12/27 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

□オートバックスセブン<9832>　取締役８人の報酬を減額処分
自動車用品販売最大手のオートバックスセブンが約６５０億円の転換社債型新株予約権付き社債（ＣＢ）の払い込みを巡り、不適切な情報開示を行った問題で、同社は２６日、住野公一最高経営責任者（ＣＥＯ）の月額報酬を３カ月間３０％カットするなど、取締役８人全員の報酬を減額する処分を発表した。同社は１１月、ＣＢ引受先の英系投資会社から「払い込みの手続きをしている」との連絡を受けただけで、入金を確認せず「払い込みが完了した」と発表し、その後訂正した。

▼作業車9台を車両ごと交換＝動力伝達装置の不具合で－いすゞ<7202>
いすゞ自動車は26日、5月から11月までに製造された作業車「フォワード」39台の動力伝達装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール（回収・無償修理）を届け出た。作業用の動力を取り出す装置のベアリングの強度が不足しており、作業中に車が突然走りだす恐れがある。原則として装置を交換する措置を取るが、交換ができない型式の9台については、車両ごと別の車と交換する。車両全体を交換する内容のリコールは初めてという。

■ＪＲ東<9020>　料金取り過ぎ　中央線塩尻－岡谷間で約１１万円分
ＪＲ東日本は２６日、長野県内の中央線塩尻－岡谷間を通過する乗車券や定期券など３０４枚で計１１万８７６０円の料金を取り過ぎていたと発表した。自動券売機の機能に設定ミスがあったため。３０４枚が売られたのは長野、山梨、東京など９都県の５７駅など。問い合わせはＪＲ東日本０１２０・０１０・７６２（２７日から）。

▼電動ベッド　４歳男児が挟まれ窒息死　製品に不具合か
電動リクライニングベッドのマットと木製ヘッドガードの間に首を挟まれ、４歳男児が窒息死する事故が起きていたことが分かった。国民生活センターが２６日、発表した。同センターでは製品に不具合があった可能性もあるとみて調べている。同センターによると、事故は今月９日、愛知県内で起きた。午後２時ごろ、父親が自宅居間のベッド下にしゃがみこんだ格好で、首を横向きに挟まれている男児を発見。男児は搬送先の病院で死亡が確認された。ベッドは母親が体調不良時に使用していた。同センターによると、ベッドは中国製で、縦約２メートル、横約１メートル３０。ベッド枠の中央部分からコードがのび、リモコンが付いている。
「ネオ・ユニバーサル」の商品名で、通信販売会社のベルーナ<9997>（埼玉県上尾市）が輸入・販売。男児宅では０５年１２月、インターネット通販で４万円で購入したという。リモコンはマットの昇降ボタンが付いているだけで、電源スイッチはなし。ボタン操作で、上半身と下半身がそれぞれ約４５度昇降する。父親によると、これまでリモコンを軽く振るだけでマットが動くことがあった。同センターが男児宅で調査中も、リモコンに触れないのに突然、マットが下がり始めることがあったという。同センターは事故品の提供を受け、原因を詳しく調べる。ベルーナによると、このベッドは０５年４月に販売開始。７３６台が売れたが、ほかに事故の報告はない。同社は同型商品の販売を中止し、購入者には注意を呼びかける文書を発送した。
同センターによると、類似の死亡事故としては０３年、介護用ベッドの利用者が、側面のレールとベッドに首を挟まれ窒息死する事故が起きている。

△新日本石油<5001>　ビル７棟を売却
新日本石油は２６日、自社と関連関連会社が所有する東京・渋谷や横浜市などのビル７棟を、三菱地所などが出資する特別目的会社に４２３億円で売却すると発表した。１月末をめどに売却し、９月末時点で１兆２３９２億円ある有利子負債の返済に充てる。
（毎日新聞）

▼「カシミヤ７０％」実際は０％、衣料販売会社に排除命令
ストールの原材料をカシミヤ７０％と表示しながら実際には全く使っていなかったとして、公正取引委員会は２６日、
衣料品販売「ユナイテッドアローズ<7606>」（東京都渋谷区）に景品表示法違反（優良誤認）で排除命令を出した。公取委によると、同社は昨年６月～今年９月ごろ、カシミヤを使っていないネパール製のストール６種類（全２６色）の下げ札に「カシミヤ７０％」と表示し、計１０４３点（１３６５万円相当）を販売した。この商品の原材料は毛やシルク、ナイロンで、同社は「卸業者からカシミヤ７０％と売り込まれて、信用した」と説明した。卸業者は「カシミヤ製とは言っていない」と言い分が食い違っているが、公取委は、ユナイテッドアローズが下げ札の記載を決めながら、商品の原材料を検査していなかったのは問題だったとして、再発防止を命じた。

▼日本旅行がＪＲ西<9021>の座席販売水増し、４３００万円不正請求
ＪＲ西日本の子会社の旅行会社「日本旅行」（本社・東京）が、ツアーで使う特急などの座席販売実績を水増しし、ＪＲ西に対し、販売に伴う手数料を３年間で計約４３００万円不正に請求していたことがわかった。日本旅行はペナルティーを含め約１億円をＪＲ西に支払い、社員と役員ら計１０人を降格や減給などの懲戒処分とした。両社によると、「赤い風船西日本事業部」の広島企画センター所長（当時）ら社員４人が２００４年４月～０７年３月、ツアーなどで販売した座席数に約１万８０００席上乗せし、委託販売契約を結んでいるＪＲ西に手数料を請求した。
（読売新聞）

△「18金＋ダイヤ」100万円以上の高級腕時計　シチズン<7762>
シチズン時計は、「KARIDEA（カリディア）」の"麻の葉"シリーズに新製品4モデルを投入し、2008年1月15日から百貨店の時計売り場や時計専門店などで発売する。18金無垢のケースにダイヤなどの宝石をあしらった。ダイヤモンドには、光の入射、屈折、反射を数万通りもコンピューターで計算して最も輝きの良い形状を探し出してカットする「O.E.カットダイヤモンド」を採用。文字板には最高ランクの高級白蝶貝を使い、麻の葉の模様を彫刻した。希望小売価格は115万5000円～147万円。

△宮部みゆき「クロスファイア」がコミック化、携帯で配信
コナミ<9766>が運営する携帯電話向けのコミック配信サイト「デジタルコミックス」は2007年12月21日から、ベストセラー小説を原作とする漫画「クロスファイア」の配信を始めた。クロスファイアは宮部みゆき原作のサスペンスで、小説は上下巻で190万部のベストセラーとなった。今回が初めてのコミック化で、藤森ゆゆ缶が漫画をてがける。デジタルコミックスでは、ストーリーの途中にシナリオ分岐を用意し、読者の選択によって、原作とは異なるオリジナルストーリーや複数のエンディングを楽しむことができるのが特徴。毎週金曜日に新しいストーリーを配信していく。

△山手線の車内放送や駅アナウンスを「着メロ」に
携帯電話向けコンテンツ事業を展開するエムティーアイ<9438>は2007年12月21日から、着メロサイト「music.jp取り放題」で、電車の車内放送や駅のアナウンスなどの「着電車」を配信するサービスを始めた。第1弾として、JR山手線の発車メロディや車内放送、マナーモードのお願いなどの音を配信する。
（J-CASTニュース）

△GDH<3755>、P2Pでアニメを有料配信　「SkeedCast」活用
GDHは12月26日、P2P技術を活用したアニメ作品の有料配信実験を始めた。「Winny」開発者の金子勇氏が開発に参加しているドリームボートのコンテンツ配信システム「SkeedCast」を活用する。配信するのは、GDHグループが制作した「スピードグラファーGD」（全24話）、「Project PAPO」（全7話）と、来年春から放送予定の「ドルアーガの塔～the Aegis of URUK～」のプロモーション映像。1話当たりの価格は、スピードグラファーが1Mbps版で1050円、3Mbps版で1575円。来年1月31日までは半額で購入できる。Project PAPOは158円で、第1話は無料。ドルアーガの塔のプロモーション動画も無料。総務省が支援している「P2Pネットワーク実験協議会」の実証実験の一環で、サーバ負荷やコスト、ビジネスモデルの実効性などを検証する。期間は約1年。

△ニコスクリプトを全ユーザーに開放
ニワンゴ（ドワンゴ<3715>）はこのほど、ニコニコ動画で「ニコスクリプト」や「投稿者コメント」が付けられた動画を全ユーザーが視聴できるようにした。従来は動画投稿者か有料会員にしか公開されていなかった。ニコスクリプトは、コメント欄に専用コマンドを入力すると、動画にさまざまな仕掛けを付けられる機能。投稿者コメントは、動画投稿者のみが投稿できるコメント機能で、視聴者コメントが規定数を超えても消えない特徴がある。12月25日にライブ配信した、ニワンゴ取締役の西村博之（ひろゆき）氏とニコニコ動画開発者の戀塚昭彦さんの対談の録画版も公開した。前半と後半のの2本立てで、アクセスが集中したため配信を中断した部分も見られる完全版だ。

△ドワンゴ<3715>に「ニコ動事業本部」　「dwango.jp」との2本柱に
ドワンゴは、子会社のニワンゴが運営する「ニコニコ動画」の事業を担当する「ニコニコ事業部」を、来年1月1日付けで「ニコニコ事業本部」に昇格させる。携帯コンテンツの「dwango.jp事業本部」との2本柱で運営していく。ニコニコ事業部は25人だったが、事業本部昇格で40人に増員。その下に「企画開発部」（30人）、「事業推進部」（5人）、「ライツビジネス部」（5人）を設置する。企画開発部と事業推進部は、ニコニコ動画で行う企画の立案・制作を担当。ライツビジネス部は、ニコニコ動画の人気コンテンツを使ってビジネス展開する際に、コンテンツホルダーや著作権管理団体との交渉を担当する。ニコニコ動画にアップロードされた動画の監視や、著作権を侵害している動画の削除も行う。ニコニコ動画発のコンテンツのビジネス化については「レッツゴー！陰陽師」のCDが発売されたり、「ねこ鍋」がDVD化されるといった例があった一方、「初音ミク」を使って制作した楽曲の着うた配信をめぐる著作権関連の契約に関してネット上で騒動になるなど、権利処理についての課題も浮上していた。
（ITmedia News）

△ダイハツ<7262>、女性の活躍を支援する部署を新設　組織改正
ダイハツ工業は、2008年1月1日付で組織改正を実施すると発表した。今回の組織改正では、人材育成をねらいとした積極的なローテーションや、女性の活躍を支援する専門組織の発足など、今後のグローバル展開に向けた経営体質強化の一環として進めている人事改革を前進させる。具体的には、渉外・広報機能を強化するため、総務・広報部を「総務渉外部」と「広報部」に分割するとともに、東京駐在の技術渉外業務を東京支社に移管し、「東京技術室」を新設する。また、物流機能を強化するため、生産管理部から物流室を分離し、「物流部」を新設する。さらに、女性の活躍を支援するため、グローバル人事部に「ワークライフバランス推進室」を新設する。

△トヨタ<7203>、軽を除く国内市場でシェア50％超え…11月実績
トヨタ自動車が発表した11月の生産・国内販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は前年同月比9.2％増の80万3663台と、好調に推移した。国内生産は同2.6％増の39万5788台と4か月連続でプラスだった。11月としては過去最高。国内販売は同6.1％増の14万9894台で、2か月連続でプラスとなった。新型車が順調で、除軽市場のシェアは50.5％となった。輸出は同3.1％増の40万7875台で、2か月連続でプラスだった。アジア、オセアニア、中近東向けが増加した。海外生産は同16.4％増の40万7875台で71か月連続でプラス。ほぼ全地域でプラスとなり、11月として過去最高だった。

■ヤマハ<7272>、エルム・デザイン ヨーロッパを解散
ヤマハ発動機は、持分法適用子会社のエルム・デザインヨーロッパを解散すると発表した。エルム・デザインヨーロッパは、ヤマハ発の100％子会社のエルム・デザインの100％出資子会社。欧州におけるスクーターのデザイン業務受託等を目的に、2002年11月イタリアに設立したが、欧州域内におけるスクーターデザイン体制を見直し、グループ全体としての効率化を図るため、解散することにした。2008年12月に清算終了する予定だ。

△レクサス IS セミアニリン本革シートの限定車発売
トヨタ自動車<7203>は、レクサス『IS』に特別仕様車「Elegant White Interior」を設定し、2008年2月18日から限定700台で発売する。今回の特別仕様車は、「IS250」、「IS350」をベースに、最高級レザーのセミアニリン本革シート、本木目パネルなどを特別装備したほか、特別内装色ホワイト＆グレーのコンビネーションとすることで、上質な内装デザインとし、魅力的な仕様としている。また、電動リヤサンシェードや電動チルト＆テレスコピックステアリング（オートチルトアウェイ＆リターンメモリー付）も採用した。同時に、IS250、IS350“version I”の本木目パネル色にボルドーを追加でオプション設定した。IS350の特別仕様車の価格は530万円。
（レスポンス）

△ブリヂストン<5108>、ＣＩＫ公認レーシングカート用タイヤ５スペックを発売

△ＮＥＣ<6701>、次世代ネットワークサービス拡大に向けＩＴベンダ各社と協業

△オリコ<8585>、新社会人向けオートローンの取り扱い開始

△ロジテック（エレコム<6750>）、小さくて軽いＢｌｅｕｔｏｏｔｈ　２．０対応ハンズフリーヘッドセットを発売、電源内蔵型のコンパクト１００／１０Ｍｂｐｓスイッチングハブを発売

△ＳＢＩホールディングス<8473>、ちょびリッチとアカウント・アグリゲーションサービスなどで業務提携

△スクリン<7735>子会社、ＫＳＳと半導体製造用成膜装置の中古販売で契約締結

△プライム<2684>、コアビジネスなどの加速で伊藤忠商事と資本・業務提携

△サークルＫサンクス<3337>など、体を考えた弁当「ＴＨＩＮＫ　ＢＯＤＹ　からだ巡シリーズ」を販売

△森永製菓<2201>、発売９０周年記念商品「ミルクチョコレート　ソッティーレ」など発売、ミルクチョコレート「カレ・ド・ショコラ　エル・メホール＜レーチェ＞」を発売

△Ｊ－オイルミルズ<2613>、３月から家庭用マーガリン「ラーマ」製品の容量・価格など変更

□住友ベークライト<4203>、ＳＮＣを完全子会社化し日本ＣＭＫ<6958>との合弁事業を解消

△ＮＴＴ<9432>東日本、３月から「Ｂフレッツ」でＩＰｖ６映像視聴等機能を標準装備

△長谷工<1808>、ＲＥＩＴ事業に関する合弁事業を解消し子会社を解散

△島津製作所<7701>、多成分試料中の化合物分離が容易な質量分析計システムを販売

△トヨタ<7203>、ＬＥＸＵＳから「ＩＳ」特別仕様車「Ｅｌｅｇａｎｔ　Ｗｈｉｔｅ　Ｉｎｔｅｒｉｏｒ」を限定発売

△ＮＴＴデータ<9613>、データセンターの環境改善・運用管理を行うトータルサービスを提供

△昭文社<9475>、住みたい街を探すためのガイドブック「どこ住む？東京'０８」を発売

△アサヒ飲料<2598>、キレのある後味の緑茶飲料「アサヒ　若武者　うまみ一煎」を発売
（日経プレスリリース）

△中部電力<9502>、タイからＣＯ２排出権購入
中部電力は２６日、クリーン開発メカニズム（ＣＤＭ）によりタイのもみ殻発電事業で創出される年間約４７万トン分の二酸化炭素（ＣＯ２）排出権全量について、０５－２０１２年の購入契約を結んだと発表した。購入元は、タイ・ピチット県でＡＴバイオパワー（バンコク）が０５年１２月から運転する出力２万キロワットの発電事業で、中部電力は３４％を出資している。先に中国やインドなどのＣＤＭプロジェクトからＣＯ２排出権を購入しているが、タイからは初めて。

△近鉄エクスプレス<9375>、ベトナム子会社が０８年１月に営業を開始
近鉄エクスプレス（ＫＷＥ）は２６日、ベトナム子会社、ＫＬＶの営業を０８年１月に始めると発表した。営業に先駆けてビンフック省クアンミン工業団地内に自社倉庫が完成、日本人駐在員を含む従業員２５人でスタートする。ベトナムでは工業団地など１加工区につき、１保税業者を配置するのが原則となっている。同工業団地は自動車部品メーカーなど日系企業１４社が進出しており、国際物流や完成車メーカー向け部品供給といった物流サービスを手がける。

△東レ<3402>、シンガポールのＰＵＢと水処理関連で覚書
東レは２６日、シンガポールの水資源を統括・管理する公益事業庁（ＰＵＢ）と、水処理に関する共同開発で覚書（ＭＯＵ）を締結したと発表した。東レは膜および使用に関するノウハウを提供し、ＰＵＢはプラントの運営・管理に関するノウハウと共同実験場所を提供する。今後の世界の水不足に役立つ水処理関連技術と製品の開発を目指す。第一弾として、東レの新製品であるポリフッ化ビニリデン（ＰＶＤＦ）中空糸限外ろ過（ＵＦ）膜モジュールと、１６インチ径の大型逆浸透（ＲＯ）膜モジュールを用いた下水再利用のパイロットテストを０８年はじめに開始する。中長期的には水処理用新規分離膜の開発や、東レとシンガポールの大学若手技術者の交換派遣による教育、育成などを行う。

△ＮＴＴ<9432>東、来春から家庭向け光回線サービスに映像配信を標準メニューに追加
ＮＴＴ東日本は２６日、家庭向け光回線サービス「Ｂフレッツ」を利用した映像配信サービスを標準メニューに追加して３月３日に提供すると発表した。映像配信サービスを利用しやすい環境を整え、伸び悩んでいるＢフレッツ加入者獲得を後押しする。Ｂフレッツを利用して「フォースメディア」「ＯＣＮシアター」などの有料映像配信サービスを利用するには、次世代インターネットプロトコル（ＩＰｖ６）対応サービス「フレッツ・ドットネット」へ加入し、月額３１５円の追加料金を支払う必要があった。今後はドットネットを解約しても映像配信サービスを利用できる。ただし解約するとテレビ電話やメッセンジャーサービスなどその他のサービス利用はできなくなる。

△ＫＤＤＩ<9433>、小中学生対象にポータルサイトを開設
ＫＤＤＩは２６日、小学校高学年から中学生を対象にしたポータルサイト「ジュニア　ネット」を開設したと発表した。インターネットや携帯電話を正しく利用するためのルールやマナーを分かりやすく説明している。まずパソコン向けサイトとして開設。今後携帯電話向けサイトも開設する。学習コンテンツも追加していく計画。利用は無料。子供のインターネット利用が増えるなかで、違法有害情報に接する機会が増え、犯罪に巻き込まれる事態も起こっている。通信事業者はこうしたネットを取り巻く負の課題に対応するために、有害情報を排除するフィルタリングサービスなどを提供しているが、利用は低調に留まっている。同サイトはネット利用で発生するトラブルやその対応方法を子供にも分かりやすく説明することを第一の目的として開設する。
（日刊工業新聞）

△Ｍ２Ｊ<8728>が急反騰
マネースクウェア・ジャパンが一時前日比２万円高の１７万８０００円と急反発。ここ、サブプライム問題の余波もあって底値模索の動きにあったが、業績自体は好調。「口座数の拡大顕著で今３月期上方修正の可能性もあるだけに、今が底値圏と判断して、押し目を買いためる動きも観測されていた」（準大手証券営業体）という声。中間期の経常利益は通期予想に対する進捗率６０％弱で上振れの公算も。

△ＭＵＴＯＨ<7999>が急伸、５００円台回復
ＭＵＴＯＨホールディングスが売り一巡から急伸。１３営業日ぶりに５００円台を回復した。グラフィック用大判インクジェットプリンタ「バリュージェット」が欧州で好調な伸びを示しており、業績の上振れ期待が買いを誘っている。

△消費者金融株がしっかり
アイフル<8515>、アコム<8572>、プロミス<8574>、など消費者金融大手がしっかり。
前日、みずほ<8411>銀行がクレディセゾン<8253>株の追加取得を発表したことを受けて、大手銀行系の消費者金融大手にも株式追加取得の思惑が強まった模様。
（株式市場新聞）

△トリケミカル研究所<4369>　上方修正と配当を発表
高性能の半導体材料を製造するトリケミカル研究所は、２６日引け後に通期業績予想の上方修正を発表した。連結業績予想の売上高は、前回予想を２億９０００万円上回る３６億１０００万円（前期比３３．７％増）、経常利益は１億２０００万円上回る５億８０００万円（同７６．８％増）、純利益は７２００万円上回る３億４８００万円（同８３．２％増）と大幅な増収増益を見込む。上方修正の主な要因は、個別業績において、売上高が国内・海外共に順調であったことに加え、特に海外ユーザーへの新規参入及びシェアの拡大が当初の予想を上回り順調に推移していることによる。また、利益面でも増収効果に加え、コスト削減が進み利益率の改善が浸透していることから当初予想を上回る見通しとなった。同日開催した取締役会で、当初は企業の成長のために内部留保することにしていたが、業績が順調に推移していることから、成長のための投資に支障をきたさない範囲で、配当を開始する方針を決議した。純利益の１５％を配当金の目安として、今後具体的な金額を決定し、発表する予定。

△明日の動き　新日鉄関連など幅広く物色され総じて堅調に
日経平均株価は４日続伸し、直近７日の１万６１０７円を射程圏に入れている。
既に、日立製作所<6501>や新日本製鐵<5401>などが直近高値を上回ったことで、明日は一段と物色意欲が高まりそうだ。為替相場も円・ドルで１１４円台で推移していることも下支えしよう。新日鉄関連など幅広く物色され、総じて堅調な動きが予想される。

△陽光都市開発<8946>は二番底を形成中
陽光都市開発は、２００６年３月に株式分割（１株を４株）を実施、権利落後２８万円で生まれ４月に３１万５０００円まで買われた。その後、全体相場の調整もあって２００７年９月には１０万円まで下げ、現在は１１万円前後で二番底を形成中。同社は投資用マンション「グリフイン・グリフォーネシリーズ」の企画販売を横浜市内のみなとみらい地区周辺エリア、ＪＲ新横浜駅周辺、ＪＲ川崎駅周辺を中心に手がける。地元横浜で２６年間地域密着による、地域の特性を熟知し用地取得と商品企画に強さを発揮している。今後もこの地区を中心に営業を展開する方針だ。これまで、投資用マンションにおいて訴訟や重大なトラブルは一件もない。２００７年１２月期は売上高２５．７％増の１７６億５８００万円と２ケタの伸長。営業利益は資材高の影響等で１．２％減の１８億７２００万円とほぼ横ばい。経常利益１．８％増の１８億７０００万円、当期純益２．２％増の１０億５４００万円、１株利益１万６９０３円、配当は年５６００円。０８年１２月期は売上高２００億円、営業利益２０億円が見込まれており増配の可能性が強まっている。不動産業界の環境が厳しくなる中で地域に特化した同社の戦略は強さを発揮できる。この点は評価できる。配当利回りは５．１％に達しているが、仮に、０８年１２月期に増配して年６０００円配当とすれば利回りはさらに５．４５％と非常に高いものとなる。ＰＥＲも６．５倍と低く、大いに見直してよい内容である。１５万円前後を見込んでよいだろう。

△蝶理<8014>が上昇、業界再編や完全子会社化などの思惑から物色
蝶理が、７円高の１１８円と上昇し東証１部値上がり率ランキング上位に入っている。
ツカモトコーポレーション<8025>と市田<8019>の経営統合に向けてＴＯＢを実施するとの発表が、株価を刺激しているようだ。
蝶理は、東レ<3402>が１１０８１万株（５０．０％）保有する筆頭株主で経営改善にメドがついている。四季報新春号では、化学品は液晶・ＰＤＰなど、中国関連軸に順調。繊維も車両向けやアパレルなど高付加価値品伸長。中国など先行投資負担も吸収。税負担正常化。０９年３月期は中国、化学品関連が順調で営業益続伸として、５８億円と堅調を予想している。今後も折りに触れ、業界再編や完全子会社化などの思惑から物色されそうだ。
（証券日刊新聞）

△バリオセキュア<3809> 上方修正
バリオセキュアは、2008年5月通期単体予想を発表した。売上高14億円（前予想13.6億円）、経常利益4.2億円（同3.8億円）、当期純利益2.52億円（同2.28億円）、一株利益4381円（同3970円）。

▼丸八証券<8700> 1億円超える過怠金
丸八証券は、当局より行政処分を受けたことに伴い日証協・取引所から処分を受けたと発表した。日証協から過怠金5000万円、東証から同3000万円、大証から同800万円、名証から800万円、ジャスダックから1500万円、それぞれ過怠金を受け、業務改善報告書の提出を命じられたとしている。

▼佐鳥電機<7420> 下方修正
佐鳥電機は、2008年5月通期連結予想を発表した。円高による外貨建て債権等の為替差損計上により、下方修正となった。売上高2140億円（前予想2200億円）、経常利益35億円（同52億円）、当期純利益19億円（同29億円）。

▼トプコン<7732> 下方修正・減配
トプコンは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1200億円（前予想1240億円）、経常利益110億円（同163億円）、当期純利益72億円（同98億円）、期末配当5円（同11円）、年間配当16円（同22円）。

△ウェザーニューズ<4825> 上方修正
ウェザーニューズは、2008年5月通期連結予想を発表した。北米地域の費用が減少したことで、上方修正となった。売上高118億円、経常利益12.5億円（前予想7億円）、当期純利益5億円（同2億円）。

▼三越<2779> 第3四半期業績 通期据え置き
三越は、2007年11月連結第3四半期業績を発表した。売上高5651億円（前年同期比3.7％減)、経常利益63億円（同34％減）、当期純利益47億円（同38.5％減）。通期業績予想は、当期純利益105億円と従来予想を据え置きした。クイックコンセンサスは同102億円。

□日本電気硝子<5214> 第3四半期業績の見通し
日本電気硝子は、07年12月連結第3四半期業績を発表した。通期業績予想は、1月下旬に発表するとしている。売上高2650億円（前年同期2553億円）、経常利益660億円（同651億円）、当期純利益340億円（同359億円）。

▼関西電力<9503> 下方修正
関西電力は、2008年3月通期連結予想を発表した。燃料価格の上昇に加え、現在、定期検査中の高浜発電所２号機の運転再開が遅延するなど、火力発電量が増加することにより、下方修正となった。売上高2兆6700億円、経常利益13億円（前予想17億円）、当期純利益11.1億円（同7億円）。

▼稲畑産業<8098> 不適切取引について
稲畑産業は、先日発表した不適切取引について関与したものは、元営業マネージャーと配下の営業社員1名であり、役員クラスの関与も無いと判断する調査結果を発表した。

▼稲畑産業<8098> 下方修正
稲畑産業は、2008年3月通期連結予想を発表した。不適切な取引による会計処理と同時に保有株式売却で8億円の特別利益を計上し当期純利益は29億円（前予想31億円）に修正すると発表した。

△Ｓ＆Ｐ 電源開発<9513> をＡＡ格付け付与
Ｓ＆Ｐは、電源開発にＡＡの格付けを付与した。アウトルックは安定的。
（證券新報）