10/19 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△名古屋駅前に5億円マンション＝来年2月販売開始―東京建物<8804>など
東京建物と丸紅<8002>、清水建設<1803>は18日、JR名古屋駅前地区に建設する高層マンションを来年2月に販売開始すると発表した。最上階となる29階にある専有面積258平方メートルの2戸の販売価格は5億円前後と見込まれ、東海地区では過去最高額となる。

△凸版印刷<7911>が新サイト「電車DEしゅふー！」＝中づり広告など掲載
凸版印刷は18日、実際に電車に乗っているような感覚で中づり広告や駅の広告などを見ることができるインターネットサービス「電車DEしゅふー！」を11月8日に開始すると発表した。サイトを通じて、無料で全国の名産物や地域情報が簡単に手に入る。　

△豪州北西沖鉱区の権益5％取得＝業界初、探鉱から参画―東京ガス<9531>
東京ガスは18日、オーストラリアの大手石油ガス会社、ウッドサイド・エネジー社が保有する豪州北西沖鉱区の開発に参加し、鉱区の権益5％を取得したと発表した。同鉱区には天然ガスの埋蔵が見込めるもののまだ未確認の状態であり、日本の電力・ガス業界が、こうした探鉱の段階から事業に参画するのは初めて。東ガスは天然ガスの長期安定確保につなげたい考えで、今月中に豪社を中心に探鉱を開始する。　

□ソニー<6758>、半導体製造設備を東芝に譲渡で合意＝売却額1000億円前後の見込み
ソニーは18日、半導体製造子会社のソニーセミコンダクタ九州（本社福岡市）が長崎県諫早市の工場に保有する最先端システムLSIの生産設備を来年3月末までに東芝に売却することで基本合意したと発表した。売却額は明らかにしていないが、1000億円前後とみられる。ソニーは最先端システムLSIの開発は続けるものの、生産からは撤退することになる。　

△三菱商<8058>、産業用不動産に特化のリートを上場
三菱商事は18日、子会社の三菱商事UBSリアルティ（東京）が組成した「産業ファンド投資法人」が東京証券取引所に上場したと発表した。産業用不動産に特化した不動産投資信託（リート）としては日本初という。　

△イオン<8267>、3500万株の自社株買い＝金庫株で保有も―発行済み4．37％
イオンは18日、最大3500万株（発行済み株式総数の4．37％）の自社株買いを19日に実施すると発表した。18日の終値1749円で700億円を上限に買い付ける。　

▼制御棒1本が抜けず＝点検中の柏崎刈羽原発7号機－炉内構造物で初の不具合・東電<9501>
東京電力は18日、新潟県中越沖地震で被災し、原子炉圧力容器内の点検作業をしている東京電力柏崎刈羽原発7号機で、制御棒1本が抜けなくなったと発表した。この制御棒に隣接する燃料は既に取り出され、安全上の問題はないが、地震後の点検で原子炉内の重要構造物の不具合が見つかったのは初めて。同社は地震の影響で制御棒駆動装置に問題が生じたとみて、原因を調べる。

▼IC乗車券、処理機に不具合＝日本信号<6741>製、首都圏の精算窓口で
自動改札機を利用する各社でつくる「関東ICカード相互利用協議会」などは18日、東京メトロや東武鉄道などの首都圏65駅、101台の精算窓口で、 IC乗車券「PASMO（パスモ）」や「Suica（スイカ）」の窓口処理機に不具合が発生したと発表した。約400人の乗客に影響があったが、午前11 時ごろには全面復旧したとしている。同協議会によると、窓口処理機は日本信号製で、改札口などの係員窓口に設置し、自動改札機を利用せずに駅員の操作で、改札処理や料金チャージをする機器。

▼一正蒲鉾<2904>、さつま揚げなど79万パック回収＝アレルギー物質混入で
ジャスダック上場の一正蒲鉾は18日、同社が製造・販売する商品に、原材料として表示されていないアレルギー物質が混入していたため、商品を自主回収すると発表した。対象は、全国に出荷されたさつま揚げなど18種類、約79万6000パックに及ぶ。流通業者の自主検査によって判明し、同社が調べたところ、本来含まれることのない卵白が製造過程で混入していたことを確認した。卵を原材料に使用した場合、食品衛生法に基づきアレルギー物質として表示が義務付けられている。しかし、同社はこれら商品の原材料として卵を使用していないため、表示していなかった。　
（時事通信）

△エアバスＡ３８０　関空に飛来
欧州の航空機大手エアバス社が開発した世界最大の旅客機「エアバスＡ３８０」が１８日午後、テスト飛行でカナダ・バンクーバーから関西国際空港に着陸した。日本へは過去２回飛来しているが、関空へは初めて。訪れた航空ファンらは貫禄（かんろく）ある着陸の姿を堪能した。１９日午前９時ごろ、フランスに向け離陸する。総２階建てのＡ３８０は全長約７３メートル、全幅約８０メートル。現在就航しているボーイング７４７（ジャンボ）を上回り、３クラス制の座席配置で５２５席が設置できる。すでに１６の航空会社から１８９機を受注。１号機は今月１５日にシンガポール航空に引き渡され、２５日からシンガポール－シドニー（オーストラリア）間で運航が始まる。この日は、見学ツアーも行われ、抽選で選ばれた１２０人が盛んにカメラを向けていた。

△わが社の一押し　住友大阪セメント<5232>　強力ホワイトニング・ソルブ　外壁の黒カビ　プロ級洗浄力
街中で見かけるコンクリート壁の黒ずみ。その主な原因が黒カビであることはあまり知られていない。住友大阪セメント（本社・東京都千代田区）は、特殊な除カビ剤と、防カビ剤を開発。ビルのメンテナンス会社など向けに、９月中旬より全国販売を始めた。業務用だが、通信販売で個人の購入も可能。同社は「外壁相手に『何度こすっても汚れが落ちない』とお困りの方はぜひお試しを」－と、一般家庭にも“プロ使用”の清浄効果を薦めている。
同社は、コンクリート面の仕上げの美しさを気にする施工業者の声を受け、手軽に表面補修を行える「現場の常備品シリーズ」を考案。平成１５年に、コンクリート面のひび割れを補修するチョーク状スティックを第１弾商品として販売した。今では、竣工（しゅんこう）現場の朝のラジオ体操時に作業員全員に配られ、施工主への引き渡し前に基礎部分に最後の“化粧”を施すなど、すっかり定着しているという。今回のカビ対策商品「強力ホワイトニング・ソルブ」は同シリーズの第５弾。湿った北側や地下に見られがちなコンクリート面の黒ずみの正体はカビ。こすっても落ちきらず、かえって胞子をまき散らし、しばらくすると汚れは広がって、本来の白くモダンな壁面に戻らない。そこで同社は、研究機関などの協力も得て、塩素系除カビ剤「クリーナー」と、カビの発生を１年間以上抑えてきれいな状態を維持する防カビ剤「キーパー」を開発した。除カビ剤は、お風呂場掃除などでおなじみだが、気泡を含むコンクリートには効かない。そのため、成分を業界基準限度まで引き上げたうえ、排ガスのすすなどを落とす界面活性剤なども配合。防カビ剤は食品添加物に使われるものを応用し、雨で流されないよう定着性を高めた。セメント会社としてのノウハウがきっちり入った自信作だ。防カビ剤の効果は約１年。きれいな状態のコンクリート面に毎年吹き付ければ、カビの他に、ぬめりにより転倒などを引き起こすコケの繁殖も抑えることができるという。除カビ剤とともに、家庭用薬品では太刀打ちできない風呂場や水回りのカビ対策にも有効。すでにさまざまな状況の現場で効果は確認済みという。除カビ剤、防カビ剤ともに１リットルのスプレーボトル入り。これで通常数十平方メートルをカバーする。セットで４２００円。工務店やプール清掃業者など向けに同社の販売店で売られるが、同社の通信販売サイト「現場の常備品」（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｓｏｃ－ｔｅｃ．ｃｏｍ／ｂｌｕｅ－ｃｒｏｓｓ／）を通じて一般個人の購入も可能だ。
（産経新聞）

▼ＡＮＡ<9202>　特別損失２２３億円、０７年９月中間期に計上
全日本空輸（ＡＮＡ）は１８日、航空機材の減価償却を厳格に行うことで発生する特別損失２２３億円を、０７年９月中間期に計上すると発表した。０８年３月期の業績予想に影響はない。航空機などの資産価値は年々減少するため、１７～２０年の減価償却期間が設けられている。しかし、近年は機体を早期に買い替えることが多く、特別損失の発生が避けられないため、減価償却の厳格化を決定。０８年３月期に５００億円の償却を予定していた。また、今年４月に国内全１３ホテルを売却したことで１３００億円の特別利益が生じているため、減価償却の厳格化に伴う特別損失の一部を前倒しで処理することで、課税所得を圧縮する狙いもある。
（毎日新聞）

△「動画投稿サイト貸します」ＮＴＴ<9432>が新事業…企業宣伝用
ＮＴＴは年内にもインターネットの動画投稿サイトを企業などに貸し出す事業に乗り出す。製品やイベントの宣伝などに活用したい企業が自社サイトとして使えるようにして、利用料を受け取る。
動画投稿サイトでは米国のユーチューブが人気を集め、国内でもソニー<6758>やヤフー<4689>などが始めているが、投稿サイトの貸し出しサービスは初めて。自前でサイトを作るノウハウなどがない中小企業などが自社製品に関する動画を募って公開したり、自社のＰＲ用動画を流したりできる。他社の動画投稿サイトは広告収入が頼りだが、ＮＴＴは利用料を取る仕組みで安定収入を得たい考えだ。利用料の水準は今後、詰める。投稿サイトにはテレビ番組や映画などを無許可で投稿する違法動画も多い。ＮＴＴは、プロと個人の撮った動画の違いをカメラアングルなどから見分ける解析技術を開発しており、違法動画を排除しながら運用できるとしている。
（読売新聞）

▼クインランド<2732>が民事再生申し立て　負債203億円
大証ヘラクレス上場でWebサイト構築コンサルティングなどを手掛けていたクインランド（神戸市）が10月18日、民事再生手続きの開始を大阪地裁に申し立て、受理された。同社によると、負債総額は約203億円。大阪証券取引所は同日、11月19日付けで同社の上場を廃止すると発表した。10月19日から整理ポストに割り当てる。1996年設立。自動車買い取り・中古車販売店の運営から、インターネットを使った自動車売買を手掛け、2000年からはWebサイトの構築・制作支援のコンサルティング事業に本格参入。02年4月にナスダック・ジャパン（現ヘラクレス）に上場した。その後ゲームソフト販売最大手の明響社（現NESTAGE）を買収するなど、積極的なM＆Aなどで業容拡大を図ってきたが、投資回収が進まず、有利子負債が固定化。資産売却などで財務の健全化を進めていた。今年3月には金融機関を対象に特定調停手続きを申し立てていたが、合理的な弁済計画案を提出できず、自力での事業継続は困難と判断した。18日の同社株価は、前日比500円高（+13.09％）の4320円。
（ITmedia News）

▼富士精工<6142>の中間決算…営業減益　専用工作機械需要回復せず
富士精工が発表した2007年8月中間期（3 - 8月）の連結決算は、営業利益が前年同期比40.0％減の3億7800万円と大幅減益となった。売上高は同2.3％減の96億400万円と減収だった。主要取引先の自動車産業は生産・販売とも拡大しているが、専用工作機械の新規設備投資は前期の品質問題から慎重で、受注環境が回復していない。経常利益は同22.5％減の5億7200万円と減益だった。中間期純利益は同3.7％増の2億6700万円と増益だった。通期業績予想は売上高が同2.7％減の143億3000万円、経常利益が同2.5％増の7億5000万円、当期純利益が同50.7％増の4億3000万円の見通し。

△東京モーターショー07　スバル（富士重工業<7270>） アイデンティティ…EXIGA
スバルが東京モーターショーに参考出品する『EXIGA CONCEPT』は、実質スバル初のミニバンとなるのだが、その走りはやはり今まで培ってきた独自のアイデンティティを踏襲したものだ。ベースには『インプレッサ』で発表された新コンセプトである「SI（スバル・インテリジェンス）シャーシ」を採用。7人がしっかり乗れるスペースを提供しつつ、快適な走りを実現している。心臓部に収まるのは、恐らく『レガシィ』譲りであろう2.0リットルの水平対向4気筒DOHCターボ。組み合わされるのはスポーツシフト付きの5速AT で、不等&可変トルク配分を行なうVTD-AWDによって余すところなく、パワーは路面に伝えられる。さらにVDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)も装備しており、スタビリティの向上にも抜かりはない。

▼ガリバー中間決算、中間期純利益が減益、売上高も微減
ガリバーインターナショナルが発表した2007年8月中間期の連結決算は、中期期純利益が前年同期比18.4％減の27億700万円と減益になった。売上高は同0.8％減の872億2600万円と、微減だった。不採算拠点の閉鎖を積極化したことが影響した。営業利益は、広告宣伝費の削減など、効率化を図った効果で、同6.4％増の47億5200万円と増益だった。経常利益も同8.2％増の47億7800万円となった。しかし、前年同期のレベルが高かったため、中間期純利益は減益となった。通期の業績は、売上高が同6.7％増の1944億円、経常利益が同10.0％増の121億円、当期純利益が同1.0％減の65億円を見込んでいる。
（レスポンス）

▼クインランド<2732>、民事再生手続開始を申立て

△損保ジャパン<8755>、「わかりやすさ」を追求した個人専用自動車保険「ＯＮＥ―Ｓｔｅｐ」を発売

△Ｊフロント<3086>、大丸と松坂屋のカード基本仕様を共通化し同一サービスを提供

△イオン<8267>、全国各地の伝統の味など選りすぐりのお歳暮ギフトを１１月中旬から発売

△アドバンテスト<6857>、多ポートＳｏＣデバイス向け「ＲＦテスト・ソリューション」を販売

△双日<2768>、ベトナム化学公団と戦略的パートナーシップに関する覚書を締結

△東芝<6502>とソニー<6758>、高性能半導体の生産力強化を目的とした合弁会社設立で合意

△ソニー<6758>、ゲーム機用高性能半導体生産に向けＩＢＭ・東芝との協力体制を強化

△トヨタ<7203>、「ＬＥＸＵＳ　ＧＳ」をマイナーチェンジし発売

△クレディセゾン<8253>、「永久不滅．ｃｏｍ」サービスのＵＣカード会員の利用を開始

△ブリヂストン<5108>、東京モーターショーに「環境と安全」に貢献できるタイヤなど出展

△ＮＴＴデータ<9613>・セキュリティ、検知ログ分析システムに新機能を追加

△三井住友海上火災<8752>グループ会社、韓国でＢＣＭコンサルティング事業（事業継続経営）を推進

△ＫＤＤＩ<9433>研究所など、「携帯電話へのユニバーサルデザイン情報配信システム」の実証実験を実施

△ＫＤＤＩ<9433>とＣＴＢメディア、ケーブルテレビ網とＣＤＮを活用した「ケーブルプラス電話」を提供開始

△テレビ東京<9411>・テレビ東京ブロードバンド<3786>など、「ペット大集合！ポチたま」番組の商品化ライセンシング事業を開始

△ファミリーマート<8028>、２００８年正月用「おせち」の予約受付を開始

△エルネット（大阪瓦斯<9532>）、「宅ふぁいる便」のファイル送受信の容量を最大１００ＭＢへ拡大

△永谷園<2899>、ＧＡＢＡ含有の健康補助食品「海苔発酵エキス」を発売

△日本オプティカル<2680>、カワチ薬品<2664>とコンタクトレンズの販売業務委託契約を締結

△日産自<7201>、「ＮＩＳＳＡＮ」・「ＮＩＳＭＯ」ブランドの秋冬向け商品を発売

△セイコーウオッチ（セイコーＨＤ<8050>）、ソーラー電波デジタル時計「ワイアード　エイチ」新コレクションを発売

△大正製薬<4535>、大麦麦芽仕込みの「リビタ純粋玄麦黒酢」を発売

△カシオ<6952>、クリスマス限定のペアウオッチ「Ｇ　Ｐｒｅｓｅｎｔｓ　Ｌｏｖｅｒ’ｓ　Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ　２００７」を発売

△ミズノ<8022>、走行中のフィット感を高めた市民ランナー向けランニングシューズを発売

△富士フイルム<4901>、柔軟なシステム構成が可能なデジタルミニラボ「フロンティア７００シリーズ」を発売

△住友金属<5405>、高級厚鋼板の量産が可能な連続鋳造技術ＰＣＣＳ法とＳＳＣ法を開発

△住友金属<5405>、プラントの効率を大幅に向上させるニッケル（Ｎｉ）基合金を開発
（日経プレスリリース）

□ＪＦＥ<5411>スチール、０８年度の採用予定数を公表－２年連続の１７００人台
ＪＦＥスチールは１８日、０８年度の採用予定人数を発表した。０８年４月の定期採用と０７年度中の中途採用を合わせ、本社６００人、グループ会社１１００人の合計１７００人となり、２年連続１７００人台の大量採用となる。０７年度は本社５９７人、グループ１１２６人の計１７２３人だった。世界的な鋼材需要の増加による業容の拡大や、団塊世代の大量定年などにより、積極的な採用活動を実施した。０６年度も１５９２人を採用しており、０５年度の７９３人から大幅に採用数を増やしている。０８年度の本社採用数の内訳は総合職が１２０人（０７年度は１１５人）で、うち事務系が４０人（同４１人）、技術系が８０人（同７４人）。製造現場が中心の現業職が４８０人（同４８２人）。

△トヨタ<7203>、レクサス「ＧＳ」を一部改良して発売
トヨタ自動車は１８日、レクサス「ＧＳ」を一部改良し、発売したと発表した。「ＬＳ４６０」に搭載されている４６００ｃｃのＶ型８気筒（Ｖ８）エンジンと８速自動変速機を採用した新グレード「ＧＳ４６０」を設定。前モデルよりパワーアップを図り、余裕の走りを実現した。価格は５３８万－７８３万円。月販５００台を目指す。フロントの外観をややシャープにし、本革のシートとトリムを採用した仕様を設定するなど高級感を高めた。ラインアップは、３５００ｃｃのＶ６エンジンの「３５０」とハイブリッド車（ＨＶ）「４５０ｈ」も継続。４５０ｈは、ＨＶ専用外板色のブラックオパールマイカを追加した。
（日刊工業新聞）

△ＮＰＣ<6255>　０７年８月期連結決算は増収増益
エヌ・ピー・シーの０７年８月期連結決算は、売上高６５億５４００万円（前の期比５６・４％増）、経常利益７億９１００万円（同３３・３％増）、純利益４億６７００万円（同３３・３％増）と増収増益となった。太陽電池製造装置事業が順調に伸び、収益を押し上げた。０８年３月期は売上高８１億８５００万円（前期比２４・８％増）、経常利益９億４０００万円（同１８．９％増）、純利益５億３８００万円（同１４・９％増）を見込む。
（株式市場新聞）

△ＪＩＥＣ<4291>　中間・通期の上方修正を発表
ＪＩＥＣは１８日引け後、中間・通期業績の上方修正を発表した。９月中間期業績予想売上高は前回予想を３億９５００万円上回る７３億９５００万円（前年同期比７．５％増）、経常利益は２億６０００万円上回る７億２０００万円（同７７．３％増）、純利益は１億７０００万円増の４億２０００万円（同９７．２％増）と増収大幅増益を見込む。通期業績予想の売上高は前回予想通りの１５５億円（前期比５．５％増）、経常利益は前回予想を７０００万円上回る１４億円（同１６．６％増）、純利益は６０００万円上回る８億円（同１９．２％増）を見込んでいる。上方修正の理由として、中間期では受注の増加や不採算案件の抑制に加えて、案件の消化が順調に進んだことを挙げている。通期においては売上は前回予想のままに据え置くが、利益については、新規ビジネスの事業化投資、内部統制整備や人材採用強化に伴う費用は増加するものの、生産性の向上等による利益率の改善が貢献し、前回予想を上回る見込みとしている。

■セラーテムテクノロジー<4300>　９月の月次売上高を発表
フォント管理ソフトが主力のセラーテムテクノロジーは１８日引け後に９月の月次売上高を発表した。９月の連結売上高は２億３６７８万５０００円と前年同月と比較すると３．１％減であった。また、７月から９月までの累計の売上高は６億１５７３万２０００円と前年同期と比較すると３．０％増となっている。なお、監査法人の検査を受けていない速報値であることから、実際の決算数値と差が生じる可能性もある。

△デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム<4281>　インターネット広告市場は着実に拡大
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは１８日引け後に０７年１１月期第３四半期連結業績を発表した。売上高２８０億２８００万円（前年同期比１９．５％増）、経常利益７億８５００万円（同２０．８％増）、純利益１億３７００万円（同７５．６％減）と２ケタ増収、２ケタ経常増益となったが、最終利益は大幅減益となった。インターネット広告市場は順調に拡大していることから取り扱い件数の増加に伴い前年同期比で約２０％の増収になり、経常利益も２０％以上の増益となった。しかし、子会社であるエルゴ・ブレインズの株式の減損処理を行ったことに伴いのれん一括償却額を計上したことになり最終減益となった。インターネット広告関連業界は、事業環境の変化が激しく、不確定要素が大きいために、業績の予想を行うことが困難であるとして、通期業績の予想は発表していない。しかし、インターネット広告市場は着実に拡大していることから、第４四半期間での最終利益回復が期待されるところ。

△みずほＦＧ<8411>が７日ぶりに急反発し、２２５採用銘柄の値上がり率ランキングの上位に
みずほフィナンシャルグループが、３万円高の６３万７０００円と前日と変わらずを挟んで７日ぶりに急反発し、２２５採用銘柄の値上がり率ランキングの上位に入っている。株価は、前日９月２５日につけた年初来安値５８万６０００円に接近し６０万円まで下落、値ごろ感からと見られる買戻しの動きが入ったようだ。６０万円処が下値としては確認されたようだが、本格反騰までは難しいところか。

▼サンウエーブ工業<7993>が続落し年初来安値を更新
サンウエーブ工業が、３円安の２１１円と前日と変わらずを挟んで４日続落、一時９円安の２０５円まで下落し９月１９日につけた年初来安値２０９円を下回っている。本日後場立会い中に、９月中間期と３月期業績予想の下方修正を発表、これを嫌気した売りが出ている。売上高が前回予想を１０９億円下回る９６１億円、経常損益が黒字予想から一転９億１０００万円の赤字。純損益も同黒字予想から一転２６億５０００万円の赤字に修正した。ＰＢＲ０．２９倍の割安な水準とはいえ、軟調な展開が続きそうだ。
（証券日刊新聞）

△ＩＴメディア<2148>、9月中間予想を上方修正
アイティメディアは、9月中間期の連結業績予想を上方修正、売上高15億9300万円（前回予想16億2900万円）、経常利益 2億1300万円（同1億3300万円）、純利益1億0300万円（同7700万円）とした。

▼東京衡機<7719>、今2月期予想を下方修正
東京衡機製造所は、今2月期の連結業績予想を下方修正、売上高59億5300万円（前回予想55億3300万円）、経常損益2億 8400万円の赤字（同1400万円の黒字）、純損益12億8000万円の赤字（同9億5900万円の赤字）とした。

▼日置電機<6866>、第3四半期は経常33％減益
日置電機の第3四半期連結は、売上高125億9900万円（前年同期比1％減）、経常利益17億9200万円（同33％減）、純利益11億0800万円（同36％減）だった。続く12月通期は、売上高175億円（前期比5％増）、経常利益28億円（同14％減）、純利益17億4000万円（同17％減）、ＥＰＳ126円78銭を計画。進ちょく率は、経常利益75％、純利益63％となっている。

△ＤＡＣ<4281>、第3四半期は経常20％増益
ＤＡＣの第3四半期の連結業績は、売上高280億2800万円（前年同期比19％増）、経常利益7億8500万円（同20％増）、純利益1億3700万円（同75％減）だった。通期見通しは発表してない。

▼ダイダン<1980>、今3月期予想を下方修正
ダイダンは、今3月期の連結業績予想を下方修正、売上高1730億円（前回予想と変わらず）、経常利益4億円（同20億円）、純利益2億円（同8億5000万円）、ＥＰＳ4円45銭（同18円91銭）とした。

△ＪＩＥＣ<4291>、今3月期予想を上方修正
ＪＩＥＣは、今3月期の業績予想を上方修正、売上高155億円（前回予想と変わらず）、経常利益14億円（同13億3000万円）、純利益8億円（同7億4000万円）とした。

△藤田観光<9722>、第3四半期は経常46％増益
藤田観光の第3四半期連結は、売上高519億0800万円（前年同期比2％増）、経常利益25億9500万円（同46％増）、純利益13億1600万円（同52％減）だった。続く12月通期は、売上高726億円（前期比2％増）、経常利益53億円（同43％増）、純利益20億円（同46％減）、ＥＰＳ17円18銭を見込む。進ちょく率は、経常利益48％、純利益65％となっている。

△プラップジャパン<2449>、今8月期は増収増益見通し
プラップジャパンの今8月期の連結業績は、売上高48億8300万円（前期比3％増）、経常利益6億3000万円（同4％増）、純利益3億6400万円（同3％増）、ＥＰＳ78円08銭となる見通し。「会社四季報」予想の経常利益6億8000万円、純利益4億円を下回った。

▼インフォコム<4348>、今3月期予想を下方修正
インフォコムは、今3月期の連結業績予想を下方修正、売上高340億円（前回予想350億円）、経常利益15億円（同25億円）、純利益5億円（同13億7000万円）とした。

▼日本マタイ<8042> 下方修正
日本マタイは、2008年2月通期連結予想を発表した。価格転嫁の影響や、選別受注により売上が減少し、原油高や為替レートの変動によるディリバティブ評価損が発生し、経常利益が減となる模様。売上高3800億円（前予想4000億円）、経常利益3.5億円（同5.5億円）、当期純利益4億円。

▼さくらＫＣＳ<4761> 下方修正
さくらＫＣＳ、2008年3月通期連結予想を発表した。大手ベンダーから受託したソフトウェア開発で、不採算プロジェクトが発生し、下方修正となった。売上高247億円、経常利益9.5億円（前予想10.6億円）、当期純利益7.8億円（同8.65億円）。

△セゾン情報<9640> 上方修正
ゼゾン情報は、2007年9月中間連結決算予想を発表した。自社パッケージ製品で利益率の高いHULFT 事業が保守ビジネスおよび他社との提携戦略を中心に好調であったことから上方修正となった。売上高110億円（前予想106億円）、経常利益11.35億円（同8.7億円）、当期純利益6億円（同4.5億円）。

▼日テレ<9640> 64億円有価証券評価損
日本テレビ<9404>は、07年9月期末に投資有価証券評価損64億3700万円を単体で特損に計上すると発表した。なお9月業績については、現在集計中としている。

△ナンシン<7399> 15億円特別利益
ナンシンは、東京都中央区八丁堀の固定資産を売却し、15億円の売却利益が見込まれると発表した。これにより通期業績予想は上方修正される可能性があるとしている。

▼リケン<6462> 下方修正
リケンは、2008年3月通期連結予想を発表した。新潟県中越地震の影響により、下方修正となった。売上高920億円、経常利益90億円（前予想96億円）、当期純利益43億円（同57億円）、期末配当7円（年間配当12円）。

■沖縄セルラー<9436> 中間決算 通期業績予想据え置き
沖縄セルラーは、2007年9月中間連結決算を発表した。通期業績予想は、当期純利益72億円と従来予想を据え置きした。営業収益238億円（前年同期比3.6％増）、経常利益57億円（同4％減）、当期純利益35億円（同5.4％減）。

△ウイルコーポ<7831> 上方修正
ウイルコーポレーションは、2007年10月通期連結予想を発表した。子会社の解散による売上減の影響で、経常利益は、大幅に低下したが、役員退職慰労金制度の廃止に伴う特別利益で上方修正となった。売上高239億円（前予想258億円）、経常利益0.7億円（同3.8億円）、当期純利益1.4億円（同0円）。

△大建工業<7905> 上方修正
大建工業は、2008年3月通期連結予想を発表した。建築基準法の改正で新設住宅着工が大幅に減少となり、事業構造改革損失引当金を計上し、下方修正となった。売上高1700億円（前予想1750億円）、経常利益35億円（同50億円）、当期純利益16億円（同22億円）。

△東宝不動産<8833> 上方修正
東宝不動産は、2008年2月通期連結予想を発表した。道路補修工事の売上増加で、上方修正となった。売上高288億円（前予想270億円）、経常利益27.7億円（同25億円）、当期純利益19億円（同18億円）。

▼共栄タンカー<9130> 下方修正
共栄タンカーは、2008年3月通期連結予想を発表した。船舶特別修繕引当金は全ての入渠検査費用を対象として計上することとに変更し、近年の検査費用の増加を見込んでいることから下方修正となった。売上高114億円(前予想113億円）、経常利益2.2億円（同3.5億円）、当期純利益20億円（同21億円）、一株利益52.29円（同54.9円）。

▼アコム<8572> 下方修正
アコムは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。有価証券評価損・過年度法人税等の計上で、下方修正となった。営業収益1966億円（前予想1917億円）、経常利益504億円（同314億円）、当期純利益248億円（同295億円）、一株利益158円（同187円）。
（證券新報）