12/20 朝の『株価材料』PART Ⅱ

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■株価材料

△ＧＣＡ<2126>：東京商工リサーチと提携、Ｍ＆Ａ情報分野－中小企業開拓
Ｍ＆Ａ（合併・買収）助言会社ＧＣＡホールディングスと信用調査国内２位の東京商工リサーチは19日、中堅・中小企業のＭ＆Ａ情報分野で業務提携契約を結んだ。顧客層を広げたいＧＣＡと、情報の活用を模索していた商工リサーチの思惑が一致した。拡大する中堅・中小企業のＭ＆Ａ需要を取り込み、この分野で先行する帝国データバンクを追い上げる。ブルームバーグ・ニュースが入手した資料によると、業務提携では商工リサーチが信用調査で訪問する企業からＭ＆Ａ需要を聞き取り、企業側の了解を前提にＧＣＡに情報を提供する。ＧＣＡは企業と助言契約を締結、Ｍ＆Ａ実現を目指す。案件が成立すれば成功報酬を受け取り、商工リサーチに一部を紹介料として払う。2007年のＭ＆Ａ助言額順位で独立系ＧＣＡは２位。米シティグループによる日興コーディアルグループへの株式公開買い付け（ＴＯＢ）に関与するなど、野村ホールディングスに続く実績を確保した。今回の提携により大企業が中心の顧客層を中堅・中小企業まで広げ、助言事業と収益拡大を狙う。中小企業庁によると日本企業152万社中の99％超は中堅・中小企業。そうした企業は「戦後起業の経営者が引退の時期を迎え、事業継承などＭ＆Ａニーズが高い」（アビームＭ＆Ａコンサルティング岡俊子代表）。帝国データはすでに2005年末にＴＤＢフュージョンを設立、中堅・中小企業のＭ＆Ａ業務に参入して実績を上げている。同様に中堅・中小企業を対象にＭ＆Ａ仲介業務を手掛ける日本Ｍ＆Ａセンターの分林保弘社長も19日のインタビューで「中小企業の半分は後継者がいないといわれており、Ｍ＆Ａニーズは高い」と述べた。
（ブルームバーグ）

△ＭＰＴ<3734> 上げ幅拡大。
先ほど発表したGuest-Tekの株式取引停止解除が手がかり材料となっているようだ。カナダの子会社Guest-Tekは決算発表の度重なる延期から、現地の証券取引委員会が4月19日にGuest-Tek株の取引を停止していた。

▼オービック<4684>---安値更新で見切売りが加速
後場一段安となり、05年12月以来の2万円を割り込んでいる。9月安値レベル到達でリバウンドをみせるも25日線に跳ね返される格好となり、その後安値更新で見切売りが加速といったところか。内部統制対応システム需要への期待はあるが、損失覚悟の売りが強まる。
（フィスコ）

△チェルト<3354>が堅調、第３四半期は経常２７％増益
イオン<8267>傘下で、自販機関連やビジネスサプライを事業とするチェルト が小幅反発。５円高の２０５０円まで付けた。１８日引け後、今０８年２月期の第３四半期業績（２月２１日～１１月２０日累計、非連結）を発表。経常利益は２３億８１００万円（前年同期比２７．８％増）と大幅増益だった。通期の業績予想に変更はない。ビジネスサプライ事業では新規顧客への購買代行提案を進め、商材の拡大にも注力。また、自販機関連のリフレッシュメント事業では、品ぞろえの強化と設置場所の見直しが売上増加に結びついた。

▼アライドハーツ<3062>が安い、前期の連結純利益推定を９億４００万円に減額
薬品の調剤や店舗展開を行うアライドハーツ・ホールディングスが反落。一時１５円安の３１５円まで下げた。１８日引け後、前０７年１１月期の連結・単体業績推定値の修正を発表。連結純利益推定値は、従来の１１億円から９億４００万円へ減額となった。減損損失と店舗閉店に伴うコスト増により、特別損失を追加計上する見込み。

▼ハークスレイ<7561>が３日続落、商品への異物混入を嫌気
西日本地区を中心に「ほっかほっか亭」を展開するハークスレイが３日続落、４０円安の１３８０円まで売られ、調整ムードとなってきた。１８日引け後、店舗で販売しているひかり味噌社製の「具だくさんとん汁　カップ」中に、金属片が混入している商品が１個発見されていたことを明らかにした。同社では当該商品の物流を直ちに停止し、発見の翌日にあたる１１月２２日の店舗開店前には商品在庫も回収。今後も回収を徹底していくとともに、同商品の取り扱いを取りやめ、再発の防止に努めるとしている。

▼日化薬<4272>がストップ安、今期予想経常利益を１６０億円から１２２億円に減額
日本化薬が１００円ストップ安の７９２円まで売られ、１１月１３日の年初来安値８４０円を割り込んだ。大引けで３２０万株の売り注文を残しており、なお下値不安が残っている。同社は１８日、今０８年５月期連結業績予想の下方修正を発表、嫌気された。経常利益を従来計画の１６０億円→１２２億円（前期は１５１億３８００万円）に減額修正した。子会社の業績見通しが前回予想を下回ったことや、為替差損などを計上した。

△クラレ<3405>がしっかり、持ち分法適用会社のＰＡ社を子会社化
クラレがしっかり。同社は１９日前引け後、ポリビニルアルコールを製造・販売する持ち分法適用関連会社「ＰＯＶＡＬ　ＡＳＩＡ　ＰＴＥ　ＬＴＤ．」（ＰＡ社）の全株式を取得し、子会社化すると発表。
ＰＡ社はクラレ子会社と日本合成化学工業<4201>の子会社による合弁会社。日合成子会社が保有する株式（所有割合５０％）すべてを、０８年１月３１日付で取得することで合意した。ポリビニルアルコールは新興国の需要拡大に伴い世界的にひっ迫状態。フィルムや繊維などの原料樹脂としての用途も広がりをみせているという。日合成もしっかり。

▼ラウンドワン<4680>が下げ止まらない、施設利用料改定で「客数の落ち込み懸念」も
ラウンドワンの下げが止まらない。７日の高値２９万円からきょうの安値２１万７０００円まで約２５％下落した。同社株価は１１月の売上高が既存店で前年同月比７．４％減と今年最低の落ち込みとなったことを嫌気し、１０日にストップ安まで売り込まれた。その後も下げ基調が続いており、きょう１９日まで５日続落となっている。１７日には施設利用料金改定を発表、「客数の落ち込みが懸念されている」（市場関係者）ことも株価の押し下げ要因となった。ただ、７月から１２月までの株価はおよそ２２万～２９万円のゾーンで推移、きれいなボックス圏内で動いている。きょうの安値はボックス圏の下限２２万円を割り込む水準で、目先反発に転じる可能性がある。

△日東富士<2003>が堅調、株式売却し特別利益発生、年間配当も９円に
日東富士製粉が堅調。同社は１８日、今０８年３月期連結業績予想の上方修正、増配を発表。純利益を従来計画の１０億円→１４億１０００万円（前期は９億６４００万円）に増額した。株式売却による特別利益が発生した。年間配当も９円（前回予想・前期ともに７円）に増配する。１８日終値ベース３４４円の予想配当利回りは２．６％と割安感も強まっている。
（株式新聞ダイジェスト）

△みずほ<8411>が一時上昇、クレディスイスが投資判断を引き上げ
みずほフィナンシャルグループが一時、前日比1万4000円（2.61％）高の55万0000円まで上昇、
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>が一時、前日比27円（2.59％）高の1069円まで上昇する展開となったが、両銘柄ともに大引けでは反落となった。レディ・スイス証券が18日付で、両銘柄の投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げたことが一時、買い手掛かりになったものと見られている。目標株価はそれぞれみずほＦＧが71万9000円、三菱ＵＦＪが1247円。同証券によると株価は米サブプライムローン問題の影響を悲観的に見過ぎた状態にあり、割安感があると述べている。

△ヤフー<4689>が２日続伸、午前中には取引所外で48万株超の大商いが成立
ヤフーが一時、前日比1400円（2.88％）高の4万9950円まで上昇、終値でも、前日比300円（0.62％）高の4万8850円となり２日続伸となった。同銘柄に関してはきょうの午前、取引所外で４万9750円で48万8729株（約243億円）もの大口の取引が成立し、市場関係者の話題に上った。今のところどういった内容の取引が行われたのかに付いては不明。同一の投資家が買いと売りを同時に入れるクロス取引が実施された模様だ。
（テクノバーン）

△アインメディ<2746>の３Ｑ業績、経常利益は３１％増
アインメディカルシステムズが１９日発表した０８年１月期の第３四半期（０７年２－１０月期）連結業績は売上高が９３億１４００万円（前年同期比１３．９％増）、経常利益が５億４７００万円（同３１．３％増）、当期純利益が２億５０００万円（同２．９％増）となった。前期にオープンした調剤薬局３店がフルに寄与したほか、今期オープンの１店も収益上積み要因になった。既存店における処方箋の枚数が増加し、単価が上昇基調を続けていることも収益増につながった。０８年１月期通期の予想は売上高１２３億１０００万円（前期比１０．７％増）、経常利益７億１２００万円（同２０．０％増）、当期純利益３億３７００万円（同２．０％減）という従来の数値を変更していない。

△乃村工藝社<9716>の３Ｑ業績、経常利益は４３％増
乃村工藝社が１９日発表した０８年２月期の第３四半期（０７年２月－１１月）の連結業績は売上高が８２０億８１００万円（前年同期比３４．７％増）、経常利益４４億４９００万円（同４３．６％増）、当期純利益が２３億９８００万円（同６１．４％増）となった。専門店市場分野においてアパレル関連などの内装工事や金融機関の店舗工事が増えたほか、オフィスやホテル・ブライダル施設などの内装工事を数多く手掛けたことも大幅な増収増益につながった。０８年２月期通期は売上高１０８０億円（前期比３１．６％増）、経常利益４０億円（同１８．０％増）、当期純利益１４億５０００万円（同６６．３％減）を見込んでいる。第３四半期までは好調だったが、第４四半期には原価率の高い物件が集中する見込みのため、従来予想に変更はないとしている。子会社であるテスコの一部事業撤退に伴って損失引当金を特別損失として計上することから、純利益は減少する見通し。
なお、同時に従来は７円を予想していた期末配当を９円に増額する方針も明らかにした。７円の普通配当に新本社屋完成記念配当２円を加える。年間配当は１６円になる。
（ラジオNIKKEI）

▼首都圏中古マンション価格、前月比1.3％下落　東京カンテイ
東京カンテイは12月19日、11月の三大都市圏中古マンション（70平方メートル）価格推移を発表した。（ http://www.kantei.ne.jp/ ）それによると、11月の首都圏中古マンション価格は3,176万円（前月比1.3％下落）で、3,000万円台を維持したものの、２カ月ぶりの下落となった。地区別の特徴としては、東京都が4,248万円で同1.4％下落したが、神奈川県では0.5％、千葉県では3.6％、埼玉県では2.9％、いづれも上昇した。近畿圏の中古マンション価格は1,917万円（同2.8％上昇）。大阪府では0.4％上昇と概ね横ばいだったが、兵庫県では6.0％上昇した。中部圏の中古マンション価格は1,506万円（同0.4％上昇）で、概ね横ばいで推移している。

△「日本橋キャンドル・ナイト」を今年も開催　三井不動産<8801>
名橋「日本橋」保存会と三井不動産は12月18日、年末のライトアップイベント「年の瀬日本橋」を昨年に引き続き開催すると発表した。12月21日から25日まで重要文化財「日本橋」のたもとでたくさんのオリジナルキャンドル「風船ランタン」を灯すとともに、日本橋川の水面を特殊照明で照らし、街を彩る。また、12月22日夜８時には、「でんきを消して、スローな夜を」をコンセプトにした「100万人のキャンドルナイト」運動に参加し、「日本橋」「日本橋川」を照らす照明、中央通りに面する三井本館・日本橋三井タワー、日本橋三越本店の壁面約300ｍのライトアップを消して、約200個の風船ランタンと行灯に照らされる。
（住宅新報）

△デミオ<7261>、欧州の衝突安全性能評価で最高ランク獲得＝マツダ車で2度目
マツダは19日、同社の小型乗用車「マツダ2（日本名デミオ）」が欧州の衝突安全性能評価の成人乗員保護性能で最高ランクの5つ星を獲得したと発表した。この評価は、欧州各国の交通関連当局などで構成された独立機関が1997年から実施しているもので、マツダによると、同社の車が5つ星を獲得するのは2005年 9月の「マツダ5（同プレマシー）」以来2度目だという。　

▼JT<2914>、「マイルドセブンオリジナル」2500個回収＝フィルター抜けやすく
日本たばこ産業は19日、今月13日以降に東京、埼玉、神奈川、千葉の4都県で販売した「マイルドセブンオリジナル」の一部商品を自主回収すると発表した。フィルターののり付けが不十分で、紙巻部分が抜けてしまう可能性があるため。　

△TDK<6762>、中国で「電波暗室」販促＝中央機関に初の納入
TDKは19日までに、電磁波、電磁ノイズを精密に測定する大型・高性能の「電波暗室」を中国国家品質監督検査検疫総局傘下の中国計量科学研究院（NIM）に納入した。中国の中央機関への納入は今回が初めて。TDKはこれを弾みに、中国での販売を拡大させる方針だ。　

△豊田通商<8015>、金属リサイクルを効率化へ＝原子力機構の技術活用
豊田通商は19日、日本原子力研究開発機構と共同で、アルミニウムなど金属のリサイクルを効率化する技術の開発に着手したと発表した。スクラップに含まれる不純物を解析することで、その性質に応じて安全に分離することを目指す。これまでリサイクルに適さなかったスクラップも利用可能にし、価格高騰が著しい金属資源の有効利用を進める狙いがある。　

▼MDY、日興コーデ <8603>の格付け「Aa3」から「A1」に引き下げ
ムーディーズ・インベスターズ・サービス（MDY）は19日、米シティグループの子会社であるシティバンク銀行（本店・東京）の長期預金格付けと銀行財務格付けを「Aa1/A－」から「Aa3/B」に、日興コーディアルグループ、日興コーディアル証券、日興シティグループ証券の長期格付けを、それぞれ「Aa3」から「A1」に引き下げた。いずれも格付け見通しは「安定的」。　

△KDDI<9433>、中高校生向け携帯マナー教室を開催＝来年1月から対象を拡充
KDDIの小野寺正社長は19日の記者会見で、有害サイトへのアクセスを制限する携帯電話のフィルタリングサービス強化が問題になっているのを受け、現在小学生向けに実施している携帯電話の講習会について「来年1月から中学生、高校生に範囲を広げて開催する準備をしている」と語った。教師を対象にした聞き取り調査の際、生徒に直接話してほしいとの要望があったのに応え、中高校生にもフィルタリングの使い方やトラブルに巻き込まれない利用方法などを伝える。　

△全日空<9202>、特定地上職1．5倍採用＝09年度、羽田の顧客対応強化
全日本空輸が19日発表した2009年度の新規学卒者採用計画によると、特定地上職（契約社員、カスタマーフロント職）を前年度実績132人の1．5倍の200人程度に増やす。10年度の羽田空港の第4滑走路運用を控え、顧客対応を増強する。　

△アキュラ専用の開発棟を建設＝ホンダ<7267>
ホンダの福井威夫社長は19日の会見で、アキュラ開発体制の強化を目指し、栃木県さくら市に建設中の新研究所内にアキュラ専用開発棟を設置することを明らかにした。　

△08年の米国四輪車販売目標は159万台＝ホンダ<7267>
ホンダの08年の海外での四輪車販売目標は、米国159万台（07年実績見通し155万台）、欧州42万台（同38万台）、中国49万台（同42万台）、アジア・大洋州41．5万台（同34．5万台）。　

△来年4機種の新型車投入＝ホンダ<7267>
ホンダの福井威夫社長は19日の会見で、来年の国内市場に4機種の新型車を投入する考えを明らかにした。　

△最優秀小型トラックにトヨタ<7203>の「タンドラ」＝米専門誌
米自動車専門誌モーター・トレンドは18日、小型トラックを対象とした2008年の「トラック・オブ・ザ・イヤー」にトヨタ自動車の大型ピックアップトラック「タンドラ」を選出したと発表した。　

▼泊原発でぼや＝建設中の原子炉建屋で－北海道
19日午後1時15分ごろ、北海道電力<9509>泊原子力発電所3号機（北海道泊村）の原子炉建屋3階フロアでぼやがあり、作業員が消し止めた。同社などは出火原因などを調べている。　

△東芝<6502>、松下<6752>、日本ビクター<6792>との特許訴訟が決着＝米アライアセンス〔BW〕
ムーアマイクロプロセッサー特許（MMP）の管理を行う米アライアセンスは、同特許を保有するTPLグループおよびパトリオット・サイエンティフィックの米2社と、東芝（東京都港区）、松下電器（パナソニック、大阪府門真市）、日本ビクター（神奈川県横浜市）の各社が、テキサス州東部連邦地裁およびカリフォルニア州北部連邦地裁で係争中だった2件の特許侵害訴訟について和解したと発表した。和解条件には、TPLが東芝、松下電器、日本ビクター、およびその子会社に対し、MMPポートフォリオの権利を供与することが含まれ、各社がこれに合意した。その他の和解条件詳細は公開されていない。

□米NECエレクトロニクス<6723>との特許訴訟が決着＝米アライアセンス〔BW〕
ムーアマイクロプロセッサー特許（MMP）の管理を行う米アライアセンスは、同特許を保有するTPLグループおよびパトリオット・サイエンティフィックの米2社と、NECエレクトロニクス（神奈川県川崎市）の米子会社NECエレクトロニクス・アメリカが、テキサス州東部連邦地裁およびカリフォルニア州北部連邦地裁で係争中だった2件の特許侵害訴訟について和解したと発表した。和解条件には、TPLがNECエレクトロニクスとその子会社に対し、MMP特許ポートフォリオの権利を供与することが含まれ、両者はこれに合意。その他の和解条件詳細は公開されていない。

■新日石<5001>、ガソリン卸値据え置きへ＝店頭価格は小反落－17日現在
新日本石油の渡文明会長は19日、石油連盟会長としての定例記者会見で、新日石の来年1月分の石油製品調達コストについて「前月比で（1リットル当たり）0．4円下落しており、ほぼ横ばい」との認識を示した。これを受け、今後も原油価格など調達コストに変化がない場合、同社の1月出荷分の卸値は据え置きになる見通し。一方、石油情報センターが同日発表した17日現在の価格動向調査によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格（全国平均）は前週比0．2円安の155．3円で、最高値圏ながら3週間ぶりに小反落した。いずれも、1バレル＝99ドル超と史上最高値まで急騰してきた国際標準油種WTIの先物価格が、12月に入りほぼ横ばいで推移しているため。渡会長は「来年春先に向け（WTIは）80ドル前半に収れんする見通しで、100ドルに迫ることは当面ない」と指摘、騰勢が続いた国内の石油製品価格もやや一服する可能性が出てきた。
（時事通信）