10/11 朝の『株価材料』PART Ⅱ

朝の『株価材料』PART Ⅱは、"つづきはこちらです"をクリック！

[0回]

■株価材料

△テクノアルファ<3089>がヘラクレス上場、初値は公開価格の２倍
テクノアルファがきょう10日、12万円の公開価格のちょうど２倍となる24万円の初値を付けてヘラクレス市場に上場した。同社は半導体製造装置や舶用・環境機器などの仕入れ・販売を手掛ける。主幹事はみずほインベスターズ証券。

■新興市場のネット関連株が安い、高値警戒感から売りが優勢に
楽天<4755>が一時、前日比2900円（5.65％）安の4万8400円まで下落して、10日ぶりに反落した他、
インデックスＨＤ<4835>が一時、前日比2600円（6.53％）安の3万7200円まで下落、
ディー・エヌ・エー<2432>が一時、前日比2万3000円（3.81％）安の58万1000円まで下落など新興市場のネット関連株が軒並み下落。
楽天に関しては９月26日以降、前日９日まで実に９連騰となり、この間の上昇率は30％近くまで達したことから、高値警戒感などから今日に入ってから利益確定の売りが優勢となったようだ。

△日本マクドナルド<2702>が堅調、９月の既存店売上高は前年同月比12％増
日本マクドナルドホールディングスが一時、前日比5円（0.25％）高の2010円まで上昇。きょうの午前10時過ぎに、９月の既存店売上高が前年同月比12％増とする月次売上高を発表したことが買い手掛かりとなったようだ。同社では「9月度は期間限定商品『月見バーガー』投入、\100マックの強化、継続、コールドデザートの販売強化、24時間営業の拡大、快適な食事空間を提供するための店舗改装等の各施策が相乗効果となり好調な売上を牽引しました」と説明している。

△コーエーネット<2697>がストップ高、９月中間期の業績見通しを上方修正
コーエーネットが値幅制限の上限となる前日比３万円高の18万4000円まで気配値を切り上げてストップ高買い気配。前日９日に2007年９月中間期の単独営業利益を従来予想の２億4000万円から３億6000万円に大きく上方修正したことが買い手掛かりとなった。８月に発売されたＰＳ３向けの「BLADESTORM 百年戦争」やＰＳ２向けの「戦国無双２ 猛将伝」が好調な売れ行きを示したことが今回の業績上方修正につながった。これらの結果、売上高、営業利益、経常利益及び中間純利益は、いずれも中間期といたしては過去最高となる見通し。ただし、同社では「通期業績予想の修正はございません」と述べている。

△ソフトバンク<9984>が７日続伸、９月の携帯契約純増数首位を引き続き好感
ソフトバンクが一時、前日比85円（3.53％）高の2495円まで上昇して、株価は７日続伸となった。ソフトバンクモバイルが５日発表した９月の携帯電話契約の純増数が19万8300件となり、
ＫＤＤＩ<9433>の15万8000件、ＮＴＴドコモ<9437>の３万7500件を大きく上回り首位となったことが引き続いて買い手掛かりとなったようだ。ソフトバンクモバイルは上半期（４―９月期）の純増数でも首位となっており、好調が続く携帯契約数の伸びを受けて、上値の軽い展開が続いている。
（テクノバーン）

△フォスター電<6794>が中間期の利益計画増額～今期２度目
フォスター電機は１０日、２００８年３月期９月中間期の連結業績予想の修正を発表し、営業利益を８月時点の予想から６億円増額の３４億円（前年同期の２．０倍）とした。業績好調を受けて、中間配当についてもこれまでの１２円予想から１６円予想に修正。前期の中間配当は９円だった。工場の機械化などの合理化の効果がここにきて顕在化し、コストダウンが予想以上に進んだことが大きい。「年末商戦を控えて携帯各社が新製品を投入したばかりで、価格低下のプレッシャーがここまではそれほど強くなかった」（同社ＩＲ担当）といい、このため利益が強く出た面もあるようだ。中間期の営業利益は今回２度目の上方修正となり、期初計画に対しては１６億円上ブレる見通しとなった。これまで通期の業績予想の修正は行っておらず、下期分を精査した上で、１１月２日の中間決算発表時に明らかにするとしている。ここまでは、携帯電話に付属するヘッドセット（マイク付きイヤホン）が特にアジア向けで大きく伸びているほか、携帯音楽プレイヤー用イヤホンも順調に推移しているという。今後、年末に向けて出荷数量が増加する時期に入るが、一方で価格引下げ圧力も強まるものと会社側は見ている。携帯電話や携帯型音楽プレイヤーの世界的な大メーカーからの大量発注に応えるため、フォスター電機では現在、ベトナムでヘッドフォン・ヘッドセットの生産能力増強を進めている最中。中国の工場と合わせて、来年には月産３０００万個体制を整える。
（ラジオNIKKEI）

■８月の首都圏戸建分譲住宅供給戸数、３カ月連続で減少　日住協
社団法人日本住宅建設産業協会（日住協）はこのほど、８月の首都圏戸建分譲住宅（建売住宅）供給調査の結果を発表した。それによると、８月に住宅性能保証制度を利用して協会会員21社が首都圏で供給した戸建分譲住宅は、866戸（前年同月比13.6％減少）で、３カ月連続の減少となった。供給戸数はすべての地域で減少した。住宅価格は、首都圏全体では1,024万円（同3.9％上昇）となった。地域別では、東京23区と東京都下で下落したが、その他の地域では上昇した。

△「新東京タワー」の本体施工は大林組<1802>に決定　新東京タワー
新東京タワーは、「新東京タワー」本体の施工者を大林組に決定した。９月28日に請負契約を締結した。建設されるタワーの高さは610メートル。完成すれば、建造物としては日本一、また電波塔としては世界一の高さとなる。内部は地上波デジタルの放送拠点のほか、展望台、店舗、レストランで構成される。08年夏着工予定で、11年冬の完成を目指す。建設地は東京都墨田区押上。
（住宅新報）

□ローソン<2651>、商品価格の地域格差検討
ローソンの新浪剛史社長は10日、食品の店頭価格引き上げに関連して、同じ商品でも地域によって容量や価格に差を付けることを検討していると明らかにした。年明け以降に行う価格改定の際、地域の実情などを勘案して、同一商品で(1)従来通りの容量で値段を上げる(2)値段は据え置いて容量を減らす―などを弾力的に実施し、各地の顧客の需要にきめ細かく対応することを目指す。　

△特殊陶<5334>、小型燃料電池を開発＝2010年ごろ発売へ
日本特殊陶業主は10日、都市ガスをエネルギー源とし、小型でエネルギー効率に優れた燃料電池システムを開発したと発表した。比較的素早い起動が可能で、家庭用電源として2010年ごろの発売を目指す。1台当たりの価格は70万円以内に抑え、普及が進む15年には売り上げ規模を500億円にまで引き上げる。　

△JCR、東京建物<8804>の長期優先債務格付けなどをA－に引き上げ＝CPはJ－1に
日本格付研究所（JCR）は10日、東京建物の長期優先債務格付けなどについて、従来の「BBB＋」から「A－」に引き上げたと発表した。格付けの見通しは、従来通り「安定的」。また、CPも「J－2」から「J－1」に引き上げた。　

■顧客情報1万2000件を紛失＝近畿大阪銀
りそな<8308>グループの近畿大阪銀行は10日、顧客の氏名や口座番号などが記載された資料約1万2000件を紛失していたと発表した。現金自動預払機（ATM）の利用記録などで、暗証番号は含まれていない。保管期限を過ぎた書類に混入するなどして誤って廃棄したとみられ、同行は「外部に情報が流出した可能性は極めて低い」としている。　

△「デミオ」の中国生産、30日開始＝コンパクトカーで攻勢―マツダ<7261>
マツダは10日、小型車「マツダ2（日本名デミオ）」の新モデルの中国生産を今月30日に、合弁会社、長安フォードマツダ汽車（CFMA）の南京新工場（江蘇省）で開始することを明らかにした。　

△東邦ガス<9533>、4―9月のガス販売量3．5％増
東邦ガスが10日発表した4―9月のガス販売量実績によると、ガス販売量は前年同期比3．5％増の18億4462万立方メートルとなった。主力の工業用が5．4％増の11億4113万立方メートルと堅調だったほか、商業用なども伸びた。家庭用は8―9月の気温が例年より高くなった影響で、2．8％減だった。

△ワイエム証券が営業開始＝山口FG<8418>と東海東京証<8616>が共同出資
山口フィナンシャルグループ（FG）と東海東京証券が共同出資して設立した証券会社「ワイエム証券」（山口県下関市）が10日、営業を開始した。地域金融機関と証券会社の共同での証券会社設立は国内初という。　

△セブンイレブン（セブン＆アイＨＤ<3382>）、店内調理を今年度中に10倍の3000店に拡充へ
セブン―イレブン・ジャパンは10日、空揚げやフライドチキン、コロッケなどの店内調理を手掛ける店舗の数を2007年度中に10倍に拡大すると発表した。北海道から九州まで現行約300店を約3000店にする。若年男性層を中心に人気の揚げ物の取扱店拡大により、業績のテコ入れを図る。　

△セブンイレブン（セブン＆アイＨＤ<3382>）、西武百・そごうのお歳暮を販売＝グループ店舗網活用
セブン＆アイ・ホールディングス（HD）傘下のセブン―イレブン・ジャパンは10日、グループの西武百貨店とそごうのお歳暮商品を初めて取り扱うと発表した。セブン＆アイHDは昨年6月に西武百・そごうの持ち株会社ミレニアムリテイリングを完全子会社化しており、グループ店舗網の活用で収益の相乗効果を高める。　

■全日空<9202>機が緊急着陸＝操縦室の窓ガラスにひび－那覇
10日午後零時50分ごろ、那覇発宮古行き全日空1723便ボーイング737－700型機が那覇空港の南西約150キロの海上を飛行中、操縦室の副操縦士席側窓ガラスにひびが入った。このため、同機は那覇空港に引き返すことを決め、同1時10分、同空港に緊急着陸した。乗客乗員43人にけがはなかった。　

■気体処理系で流量増加＝停止して点検へ－女川原発2号機
東北電力<9506>は10日、運転中の女川原発2号機（宮城県女川町、石巻市）で、気体廃棄物処理系を流れる気体の量が増加傾向にあると発表した。周辺への放射能の影響はないという。11日にも運転を停止し、15日から予定していた定期検査を前倒しして開始、原因を調べる。9月中旬から気体流量が増加し、同社は監視を強化しながら運転を続けてきた。復水器の真空度などには変化がない。配管やバルブなどから空気が流入した可能性があるとみている。

■東芝<6502>元社員ら4人再逮捕＝8億4000万詐取－ソフト購入と偽る・警視庁
東芝がコンピューターソフトを大量に導入すると偽り、リース会社からソフト使用権の販売代金名目で約8億4000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課などは10日、詐欺容疑などで元東芝課長級社員高橋和男容疑者（56）ら4人を再逮捕した。調べによると、高橋容疑者らは2004年10月、東芝がソフトを大量に導入するように装い、「予算が組めないため、リース会社でソフトを一括購入した上で、東芝にローンで販売してほしい」と持ち掛けた上、東芝名義の契約書などを偽造。リース会社からソフト使用権の購入名目で約8億4000万円を詐取した疑い。

▼農作業車4000台リコール＝井関農機<6310>
井関農機は10日、「HV211」など刈り取り脱穀作業車3車種の変速機部分に不具合があるとして、国土交通省にリコール（回収・無償修理）を届け出た。対象は1998年9月から2001年3月までに製造された4458台。変速機の放熱性が不足しており、ベルトが切れて走行できなくなる恐れがある。

△土壌汚染調査を義務化＝築地市場、移転考慮し改正案－民主
民主党は10日の環境部門会議で、土壌汚染対策法改正案の骨子をまとめた。鉛やヒ素など有害物質を扱っていた施設跡地を公共目的で利用する場合、操業などの時期に関係なく詳細な土壌汚染調査の実施を義務付ける内容。東京都の築地市場（中央区）の移転予定地で判明した土壌汚染に対する市場関係者らの不安に応えるのが目的で、今国会での参院提出を目指す。

△事業所当たり出荷額、3年連続で最高更新＝06年工業統計速報・経産省
経済産業省が10日発表した2006年の工業統計速報によると、製造業の工業出荷額は自動車や非鉄金属、石油製品などを中心に前年比6．9％増の306 兆2600億円と4年連続で拡大した。1事業所当たりの出荷額は4．4％増の22．4億円と5年連続で増加、3年続けて過去最高を更新した。従業者数も自動車や一般機械などが好調だったことから2．3％増の747万3379人と15年ぶりに拡大に転じた。

△若者の取り込み狙い試作車＝東京モーターショーに出展－トヨタ<7203>と日産<7201>
トヨタ自動車と日産自動車は10日、東京モーターショー（一般公開27日～11月11日）の出展概要を発表した。「車離れ」に歯止めを掛けるため、両社とも若者の取り込みを狙った試作車を展示する。最新技術を搭載した車両も投入し、車に対する消費者の関心を高めたい考えだ。2006年度の新車販売は21年ぶりの低水準に落ち込み、07年度も低空飛行が続いている。背景には、若者が車よりも携帯電話やパソコンなどにカネを使うようになったことがあり、若い世代の潜在需要を掘り起こす商品の開発は喫緊の課題だ。

△ソニーFH<8729>、11日に上場＝公開規模は3480億円－今年最大の案件
ソニー<6758>の金融子会社、ソニーフィナンシャルホールディングス（FH）が11日、東証1部に上場する。同社は生命保険会社、損害保険会社、銀行を傘下に置く持ち株会社。売り出し価格は1株40万円で、上場時の公募を含む公開規模は3480億円と今年最大の上場案件となる。上場に伴い、ソニー本体の持ち株比率は100％から60％に低下する。売り出しで得られる約3000億円で、デジタル家電など主力のエレクトロニクス事業の強化を図るとみられる。
（時事通信）

□三菱電機<6503>元社員の過労自殺を労災認定　三田労基署
三菱電機（東京都中央区）から関連会社に出向中に失跡して自殺した男性＝当時（３３）＝について、三田労働基準監督署が労災と認めていたことが１０日、分かった。男性の遺族側代理人弁護士によると、失跡後に自殺したケースで労災が認められるのは珍しいという。男性は失跡したために解雇され、勤務データもほとんど残っていなかったが、同労基署は同僚らからの聞き取り調査や友人との携帯メールなどから、「過労が原因で失跡し、自殺した」と判断した。遺族側代理人の川人博弁護士によると、男性は平成１５年１０月、三菱電機から都内の関連会社に出向。同年１０、１１の両月、時間外労働が平均１００時間を超え深夜勤務や休日出勤も常態化。出向から約２カ月後の１２月に行方不明になり、１７年４月に山梨県の富士山の樹海で首をつった遺体で発見された。遺族は今年１月に労災申請した。

△エアコンは冬に売れ！　松下<6752>、三菱<6503>が新製品を発表
エアコンの冬商戦に異変が起きている。メーカーによる新製品の投入時期が早まり、例年年明けの１月に店頭に並んだ新商品が、一昨年あたりからは１１～１２月に並ぶようになった。背景にはエアコンを夏の季節商品ではなく、冬にも売れる「年間商品」として定着させたいメーカーの思惑があるようだ。
今年の冬商戦では松下電器産業が９日、三菱電機が１０日に、はやばやとエアコンの新製品を発表した。松下電器は例年新製品を１月に発売していたが、平成１７年は１２月、１８年は１１月２０日と年々早め、今年は１１月１日に設定した。松下電器の担当者は「暖房性能が向上し、冬にも売れるようになってきた」と話す。
一方、１１月中旬に売り出す三菱電機も、東健一専務執行役が「暖房機としての認知度が上がった。年末商戦向けに、１日でも早く店頭に出したい」と早期投入の意義を強調する。
東芝<6502>も昨年は前年より２カ月早い１２月に新製品を投入しており、今年も前倒しが予想されている。日本冷凍空調工業会によると、かつてエアコンは、夏の冷房用途がほとんど。暖房用途は電気代がかかる上に温まりにくいという消費者の声が多かったという。だが、一昨年あたりから冬のエアコン販売台数が増え始めた。暖房性能の向上や、すぐに温風が出る快適性などを強化した各社の新製品が受け入れられた形だ。値上がりした灯油を使う石油ストーブや、死亡事故が問題化した石油ファンヒーターに取って代わったとの指摘もある。エアコン生産は最大の需要期である夏に向けてピークを迎え、それ以外の季節は稼働が低下する傾向がある。季節を問わずに売れるようになれば、メーカーにとっては、生産の平準化が図れるメリットもある。

△ＪＡＬ<9205>、欧米路線に「くつろぎのエコノミークラス」
日本航空は１０日、国際線に導入する「ＪＡＬプレミアムエコノミー」のサービス概要を発表した。ゆったりした特製シートや充実した機内サービスなどで、ビジネス客の取り込みを図る。１２月に成田－ロンドン線に導入し、欧米の主要路線に順次拡大する予定だ。リクライニング時に背もたれが後部に倒れない特製シートを採用し、既存のエコノミークラスよりも前方座席との間隔を約２０％拡大した。大型テーブルや電源を備え、アイスクリームなどの間食も提供する。正規料金の普通運賃で利用できるが、現在の割引運賃「ＪＡＬエコノミーセイバー」だと片道で１万５０００円の上乗せとなる。年間４０億円の増収効果を見込でいる。

△人を育てる　企業が活きる　近畿日本鉄道<9041>　歴史・文化への理解高める取り組み　沿線の文化資源“再発見”
近畿日本鉄道の人材育成のなかに他社にはないユニークな教育がある。とくにネーミングがあるわけではないが、あえていえば「沿線の歴史・文化理解度向上教育」だ。同社沿線には４つの世界遺産をはじめ多くの歴史文化資源があり、例えば初詣でのお参りにしても伊勢神宮、橿原神宮、春日大社、大神神社など由緒あるところがたくさんある。近鉄はこうした古代から中世、近代までの歴史・文化の上を走っているといってもおかしくはない。ほかの路線にはない近鉄ならではの大きな魅力だ。おのずと社員や駅係員は日々の仕事のなかで、沿線の歴史・文化についての知識が必要とされる場面が多くある。
こうした歴史遺産は宝の山。輸送人員が減少傾向にあるなか、これを強みにして、アピールすることによって旅客誘致を積極的に進めたいとの考えもあり、人事部では、平成１８年度から「社員一人ひとりに沿線の歴史や文化の知識をしっかり身に付けてもらう」（菅浦隆弘・人事部課長）という目的で、具体的な取り組みを始めることにした。そのひとつが、ご当地検定のひとつである「奈良まほろばソムリエ検定試験」（通称「奈良検定」、奈良商工会議所主催）や「検定お伊勢さん」（伊勢商工会議所主催）の資格の取得。合格者には検定料を会社が援助することで受検を促している。平成１９年１月には奈良検定の基礎編の「奈良通２級」の試験があったが、同社から三十数人が合格した。「元正天皇と聖武天皇の血縁関係は」「唐招提寺の建てられた地は、元ある人物の邸宅であったが、それは誰か」など、学生時代だけの知識では解けそうもない難問も多くあったという。同社では、「たくさんの社員が『奈良まほろばソムリエ検定試験』や『検定お伊勢さん』の学習を通じて、沿線の魅力を理解、認識してほしい」と話している。また、これまでも歴史文化をテーマにした講演会を不定期に開いていたが、毎年１回、「歴史文化講演会」として体系的に開催することにし、役員から事務員、現業部門の駅長や助役ら２５０人前後が参加している。一方、現業部門では駅ごとに駅係員をグループ分けしながら、近くの歴史文化遺産などへの見学会も行っており、実際に歩いて回ることによってお客さまへの案内でも、これまでと違った配慮ができるようになったという。
運輸課の武田高文さんは、こう話している。「沿線に歴史文化があることは知っていたが、近すぎてありがたみが分からなかった。これだけの値打ちがあることを再発見しました。学んだことを付け加えながら、自信をもって案内して、誘客にもつなげたいですね」
（産経新聞）

□セブン―イレブン（セブン＆アイＨＤ<3382>）弁当の包装簡易化…プラスチック削減
セブン―イレブン・ジャパンは１０日、弁当の包装を簡易化し、プラスチック原料を年間約５７０トン削減すると発表した。環境への配慮の一環で、全店で１年間に使用するレジ袋の約５％を削減する効果があるという。現在はラップで弁当を包んでいるが、ふたと受け皿の数カ所をテープで止める方式にする。異物が混入しないよう、容器を変えテープも改善した。１１月から実施し、順次、対象店舗を広げ、来年２月までに全１万１８３７店で導入する。０８年３月以降は総菜などにも拡大する。原油高でプラスチック類が高騰しているため、年間数億円の経費削減も見込まれる。同社は「弁当の中身もより鮮明になり、選びやすくなる」と話している。

△ｉ－ＲＥＡＬ　トヨタ<7203>が１人乗りコンセプトカー発表　東京モーターショー出展
トヨタ自動車は１０日、東京表参道ヒルズで「第４０回東京モーターショー」直前イベントを開き、０５年に発表した「ｉ－Ｓｗｉｎｇ（アイ・スイング）」の後継車「ｉ－ＲＥＡＬ（アイ・リアル）」を披露した。ｉ－ＲＥＡＬは、０３年モーターショー出品車の「ＰＭ」、０５年「愛・地球博（愛知万博）」に出展した「ｉ－Ｕｎｉｔ（アイ・ユニット）」の流れを受けたコンセプトカー（パーソナルモビリティー）。スペックは全長が９９５ミリ（最長１５１０ミリ）、全幅は７００ミリ。高さは１４３０ミリ（最大１１２５ミリ）、ホイールベースは４８５ミリ（最大１０４０ミリ）の１人乗り。前輪２輪、後輪１輪の３輪で、両手で操作する。速度は「歩行モード」（最速６キロ）と「走行モード」（最速３０～４０キロ）の２つから選択でき、車体には安全監視センサーが付き、衝突を防止する。背面上部についたスピーカーで、車同様に音楽も楽しめる。パソコンを搭載し、左側面に設けられたタッチパネルを使ってメールを送ったり、ブログを書くことも可能。ＧＰＳ機能で近隣の情報を走行中に得られる。遊園地や大型ショッピングセンターなどでの実用化を狙う。ｉ－ＲＥＡＬなどが出展される東京モーターショーは２７日～１１月１１日、幕張メッセ（千葉市県美浜区）で開催される。
（毎日新聞）

△携帯であて名・文章を登録→郵便局で年賀状を印刷、配達
郵政民営化で発足した日本郵政グループは１０日、ａｕブランドのＫＤＤＩ<9433>と共同で、年賀はがき用の新サービスを始める方針を明らかにした。ａｕの携帯電話で作成したあて名や文章などをａｕの専用サイトに登録すると、日本郵政グループの日本郵便がオリジナルの年賀状を印刷し、配達する。利用者ははがきを手にしないまま年賀状を発送できる。携帯電話で撮影した写真を組み合わせることもできる。専用サイトには、誰に発送したか後で確認できるアドレス帳も設けられる。１枚あたりの料金は、はがき代５０円に、数十～１００円程度の手数料が上乗せされる方向だ。年賀はがきの販売枚数は、電子メールの普及などで１９９８年度の約４２億枚をピークに、昨年度は３６億枚まで減った。日本郵政は新サービスで再び年賀状を増やしていきたい考えだ。

△「メガネベストドレッサー賞」に東国原知事ら
眼鏡が似合う著名人を選ぶ「第２０回日本メガネベストドレッサー賞」（日本医用光学機器工業会など主催）の表彰式が１０日、東京都江東区の東京ビッグサイトであり、政界部門では東国原英夫・宮崎県知事が選ばれた。東国原知事は「記者会見での眼鏡姿にはたくさんの批判があったが、この受賞で自信がついた」とあいさつした。他の部門の受賞者は、サイバーエージェント<4751>社長の藤田晋さん、東大名誉教授の養老孟司さん、Ｆ１チームオーナーの鈴木亜久里さん、タレントの真鍋かをりさん、俳優の竹中直人さん、モデルの森泉さん。

△おせち料理の予約スタート…５万円の高額商品、数分で完売
東京都中央区の日本橋高島屋<8233>で１０日、正月のおせち料理の予約受け付けが始まった。午前１０時の開店前から店の入口に約５０人の行列ができ、開店時間を１０分早めた。同店では約３００種類のおせちを用意しており、平均単価は前年並みの約３万円という。この日は、受け付けを始めて数分で有名料亭の５万２５００円の商品が完売するなど、高級料亭や有名シェフによる高額商品が人気を集めた。また、１万５０００円前後で中高年向けに少量にしたセットも、需要が年々高まっている。高島屋によると、働く女性の増加や核家族化などで、おせちを作らずに買う家庭が増えており、売り上げは過去５年間、毎年１０％前後伸びている。
（読売新聞）

△瞳で感情を伝えるペットロボット「MIO（ミオ）」　
セガトイズ<7842>は、瞳に描かれた模様のアイコンを変えて感情を表現するペットロボット「MIO（ミオ）」を発売した、と2007年10月9日に発表した。アイコン表示で、うれしい、悲しいといった感情を示し、お腹がすいた、具合が悪いなどの体調を知らせるなど、100種類以上のアイコンで17種類の感情を表現する。空腹時に、付属の「おやつの骨」をくわえさせると喜んだり、話しかけるとMIO語で返事してくれる遊びもあり、気持ちが乗ると歩き出す。ペットに興味がある小学校低学年～中学年の女児が対象。ホワイト、パープルの2色がある。希望小売価格は、税込み9,240円
（J-CASTニュース）

△RSSをバナースペースに表示　トランスコスモス<9715>が新広告
トランスコスモスは、RSS広告配信サービス「Feedo」で、ニュースサイトのバナー広告枠など既存の広告スペースに、広告主のRSSフィードを表示する「Feed Powered」を11月に始める。例えば、セキュリティ情報を扱う企業が、自社が配信している新着ニュースのRSSを、セキュリティ関連メディアの広告スペースに配信したり、動画サイトを運営する企業が、ニュースサイトのバナー広告枠に新着動画のサムネイル画像を表示する――といった使い方を想定している。これまで同社のRSS広告サービスは、ニュースサイトなどのRSSに、顧客企業の広告を挿入し、ユーザーのRSSリーダー上で表示するというものだった。Feed Poweredならブログやニュースサイトなど既存の広告スペースに表示できるため、RSSリーダーを利用していないユーザーにもリーチできる。顧客企業はRSSフィード素材を提供するだけで済むため、サイトに出稿する広告の素材を制作する手間も省けるとしている。ただ、企業によるRSSの普及が進んでいない点が課題。同社アドソリューション2.0サービス部の長谷川武恒さんは「ニュースリリースやIR情報をRSSで配信している企業は増えているものの、まだまだ普及しているとはいえない」と見る。このため、RSS配信をしていない企業でも新サービスを利用できるようにするため、WebサイトやメールマガジンなどからRSSを生成・配信するASPを手掛けるフィードフォースと連携する。価格や広告配信先メディアは未定。今後、Feedoを導入しているasahi.comやImpress Watchなどメディア企業と話し合いを進め、配信先を決めていく予定だ。

▼Yahoo<4689>！メールで1300万通消失　サーバプログラム不具合で
ヤフーは10月10日、「Yahoo！メール」で、転送サービスを設定していたユーザーのメール計1300万件が消失したと発表した。影響を受けたユーザーの総ID数は16万5807。サーバプログラムの不具合が原因という。消失したのは、9月5日から10月4日にかけて転送サービスを設定していたメールの一部。転送サービスは、Yahoo！アドレス宛てのメールを別アドレスに転送した後、サーバからメールを削除する仕組みだが、メールサーバのプログラムの不具合で、転送できないままメールが削除されてしまった。メールは復旧できないという。同社は影響を受けたユーザーに対してメールで謝罪し、再発防止に努めるとしている。

△ユーザーのコメント投稿を企業バナーにリアルタイム表示
アジャイルメディア・ネットワーク（AMN）と博報堂DY<2433>メディアパートナーズはこのほど、ユーザーが投稿したコメントが、企業の広告バナーにリアルタイムに表示される「ソーシャルバナー広告」の配信を始めた。第1弾として、大塚製薬の炭酸飲料水「オロナミンC」のキャンペーンで試験的に活用する。

△今年のソフトの“顔”はあの顔ソフト
独立行政法人・情報処理推進機構（IPA）は10月10日、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2007」を発表した。
グランプリには沖電気工業<6703>の「組み込み用顔画像処理ミドルウェア FSE」が選ばれた。FSE（Face Sensing Engine）は顔画像認識技術をベースに、顔検出・特徴点抽出・個人識別を高速処理するミドルウェア。高い処理性能に加え、10万画素クラスの低解像度カメラでも利用できるなどの特徴を持つ。
商用化開始1年で、「814SH」「815SH」（ソフトバンク<9984>モバイル）、「EXILIM」（カシオ計算機<6952>、「大人のDS顔トレーニング」（任天堂<7974>）などに採用。話題になった「顔ちぇき」もFSEを採用している。「純国産であり、商品化1年でさまざまな分野で利用され、産業界に大きなインパクトを与えた」と評価されてグランプリに決まった。

△「モバゲー」に独自開発の検索エンジン　ポータル化加速
ディー・エヌ・エー<2432>は10月10日、携帯電話向けゲーム＆SNSサイト「モバゲータウン」にサイト検索サービスを導入した。7月から一部会員向けに試験的に導入してきたが、オープンβ版として全会員に開放する。「ポータルサイトに向けた重要な機能を実装できた」として今後、精度向上などに取り組んでいく。一般の携帯向けサイト検索のほか、Wikipedia、掲示板、ブログ、Q＆Aサイト、画像、動画──の各検索機能を備えた。トップページから「お役立ち」→ニュースページ内の検索機能をたどれば利用できる。画像・動画検索を除き、同社が自社開発したエンジンを利用している。携帯電話をメインにネットを利用するユーザーならではの行動特性や利便性など、モバゲータウンの運営で蓄積してきたノウハウを反映させたという。自社開発することで、ニーズや利用動向に応じたチューニングを随時、迅速に行えるメリットもあるとしている。「moba-crawler」情報も公開。クロール元IPアドレスの接続を許可するよう、携帯向けサイト運営者に協力を呼び掛けている。モバゲータウンの9月末会員数は743万人。

△Wiiがカラオケに　「JOYSOUND Wii」来春登場
エクシングとハドソン<4822>は10月10日、任天堂<7974>「Wii」で家庭用カラオケを楽しめる「JOYSOUND Wii」（仮称）を2008年春をめどに発売すると発表した。任天堂が来年3月にスタートする予定のWii向けソフトダウンロード販売サービス「Wii ウェア」を通じ、業務用カラオケサービス「JOYSOUND」をほぼそのまま家庭で楽しめるようにするという。曲などはダウンロードで提供。J-POPを中心に演歌や子ども向けの歌など、家族で楽しめる曲を配信していく。随時最新曲も追加し、同年中には業務用機器と同レベルの曲の搭載を目指すとしている。料金は未定だが、「低価格で提供予定」としており、月額料金を支払えば歌い放題になる定額制か、1曲ごとの購入を選択可能にする予定。採点機能や歌唱指導、パーティーゲームなども楽しめる。業務用カラオケ機器と連動させ、「カラオケボックスと家庭のカラオケをシームレスに相互で楽しめるサービス」も開発中という。専用USBマイクは別売り。エントリー向けに、USBマイクと数十曲入りのディスクを同梱したパッケージ版も発売する予定。カラオケ人口の減少を受け、カラオケ各社はネットを活用した新サービスを打ち出している。

△カプコン<9697>「モンスターハンター3」をWii向けに開発
カプコンは10月10日、「モンスターハンター」シリーズの最新版「モンスターハンター 3（トライ）」を任天堂「Wii」向けに開発することを決めたと発表した。発売日は未定。同シリーズはモンスターを狩る「ハンティングアクション」ゲーム。PSP向け「ポータブル」シリーズがPSPタイトルで初のミリオンを達成するなど、これまでに世界累計450万本を出荷した。据え置き機向けの最新作はWiiタイトルとして開発する。同社はマルチプラットフォーム戦略を掲げており、「各タイトルのゲーム性を活かせる最適なハード向けにソフトを投入することで、ユーザーの期待に応えていく」としている。最新作は「Wiiの特性を活かし、これまでにない次世代のモンスターハンターを創造すべく、鋭意開発を進めている」という。同社は昨年5月、同タイトルをプレイステーション 3向けに開発すると発表していた。

△ミクシィ<2121>が独自の3D仮想空間　Second Life API活用、海外人材採用に
ミクシィは「Second Life」のAPIを活用した3D仮想空間を11月上旬にオープンし、新卒採用活動を行う。国内で行う説明会などに来られない海外の優秀な学生を採用するのが目的という。

△「ニコンドライフ」始動　新「ニコ動（RC2）」
ニワンゴ<3715>は、動画にコメントを付けられるサービス「ニコニコ動画（RC）」の機能を大幅に追加し、「ニコニコ動画（RC2）」として10月10日の午後6時から公開する。同社は、ニコ動などを通じてネット上で“第二の人生”を送る「ニコンドライフ構想」を提唱。
吉本興業<9665>グループやエイベックス<7860>・エンタテインメントなどコンテンツホルダーからも動画提供を受け、今後配信していく計画だ。

△「Wii Fit」は12月1日発売　専用ボード付き　専用「バランスボード」で体を鍛える「Wii Fit」は12月1日発売。
任天堂<7974>は10月10日、Wiiを活用して運動や健康管理ができるソフト「Wii Fit」を12月1日に発売すると発表した。専用の「バランスボード」付きで8800円。

■Blu-rayのコピープロテクト強化で再生に問題
違法コピーに対抗して、20世紀FoxがBlu-rayディスクのコピープロテクトを強化したが、一部プレーヤーで再生できない問題が起きている。
（ITmedia News）