9/21 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△ユニクロ<9983>　ワイドレッグジーンズ　世界的流行を日本人に合わせ
ワイドレッグジーンズは股下からすそにかけて緩やかに広がっているのが特徴だ。今年春ごろから有名モデルが好んで履くなど、欧米で流行し始めているという。シルエットが命のため、同社はすそ上げで切らなくていいように、ウエストサイズごとに７６センチと８３センチのレングスの商品を用意。１６０センチ以下の女性は７６センチといったように身長や体形に合わせた着こなしを提案している。
（産経新聞）

▼水門設備談合　９社に営業停止命令　国交省
水門設備工事をめぐる官製談合事件で、国土交通省は２０日、談合に参加した三菱重工<7011>、ＩＨＩ<7013>（旧石川島播磨重工）など計９社に建設業法に基づいた営業停止命令を出した。停止地域は全国で、鋼構造物工事業に関する公共・補助事業が対象。期間は１０月５日から１５～２２日間。

▼汚水処理施設談合　８社に営業停止命令　国交省
自治体が発注した汚水処理施設の建設工事を巡る談合事件で、国土交通省は２０日、三菱重工業<7011>、ＪＦＥ<5411>エンジニアリングなど計８社に建設業法に基づく営業停止命令を出した。停止地域は西日本の４地方整備局（中部、近畿、中国、九州）管内で、清掃施設に関する公共・補助事業が対象。期間は１０月５日から３０～４５日間。

▼りそなＨＤ<8308>　傘下の３行、３８６件の金利の誤請求
りそなホールディングス（ＨＤ）傘下のりそな銀行と埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の３行は２０日、法人・個人向け融資で計３８６件の金利の過大・過小請求があった、と発表した。過大請求は総額約３億５６００万円で融資先に返還し、過小請求約６４００万円は精算を求める。８７年以降の取り扱い分で間違いが起きた。

△足利銀行　受け皿選定の第３次選考始まる
０３年に経営破綻し、一時国有化された足利銀行の受け皿選定をめぐり、金融庁は２１日から、選定の最終段階である第３次選考に入る。
横浜銀行<8332>など近隣地方銀行８行が中心の「地銀連合」と、第二地銀の栃木銀行<8550>と大和証券グループ<8601>が組んだ陣営による事実上の一騎打ちになる公算が大きい。同庁は０７年度内の決定を目指す。
（毎日新聞）

△冷蔵庫やレンジにも有効、ゴキブリ嫌う鋼板開発…ＪＦＥ<5411>
ＪＦＥホールディングス傘下のＪＦＥ鋼板は２０日、アース製薬<4985>、石原薬品<4462>と共同で、ゴキブリを寄せ付けない防虫機能付き鋼板「サニータ」を開発し、販売を始めたと発表した。亜鉛メッキ鋼板の皮膜に、ゴキブリが嫌うピレスロイド系化合物を混ぜた。成分が揮発しにくいのが特徴で、効果が１０年ほど続くことが期待できるという。冷蔵庫や電子レンジなど家電の底板や食品工場の設備の材料として、建材や家電メーカーなどに売り込む。価格は通常の鋼板よりも３～５％高い１トンあたり８万３０００円～９万４０００円程度を予定している。当面は１か月で１００トンの販売を目指す。
（読売新聞）

□「GyaO」がSilverlight採用へ　映画予告編でテスト配信
マイクロソフトはこのほど、メディア再生プラグイン「Silverlight」が、USEN<4842>など国内5社に採用されたと発表した。USENは「GAGA USEN」の映画予告編紹介サイトをSilverlightで構築し、10月ごろに試験配信を始める。その後動画配信サイト「GyaO」への導入を検討する。GyaOはこれまでWindows Mediaを利用してきたが「SilverlightならMacユーザーにもリーチできるため大変期待している」（USENコンテンツプラットフォーム事業部の松本武史ゼネラルマネージャー）という。
USENのほか、GMOホスティング＆セキュリティ<3788>、NRIネットワークコミュニケーションズ、興和、バスケットボールジャパンTVがそれぞれ、アーティストサイトやeラーニングサイト、スポーツサイトなどに導入する。

△東芝<6502>、Cellベースのストリーミングプロセッサ開発
東芝は9月20日、Cellプロセッサの技術を活用したメディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」を開発したと発表した。量産仕様向けの開発を完了次第、自社向けを含むデジタル民生機器向けに販売する。動画映像処理専門のコ・プロセッサ。Cellのプロセッサコア「SPE」（Synergistic Processor Element）4個と、フルHD対応のMPEG-2／H.264のエンコード／デコード専用回路を組み合わせ、Cellと比べ低消費電力で動作する。開発サンプルは、1.5GHz動作で消費電力は10ワット台という。サンプルはCEATEC JAPAN 2007（幕張メッセ、10月2日から）で公開する。SpursEngineを搭載したノートPCとカメラを使い、人の顔の向きは表情の実写映像に合わせ、髪型や化粧のCGを合成する3Dシミュレーションを行う。ノートPCでリアルタイムの3D顔認識とシミュレーションが可能なのは同システムが初としている。同プロセッサを搭載した高機能ノートPCのコンセプト展示も行う。

△「ゲーマーズ」本店が秋葉原中央通りに再進出
ブロッコリー<2706>は9月20日、東京・秋葉原の「ゲーマーズ」本店を中央通りに開店すると発表した。オープンは2008年7月の予定。旧ゲーマーズ本店は中央通り沿いにあったが、03年に現在のJR秋葉原駅前に移転していた。「秋葉原地区は集中すべき重要なマーケット」と位置付け、秋葉原の顔というべき中央通り沿いに再進出する。現在の本店に隣接する、中央通りに面した角地に建設中の新ビル（千代田区外神田1-74-1）の賃貸借契約を同日結んだ。新ビルの店舗面積は992平方メートル。現本店との延べ床面積の合計は2388平方メートルに拡大する。新ビルと現本店の複数のフロアとを連結する計画で、「経営効率の観点からも恵まれた物件」としている。現本店には03年4月に移転。秋葉原では再開発が進んだ上、アニメなどへの注目も高まり、本店の売り上げは増加傾向にあるという。黒字転換した2007年2月期には、同店の売り上げは前期比12％伸びていた。新店舗を旗艦店として強化し、「秋葉原の新たなランドマークになることで、当社の存在感を高めたい」としている。

△あの「ねこ鍋」がDVDに
猫が土鍋で丸くなって眠る様子を撮影した「ニコニコ動画」の人気コンテンツ「ねこ鍋」が、DVDになる。撮り下ろし動画入りで、
10月にドワンゴ<3715>・エージー・エンタテインメントから発売される。2500円。ねこ鍋は、ハンドルネーム「エレファント」さんの飼い猫4匹が、土鍋の中に丸まって眠る様子を撮影した動画。「かわいい」「萌える」などとネットで話題になり、続編を含めた再生回数は70万回を超えている。捨て猫だった4匹を、6月にエレファントさんが拾って育て始めた。「まんず」「ニコ坊」「ニャンゴロー」「ましゅまろ大仏」という名前も、ねこ鍋動画へのコメントで決まった。DVDには、おなじみのねこ鍋映像のほか「1号」「モンペ」という名の猫と一緒に遊ぶ姿の動画などを収録する。発売は、Amazon.co.jpが10月17日、店頭が10月24日。ドワンゴから携帯電話向けコンテンツも配信する。「dwango.jp☆取放題DX」で、待受画像やムービー、デコメ素材を提供する。

△PSPへのゲームダウンロード、PCから可能に
ソニー<6758>・コンピュータエンタテインメント（SCE）は9月20日、PSP向けコンテンツダウンロードサービスを、PC経由で利用できるようにした。従来はプレイステーション 3（PS3）経由でしか利用できなかったが、PCにも対応してユーザー層を広げる。名作プレイステーションゲームや新作ゲームの体験版、ゲームの追加データ、動画をダウンロードできるPS3専用サービス「PLAYSTATION Store」をPCにも対応させ、Webサイトを新設した。PSPをPCにUSB接続すれば、PSPのメモリースティックに保存できる。

△PS3が貢献、Folding@homeが1ペタFLOPS達成
プレイステーション 3（PS3）の貢献により、分散コンピューティングプロジェクト「Folding@home」が1P（ペタ）FLOPSの処理能力に達した。Folding@homeは、世界中のコンピュータの処理能力を集めて巨大なスーパーコンピュータを形成し、タンパク質解析を行う医療研究プロジェクト。米スタンフォード大学が進めている。
ソニー<6758>・コンピュータエンタテインメント（SCE）は3月に、PS3ユーザーがこのプロジェクトにCPUパワーを提供するためのプログラムをリリースした。これまでに約60万人のPS3ユーザーが登録したという。現在PS3が貢献している処理能力はおよそ800TFLOPSで、全体の約8割を占める。
（ITmedia News）

△西友<8268>、地球温暖化防止に寄与できるカーボンオフセット付き商品を販売

△ＪＦＥ<5411>鋼板、ゴキブリなどを寄せ付けない環境に配慮した防虫鋼板を開発

△資生堂<4911>、ハイパフォーマンスクリーム「クレ・ド・ポー　ボーテ　ラ・クレームｓ」を発売

△セック<3741>、高速インメモリＸＭＬデータベース「Ｋａｒｅａｒｅａ」からＬｉｎｕｘ対応バージョンを発売

△ＫＦＥ<3061>、ＣＤからＳＤカードに録音できるミニコンポを発売

△キリンＨＤ<2503>、緑茶葉の元素組成解析による産地判別法を開発

△松下電工<6991>、電球サイズの蛍光灯を搭載した省エネのダウンライト・シャンデリア・浴室灯を発売

△ユニチカ<3103>、健康補助食品「ハナビラタケ倶楽部」６商品を発売

△日本トイザらス<7645>、スヌーピーがデザインの紙おむつ「ウルトラプラス」を発売

△オウケイウェイヴ<3808>、イー・モバイル（イーアクセス<9427>）にＦＡＱ作成管理ツールを提供

△三井住友<8316>銀行、窓口に視覚障害者に対応した受付番号表示機を設置

△松下電工<6991>、小型モバイル機器に最適な照度センサー「ＮａＰｉＣａ」チップタイプを発売

△三井物産<8031>、保険事業創出・育成に特化した米投資ファンド運営会社と戦略提携

△イー・トレード証券<8701>、「銀行代理店」として住信ＳＢＩネット銀行が業務開始

△アース製薬<4985>、液体入浴液「バスロマン　薬用ミルク仕立て」を発売

△アクロディア<3823>とアップサイド、直感的な入力操作ができる新ＧＵＩシステムを共同開発

△シンプレクス<4340>、マネーパートナーズの次期基幹システム開発案件を受注

△協和発酵<4151>フーズ、業務用の製菓・製パン用品質改良剤「ソフット」６品目を販売

△マスプロ電工<6749>、ＥＭＣ強電界アンテナ２機種を発売

△プラネックス<6784>、ＰＳ３でも使える振動機能付き１２ボタンＵＳＢゲームパッドを発売、「ＶＣＥ２」対応のオンラインゲームルーターの開発開始、ＰＳＰを汚れやキズから守る液晶フィルターとクリーンポーチを発売

△イー・モバイル（イーアクセス<9427>）、最新ＯＳ搭載のモバイルブロードバンド端末「ＥＭ・ＯＮＥ　α」を発売

△イー・アクセス<9427>とソフトバンク<9984>、２．５ＧＨｚ　ＢＷＡ免許取得を目指し戦略提携

△野村<8604>証券、情報発信拠点「ＮＯＭＵＲＡ　ＣＵＢＥ」を３箇所オープン

△ＮＴＴドコモ<9437>グループ９社、「公衆無線ＬＡＮサービス」月額使用料を値下げ

△ＮＴＴドコモ<9437>、ｉモード端末を利用した「イマドコかんたんサーチ」サービスを提供

△ＮＴＴドコモ<9437>、ベトナムに海外事務所を設立

△伊藤園<2593>、「メイソンナチュラル」ブランドからサプリメント５品を発売、緑茶飲料「プレミアム　お～いお茶」をコンビニ限定で発売、３つの既存コーヒー飲料ブランドを「Ｗ（ダブリュー）」ブランドに統合、「タリーズ　コーヒー　バリスタズ　スペシャル　抹茶ラテ」を発売

△サントリー、「スターバックス<2712>　ディスカバリーズ　パリ（砂糖不使用カフェオレ）」を発売

△ＪＴ<2914>、新形状「広口フタ」を採用したルーツ「リアルブレンド　プロダクト」を発売

△住友商事<8053>、ガリアプラスを株式取得により子会社化

△グッドウィル<4723>、コムスンの在宅介護事業を会社分割しセントケア<2374>子会社に継承

△大正製薬<4535>、温感・冷感ハップ剤「メンフラホットα〈ＩＭ〉」「メンフラアイスα〈ＩＭ〉」を発売

△ローソン<2651>、お手軽サイズの温かメニュー「レンジお手軽釜玉風うどん」を発売

△サークルＫサンクス<3337>、「神田川俊郎作　神無月ご膳」を予約限定発売

△農林中央金庫と三菱ＵＦＪニコス<8583>、資本提携関係を強化

△アッカ・ネットワークス<3764>・イーアクセス<9427>・ＫＤＤＩ<9433>・ソフトバンク<9984>テレコム・ソフトバンクＢＢ・ザトーカイ<8134>・ビック東海<2306>など７社、ＦＴＴＨサービスの大幅なコスト削減方法の検証に成功

△ＪＦＬＡ<2538>子会社、ビスケット「ボンヌママン　ショコラ・キャラメルタルト」など発売

△ファミリーマート<8028>、男性向け野菜飲料「おとなの野菜　Ｆｏｒ　ＭＥＮ」を発売

△明治乳業<2261>、ソフトコーンアイス「明治北海道十勝　ミルクソフト」を発売

△近畿日本ツーリスト<9726>、妊婦にやさしい宿泊プラン「マタニティープラン」を発売

△アルファシステムズ<4719>、「ＫＮＯＰＰＩＸ　カスタマイズサービス」で初等中等教育機関向け機能を拡充

△キヤノン<7751>、さらなる高画質を追求した大判インクジェットプリンター２機種を発売

△イー・レヴォリューション<4233>とタカラトミー<7867>、ワンセグテレビ「ＳＥＧＮＩＴＹ（セグニティ）」を発売

△ドワンゴ<3715>とニワンゴ、無料メールポータルがｉモードの検索サービスに追加

△東リ<7971>、「リラックス」がテーマの「東リ　コントラクト　カーテンｖｏｌ．１２」を発売

△ミサワホーム<1722>、制震装置「ＭＧＥＯ」シリーズの受注が１０，０００棟を突破

△セガ（セガサミーＨＤ<6460>）、つんく♂プロデュースのアミューズメント用リズムゲーム機「リズム天国」を稼動

△富士通<6702>テン、地デジチューナ内蔵のケータイリンクＡＶＮ「ＡＶＮ６８７ＨＤ」を発売、「ＥＣＬＩＰＳＥ」からドライブレコーダー「ＤＲＥＣ２０００」発売

△ゼンリン<9474>、「ＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡＮ」や「東京モーターショー２００７」などにブース出展

△ＫＤＤＩ<9433>と沖縄セルラー<9436>、高速データ通信ができるＷＩＮデータカード「Ｗ０４Ｋ」を発売

△ＫＤＤＩ<9433>、テレビ岸和田と固定電話サービスで業務提携

△ソニー<6758>、ＤＶＤ－Ｖｉｄｅｏ／ＲＯＭディスクへ個別ＩＤを記録する技術を開発

△三協立山<3432>アルミ、積雪や強風に耐える折板屋根カーポートシリーズを発売

△三菱ＵＦＪニコス<8583>、四国ガスと提携し「ガス料金のクレジットカード支払いサービス」を開始

△ホンダ<7267>、寄居新四輪車工場を着工

△日本精工<6471>、路面３方向荷重を検出するマルチセンシングハブユニットを開発

△第一三共<4568>ヘルスケア、パッケージを一新した「リゲイン　２４　ローヤルＪ」を発売

△アスキーソリューションズ<3801>、スクリーンキャプチャ＆編集ソフトウェア「ＳＮＡＧＩＴ　８Ｊ　Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｖｉｓｔａ対応版」など発売

△日産自<7201>、新型「エクストレイル」が発売１ヶ月間で１０，０００台を受注

△ＳＣＥ（ソニー<6758>）、振動機能を搭載したＰＳ３専用ワイヤレスコントローラー「ＤＵＡＬＳＨＯＣＫ３」を発売、ゲームソフト開発強化のため英ＥｖｏｌｕｔｉｏｎとＢｉｇｂｉｇを買収

△ＳＣＥＪ（ソニー<6758>）、ＰＣで利用可能なＰＳＰ専用コンテンツのダウンロードサービスを提供

△セイコーエプソン<6724>、フォト複合機のマルチフォトカラリオ３機種とカラリオ・プリンターを発売
（日経プレスリリース）

■北海道電力<9509>、Ａ重油を原料にしたオンサイト発電事業から撤退
北海道電力は２０日、Ａ重油を原料とするオンサイト発電事業から撤退すると発表した。００年にエナジーフロンティアを設立し、これまで北海道内を中心に３５件の契約を獲得したが、２０１１年度末までにすべて解約した上で、同子会社を解散する。事業撤退に要する費用は３７億円で、北海道電では０８年３月期の業績を下方修正した。エナジーフロンティアでは顧客先の施設内でコジェネレーション（熱電併給）事業などを展開してきたが、燃料価格の高騰で経営環境が悪化。現状では事業継続が困難と判断した。北海道電以外には三菱電機や出光興産なども５社が合計４５％を出資していたが、事業撤退に向けて他社持ち分は２０日付けで買い取り完全子会社化した。同社では今回の事業撤退に加え、渇水による燃料費増などものしかかったことで、０８年３月期業績予想は営業、経常利益で３０億円、当期利益で４０億円下方修正した。

△スズキ<7269>、ＡＢＳ搭載の４００ｃｃ中型スポーツバイクを発売
スズキは排気量４００ｃｃの中型スポーツバイクでは国内で初めて、電子制御式ＡＢＳ（アンチロック・ブレーキ・システム）を標準装備した「ＧＳＲ４００ＡＢＳ」を２６日に発売する。力強く個性的なデザインが人気のＧＳＲ４００の追加機種。価格は８１万９０００円。シリーズで年間２０００台の販売を見込む。ＡＢＳは大型のスポーツバイクやスクーターで採用されているが、中型では初。制動時に前後の車輪速度を検知して、ブレーキの効きを自動制御し、車輪のロックを抑止する。

△カシオ<6952>情報機器、動物病院向けに薬や注意事項などの情報管理システム発売
カシオ情報機器は２０日、ペットの犬と猫向けに薬の効能や効果、注意事項などの情報をまとめたデータベース（ＤＢ）を開発したと発表した。診療・会計システムなどと合わせて動物病院向け「情報管理システム」として１０月１日に発売する。価格は、ＤＢを搭載したパソコンとモニターの標準セットで１５０万円から。０８年３月末までに２００カ所の動物病院へ販売する計画。ＤＢは、犬と猫向けの薬の情報を約１０００種類入れた。獣医師が処方した薬の効能や効果を記載した説明書を内服薬と外用薬に分けて印刷できる。
（日刊工業新聞）

△協和発酵工業<4151>は野村ホールディングス<8604>と農林中央金庫の提携で注目
前週１２日に野村ホールディングスは農林中央金庫と提携し、年金資金を未公開株式で運用する事業に乗り出すと日本経済新聞朝刊で報道された。共同出資で資産運用会社を設立し、年金資金などから今後５年間で約３０００億円を集め、世界の有力ファンドに分散投資するというものだ。未公開株投資に特化する運用会社の設立は国内で初めてで、野村、農林中金などは２００８年１月に合わせて２０億円を出資して専門会社を設ける。日本政策投資銀行も一部出資する見通しだ。国内年金や個人富裕層、地方金融機関などから資金を募り、運用期間は７―１０年間で、年率２０％以上の運用成績を目指すという。運用成績がどうあれ多額の資金を集める一大共同プロジェクトになりそうだ。
農林中金といえばみずほ<8411>コーポとの関係が深いとの印象が強かっただけに意外なことと受け止めている人も多いだろう。それだけに、景気づけけに上場株式の一相場を目論むことも十分想定されよう。農林中金大株主、野村證券主幹事銘柄は格好のターゲットになるのではなかろうか？アグリ・バイオといった分野がメインである農林中金の資金となれば、協和発酵工業あたりに妙味が出てこよう。農林中金が１８０８万３９５８株（４．５％）保有で、もちろん野村證券が主幹事になっている。５日付の四季報速報では、連結増。アレルギーと高血圧薬が想定超。新製品の点眼剤も好発進。バイオは輸液向けにアミノ酸好調で、価格改定も進む。上期は抗ガン剤導入で研究開発費膨張だが一時的。資産売却特益７５億円見込むとしている。今３月期経常利益は夏号の予想を２０億円上回る３６０億円（前年比１６．５％増）を予想している。また同日、新薬開発や研究支援などを手掛ける上場バイオベンチャーの外国人持ち株比率がじわりと上昇していると日本経済新聞朝刊で報道されたが、財務省８月６日受付の大量保有報告書によれば、ゴールドマン・サックス証券の２２２９万９０００株５．５９％取得していることも分かっている。９月１３日、協和発酵は高血圧症・狭心症治療薬「コニール錠４」のシートに抗アレルギー薬「アレロック」が混入していたとして、全国の病院や調剤薬局など約５万７０００施設から自主回収を始めたと報じられたが、株価は４０円高の１１３４円と反発し、それ以降上値追いを鮮明にしている。注目材料はヒトの体内にある二種類の抗体を遺伝子操作で合成、がんなどを攻撃する働きを強める技術を開発したことだ。抗体の働きで疾病を治療する抗体医薬向けで、もともとの抗体単体に比べ効き目は１０倍という。既存の抗体作製技術と組み合わせて肺がんなど固形がん治療薬の開発を進めるとしており、今後の展開に十分期待できよう。

△ＵＢＩＣ<2158>の守本正宏社長に聞く（犬丸正寛の会社訪問・近況と展望）
言うまでもなく、今やコンピューターの時代である。当然、日々の業務のほとんどはパソコン（ＰＣ）で行われ、その証拠はＰＣに残ることになる。このＰＣに残ったデータや情報を訴訟等の際に証拠として提供できる日本で唯一の企業がＵＢＩＣだ。われわれに記憶に新しいところでは、アメリカのエンロンの粉飾決算事件、日本ではライブドアの証券取引法違反がある。エンロンの事件調査では多くのパソコンデータが調査され、ＩＴ最先端企業のライブドアでも、当然のことだが、社長と幹部などとのやりとりはほとんどメールで行われたため、その証拠とし１００台のＰＣが押収され、１０万通のＥメールが調査されたという。こうしたＰＣ調査業務をコンピューター・フォレンジック（Ｆｏｒｅｎｓｉｃ）という。守本正宏社長に、まず事業の定義を説明を聞くと、「コンピュータ・フォレンジックとは、高度な科学技術を用いて電子データの証拠性を保持し、法的問題を解決する手段」ということだ。守本社長は自衛隊勤務の経験があり、安全保障に対する気持ちは強かった。なぜ、この仕事を始めようと思われたのですか。「アメリカでは民間企業がこのフォレンジックを手がけ実績を上げていましたが、ＩＴの普及している国では、日本だけが遅れていました。潜在的なニーズは大きいため、いずれアメリカ企業が日本へ進出してくることは間違いないので、今しかないという思いで０３年８月に起業しました。当社は独立系ですし、とくに、この事業は知名度とそれ以上に信用力が大切ですから、信用力向上のために今年６月に株式を上場しました」という。投資家の皆さんには、どのようなことを望まれますか。「社会における存在価値を知っていただきたいと思います。訴訟などのダウンリスクを低減して、事業の継続、価値向上に貢献している会社という点をご理解いただきたい。弁護士等の間では、メールが証拠として通用するのかという話もあるようですが、正しい手段による場合には裁判では証拠として認められます」。コンピューター・フォレンジック内容を少し紹介しよう。依頼を受けた場合、データが書き換えられないようにハードディスクを取り出し、消去済みのファイルの復元を行う、などの専門で高度な技術によって行われる。インターネットでこうした業務を手がけているところはあるが、実際の端末機を分析することによって行っているのは当社だけである。
業績は好調。０８年３月期は売上高７１．３％増の８億２４００万円、営業利益７１．４％増の２億５１００万円、経常利益６０．９％増の２億３２００万円と大幅な増収増益だ。２０１０年にはコンピューター・フォレンジック市場は３００億円の見通しで、同社の優位性からこのうちの多くのシエアを獲得することが予想され成長が期待される。配当は「来期以降に考えたい」という守屋社長の表情は自信にみなぎっている。
（証券日刊新聞）

△テンポス<2751>、第1四半期は経常利益19％増
テンポスバスターズの第1四半期連結は、売上高30億6100万円（前年同期比15％増）、経常利益1億9100万円（同19％増）、純利益1億0800万円（同8％増）だった。続く4月通期は、売上高150億円（前期比32％増）、経常利益6億3000万円（同49％増）、純利益3億3000万円（同75％増、ＥＰＳ7402円42銭を見込む。進ちょく率は、経常利益30％、純利益32％となっている。

△イムラ封筒<3955>、7月中間期は経常52％増益
イムラ封筒の7月中間連結は、売上高135億0400万円（前年同期比3％増）、経常利益5億6800万円（同52％増）、純利益2億4800万円（同32％増）だった。続く1月通期は、売上高259億円（前期比2％増）、経常利益7億6000万円（同47％増）、純利益3億8000万円（同2倍）、ＥＰＳ17円79銭を見込む。進ちょく状況は、経常利益74％、純利益65％となっている。

△ツルハＨＤ<3391>、第1四半期は経常13％増益
ツルハＨＤの第1四半期連結は、売上高577億0600万円（前年同期比30％増）、経常利益30億1400万円（同13％増）、純利益16億4500万円（同9％増）だった。続く5月通期は、売上高2298億2800万円（前期比32％増）、経常利益112億5200万円（同24％増）、純利益62億9900万円（同24％増）、ＥＰＳ266円62銭を見込む。進ちょく状況は、経常利益26％、純利益26％となっている。

▼ＭＶ東北<2655>、中間業績予想を下方修正
マックスバリュ東北は、8月中間期の業績予想を下方修正、売上高444億円（前回予想470億円）、経常利益3億円（同9億5000万円）、純損益5億円の赤字（同2億円の黒字）とした。

▼早稲田アカ<4718>、今3月期予想を下方修正
早稲田アカデミーは、今3月期の連結業績予想を下方修正、売上高165億0300万円（前回予想169億5200万円）、経常利益15億8600万円（同17億6100万円）、純利益8億4600万円（同9億9200万円）、ＥＰＳ110円33銭（同129円29銭）とした。

▼アクロディア<3823> 中間赤字
アクロディアは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。売上高110.4億円、経常利益0.01億円、当期利益0.86億円赤字。

△三菱ＵＦＪ 東映<9605>を新規2
三菱ＵＦＪ証券は、東映を新規２、東宝<9602>を新規３、松竹<9601>新規３に格付けした。

▼メリル テルモ<4543>を格下げ
メリルリンチがテルモのレーティングを買いから中立に引き下げした。

▼テンアローズ<9885> 下方修正 赤字に
テンアローズは、2008年3月通期連結予想を発表した。ギフト卸売り事業の子会社の事業場とによる損失21億円・関係会社株式売却損3.8億円・棚卸資産評価損7.62億円、税効果3.9億円の計上で、大幅な赤字となった。売上高477億円（前予想538億円）、経常利益24億円、当期純利益15.2億円赤字（同10.7億円）。

□日興ＣＧ<8603> 中間連結予想を発表
日興ＣＧは、2007年9月中間連結決算予想を発表した。純利業収益2400億円、経常利益550億円、当期純利益240億円、第2誌半期配当8円。

▼三井造船<7003> 一部営業停止処分
三井造船は、水門入札にかかわる独占禁止法違反と資料処理施設の入札において、有罪判決を受けた事で、国土交通省より、一部業務停止処分を受けたと発表した。停止期間は、水門関係が10月5日～10月19日、し尿処理関連が10月5日～11月3日、地域は「岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県」。業績への影響は軽微としている。

△大和証券Ｇ<8601> 273億円自社株買い実施
大和証券Ｇは、東証の市場買い付けにて、8月21日～9月20日の期間、2500万株・273億8872万1000円の自社株買いを実施した。

△シンプレクス<4340> マネパ<8732>のシステム受注
シンプレクステクノロジーは、マネーパートナーズの外国為替証拠金取引次期基幹システム開発案件の主要な部分を受注したと発表いた。受注金額は6.4億円。うち3.2億円を今期中に売り上げ計上するとしている。

▼北越メタル<5446> 下方修正
北越メタルは、2008年3月通期連結予想を発表した。主原料の鉄スクラップの高騰や、、減損損失等を特別損失として計上することで下方修正となった。売上高252億円（前予想253億円）、経常利益11.3億円（同12.8億円）、当期純利益6.5億円（同9.2億円）。

△カナモト<9678> 上方修正
カナモトは、2007年10月通期連結予想を発表した。 退職給付引当金取崩益8.45億円を特別利益に計上し、当期純利益が31.5億円（前予想24億円）となった。

▼東京ドーム<9681> 特別損益計上
東京ドームは、連結で事業譲渡益3.92億円、役員退職慰労引当金繰入損7.32億円を計上すると発表した。

▼北海道電力<9509> 下方修正
北海道電力は、2008年3月通期連結予想を発表した。子会社のエナジーフロンティアの事業撤退の支援機、渇水による燃料費の増加で下方修正となった。売上高5650億円（前予想5650億円）、経常利益430億円（同460億円）、当期純利益240億円（同280億円）。

▼三菱ＵＦＪニコス<8583> 下方修正
三菱ＵＦＪニコスは、2008年3月通期連結予想を発表した。構造改革費用586億円を一括計上、利息返還引当金455億円積み増し、貸し倒れ引当金124億円積み増しで下方修正となった。売上高4309億円（前予想4500億円）、経常利益543億円赤字（同335億円）、当期純利益1118億円赤字（同155億円）、年間配当無配。

■三菱ＵＦＪ証、コーセー<4922>の「2」継続
三菱ＵＦＪ証券は、20日付レポートで、コーセーのレーティングについて「2」の継続とした。同証券では、同社の中期戦略には不透明感が残るものの、足元の2ケタ増益期待を鑑みて株価は割安と判断したようだ。今後3カ月の目標株価は4200円から3500円に引き下げたが、明確な中期成長戦略が示されれば一段の上昇余地もあるとしている。
（證券新報）