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4518富山化学工業について
4518富山化学工業
昨日のチャート 『放れ五手黒一本底』:連続下げ相場から,放れて長めの陰線。 その後,陰陽線が交互に続き,もみ合って下値を切り上げる。 五手目に大陰線が出現し,買い方の総投げ終了となる。 翌日,安寄りすれば売り玉は手仕舞い。上寄りするようであれば, 寄りから陽線が進むのを確認してドテン買い越し。
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大幅に減額修正した富山化学。 (1)富山化学は平成19年3月期の決算予想を、 経常利益2億円の黒字から68億円の大幅な赤字に修正した。 (2)主たる理由はアルツハイマー治療薬とリュウマチ治療薬の ライセンス導出契約が来期にずれ込むためである。 (3)富山化学は上記の決算修正の説明会を開く予定だという。 特にアルツハイマー治療薬は超大型だけに導出金額が大きく、 導入側も独自の確認作業を行っているためと思われる。 (4)ライセンスの導出契約はマイルストン方式である。 合計金額を決めた上で、フェーズ1,フェーズ2,フェーズ3, 製造認可申請、認可取得、等の時点で分割して決済する。 (5)問題は来期の決算であるが、材料は豊富である。 (6)第1に、アルツハイマー治療薬と、リュウマチ治療薬は昨年末に フェーズ1を終了しており、上期中にライセンス導出契約がまとまるだろう。 (7)第2に、9~11月に日本の厚生労働省から抗生物質ガレノキサシンの 製造認可が下りる予定である。その際アステラス製薬から50億円の ライセンス料が入る。 (8)第3に、ガレノキサシンの米国と欧州におけるライセンス供与先は シェリングプラウ社である。昨年米国における製造認可を 取り下げたために、30億円のライセンス料収入が遅延したが、 欧州では6~7月に認可が下りる予定である。 これに伴うライセンス料はないが、日本と欧州における大型抗生物質の 売り上げが本格化する09年3月期には、富山化学に安定収入の基盤が できる。 アメリカでも再度認可を申請するだろう。 (9)第4に、鳥インフルエンザ治療薬のフェーズ1は日本では5月に、 米国では7月に終了予定で、その後にライセンスの導出交渉に入るだろう。 日本の厚生労働省、米国のFDAとも、製品化を急いでいる。 (10)富山化学は新薬の研究開発を主力業務としているから、ライセンスの 導出が決算を左右する。夢は大きいがリスクも高く、株価の乱高下は 避けられないが、複数の大型新薬の商品化が同時に着実に進行していると 私は思う。