345億円（同250億円）、当期純利益169億円（同112億円）。市場予想は、四季報で当期純利益112億円。

▼イビデン<4062> 下方修正
イビデンは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高4300億円（前予想4350億円）、経常利益710億円（同775億円）、当期純利益480億円（同525億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益546億円。

■ キーエンス<6861> 第3四半期業績 通期予想据え置き
キーエンスは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高1445億円（前年同期比9％増）、経常利益756億円（同8％増）、当期純利益456億円（同8.6％増）。通期業績予想は、当期純利益620億円と従来予想を据え置きした。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益631億円。

▼ブラザー<6448> 経常利益下方修正
ブラザーは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高5700億円（前予想5850億円）、経常利益420億円（同430億円）、当期純利益250億円（同250億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで経常利益434億円、当期純利益262億円。

■日産<7201> 第3四半期業績 通期予想据え置き
日産は、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高78346億円（前年同期比13.9％増）、経常利益5618億円（同4.4％増）、当期純利益3446億円（同9％減）。通期業績予想は、当期純利益4800億円と従来予想を据え置きした。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益4828億円。

□シャープ<6753> 第3四半期業績 通期予想据え置き
シャープは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高9212億円（前年同期比12.3％増)、経常利益486億円（同5.6％増）、当期純利益295億円（同3.8％増）。通期業績予想は、当期純利益1050億円と従来予想を据え置きした。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益1013億円。

■日本電産<6594> 第3四半期業績 通期予想据え置き
日本電産は、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高5589億円（前年同期比21.7％増）、経常利益536億円（同5.8％増）、当期純利益343億円（同14.1％増）、市場予想は、当期純利益450億円従来予想を据え置きした。クイックコンセンサスで当期純利益476億円。

■レオパレス２１<8848> 第3四半期業績 通期据え置き
レオパレス21は、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高4264億円（前年同期比1.9％増）、経常利益285億円（同23.4％減）、当期純利益131億円赤字（同205億円黒字）。通期業績予想は、当期純利益165億円と従来予想を据え置きした。クイックコンセンサスで当期純利益165億円。

▼学研<9470> 下方修正
学研は、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。原価率が予想を上回った事や、基幹システムの導入の遅れによるコスト増、棚卸資産の見直しによる評価損拡大、特別退職金の特損計上で、下方修正となった。売上高790億円（前予想802億円）、経常利益21億円赤字（同4億円赤字）、当期純利益31億円赤字（同4億円赤字）。

□ＩＨＩ<7013> 第3四半期業績 通期予想据え置き
ＩＨＩは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高8588億円（前年同期比11.5％増）、経常利益550億円赤字（前年同期84億円赤字）、当期純利益112億円（同86億円赤字）。通期業績予想は、260億円と従来予想を据え置きした。クイックコンセンサスで当期純利益241億円。

△日本サーボ<6585> 上方修正
日本サーボは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高330億円（前予想320億円）、経常利益13.5億円（同9億円）、当期純利益12億円（同8.5億円）、期末年間配当5円（同無配。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益11.29億円。

□クラリオン<6796> 第3四半期業績 通期予想据え置き
クラリオンは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高1848億円（前年同期比37.7％増）、経常利益35億円（同145.8％増）、当期純利益9.53億円（前年同期7.9億円赤字）。通期業績予想は、当期純利益10億円で従来予想を据え置きした。クイックコンセンサスで当期純利益10.38億円。

■フォスター電機<6794> 第3四半期業績 通期予想据え置き
フォスター電機は、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高679億円（前年同期比20.5％増）、経常利益68億円（同83.3％増）、当期純利益41億円（同88.8％増）。通期業績予想は、当期純利益43億円と従来予想を据え置きした。クイックコンセンサスで当期純利益47億

□カシオ<6952> 第3四半期業績 通期予想据え置き
カシオは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高4904億円（前年同期比0.6％増）、経常利益204億円（同26.9％減）、当期純利益108億円（同35.9％減）。通期業績予想は、当期純利益175億円で従来予想を据え置きした。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益173億円。

△ミネベア<6479> 上方修正
ミネベアは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高3550億円（前予想3350億円）、経常利益270億円（同250億円）、当期純利益160億円（同150億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益161億円。

▼ディスコ<6146> 下方修正 減配
ディスコは、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高945億円（前予想972億円）、経常利益210億円（同219億円）、当期純利益123億円（同128億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益129億円。

□エーザイ<4523> 第3四半期業績 通期予想据え置き
エーザイは、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高1967億円（前年同期比8.5％増）、経常利益367億円（同1.8％増）、当期純利益241億円（同3.5％増）。通期業績予想はは、、MGI PHARMA, INC.買収に伴う影響が確定してない事で、従来予想の当期純利益785億円を据え置きした。クイックコンセンサスで当期純利益785億円。

△アステラス製薬<4503> 上方修正 市場予想上回る
アステラス製薬は、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高9710億円（前予想9680億円）、経常利益2840億円（同2660億円）、当期純利益1750億円（同1580億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益1591億円。

△日東電工<6988> 上方修正 市場予想上回る
日東電工は、2008年3月通期連結予想の修正を発表した。売上高7500億円（前予想7520億円）、経常利益730億円（同670億円）、当期純利益470億円（同450億円）。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益467億円。

□東海理化<6995> 第3四半期業績 通期予想据え置き
東海理化は、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高3278億円（前年同期比13.1％増）、経常利益268億円(同54.9％増）、当期純利益184億円（同70.5％増）。通期業績予想は、当期純利益234億円で従来予想を据え置きした。市場予想は、クイックコンセンサスで当期純利益237億円。

■東光<6801> 第3四半期業績 通期予想据え置き
東光は、2007年12月連結第3四半期業績を発表した。売上高452億円（前年同期比3％増）、経常利益2.31億円（同64.3％減）、当期純利益2.17億円赤字。通期業績予想は、従来予想の当期純利益1億円で据え置きした。
（證券新報）