9/19 お昼の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△アビックス<7836>が７割高、サーキットブレイク発動、中間期業績予想の上方修正を好感
ＬＥＤ映像表示器の開発・販売が主力のアビックスが急騰。一時１万２９５０円高の３万１６５０円まで買われてている。午前１０時４５分現在、ジャスダック市場で値上がり率トップ。同社はマーケットメイク銘柄で値幅制限がない。また、７割の急騰となったことで一時サーキットブレイクが発動された。同社は１８日、今０８年３月期（非連結）９月中間期の業績予想を上方修正した。経常赤字が１億７５００万円→９０００万円（前年同期２億４００万円の赤字）に縮小する見通しに買いが先行している。大手パチンコホールにおいては屋外・屋内とも商品およびサービスが好調に推移したほか、経費の抜本的な見直しも奏功した。
（株式新聞ダイジェスト）

△ユーロ高メリット株が高い
任天堂<7974>、シマノ<7309>などユーロ高がメリットとなりそうな銘柄が高い。ＦＯＭＣでの０．５％利下げを背景に金利差からドル安・ユーロ高が進んでいるが、つれて円安・ユーロ高も進展。前日東京の１ユーロ＝１５９円台が、ＮＹでは１ユーロ＝１６２円台まで円安となっている。
市場では「欧州依存度が高い企業としては、アマダ<6113>、森精機製作所<6141>、スター精密<7718>などがある」との見方があった。

△三菱電<6503>が高値更新、昨年は９月１９日に増額…
三菱電機が買われ、８月６日に付けた年初来高値（上場来高値）である１４３８円を更新した。同社では７月３０日に今３月期第１四半期の決算を発表するとともに、中間期の業績見通しを増額修正した。営業利益の見通しを従来の８５０億円に対して１２００億円（前中間期比２８．２％増）に増額修正した。しかし、通期の営業利益については期初計画の２０００億円（前期比１４．２％減）を見直していない。アナリストからは、通期の業績も増額修正が濃厚との見方がある。例えば、日興シティグループ証券では１１日付で通期の営業利益を従来の２５００億円に対して２７００億円（前期比１５．９％増）に増額修正した。会社側の現時点の計画値を３５％、７００億円も上回る数字となる。近年は、業績の増額修正を発表する経緯が目立ち、前期には９月１９日と３月２６日に、前々期には９月２０日と３月２０日にそれぞれ業績の増額修正を発表している。前期と前々期を参考にすると、業績の増額修正が発表される時期が近いと見た投資家の買いが入っている面もあるようだ。

△市況関連株が高い
石油資源開発<1662>や住友金属鉱山<5713>など市況関連が総じて高い。原油価格やニッケル価格が上昇していることが手がかり材料。市況上昇による採算改善などが期待されているようだ。市場では「中国やインドでの需要増に加え、オイルマネーが商品市場に向かっている」などとの声が聞かれている。ＣＲＢ（シカゴ商品）指数が最高値に接近するなども刺激材料に。

△ふくおかＦＧ<8354>が活況裏に上伸
ふくおかフィナンシャルグループが商いを伴って上伸している。同社は公募約７９００万株や株式売り出しを実施（発行価格は５５６円）したが、この日が受渡し日となっている。今月１１日にかけて株式の希薄化を嫌気した売りに下げていたが、市場では「新株のＴＯＰＩＸ算入を材料視する向きもある」などとの声も聞かれ、押し目買いが先行しているようだ。

△イオンファンタ<4343>が買い気配
イオンファンタジーが買い気配となっている。日興シティグループ証券では１８日付で、ターゲットプライスを従来の４０８０円から３５２０円に引き下げたものの、投資評価１Ｈを継続した。８月中間期の業績が下方修正されたこと等を受けて、株価は年初の高値からおよそ半分の水準まで売られていた。日興シティでは「エントリーの時期としては非常に魅力的であると考える」としていた。

△自動車株が高い
トヨタ自動車<7203>を始めとした自動車株が高い。ＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）でＦＦ金利の誘導目標が市場予想を上回る０．５％引き下げとなり、米国の景気後退懸念が薄れたことが好感されている。海外では為替市場で一時１ドル＝１１６円台にまで円安が進んでいることも支援材料となっている。市場では「北米での自動車販売低迷が懸念されて株価が下げていただけに、不透明感がやや後退した格好」などとの声が聞かれた。

△ヤクルト<2267>が買い気配、日興がＲを１に引上げ
ヤクルトが買い気配で始まった。日興シティグループ証券では１８日付で投資評価を２Ｍから１Ｍに引き上げた。ターゲットプライス３４００円には変更はない。新しい抗がん剤等の寄与によって、医薬品事業の営業利益は今後７年間、年率２４％の成長が予想されている。全体の営業利益は今後７年間、年率１７％で増加するとしている。中期的な成長を考えれば、株価は割安としている。

△大和総研がＴＤＫ<6762>を「２」に格上げ
大和総研はＴＤＫの投資判断を「３」から「２」（強気）に引き上げた。目標株価は１万１０００円程度。リポートでは「第１四半期は想定外の営業減益となりネガティブだったが、第２四半期はＨＤＤヘッドを中心に急回復の見込み」などとしている。株価の下落で割安感が出ているとも指摘している。
（ラジオNIKKEI）

△マツキヨ<9875>の強盗　中国人再逮捕
ドラッグストアで店長を縛って売上金などを奪ったとして、警視庁と千葉県警は、強盗などの疑いで、中国籍で住所不定、無職、邱長国被告（３４）＝別の強盗事件で公判中＝ら中国人２人を再逮捕した。邱容疑者は、留学生が首都圏で不法就労していたことが発覚して、文部科学省から解散命令を受けた旧酒田短大の元留学生。インターネットカフェで知り合った中国人グループの一員として、東京、埼玉、千葉でスーパーなどの閉店時を狙って強盗を繰り返していた。調べでは、邱容疑者らは平成１７年１２月２５日夜、千葉県柏市のドラッグストア「マツモトキヨシ北柏店」で、男性店長（５１）に果物ナイフを突きつけ、粘着テープで顔や両手を縛ったうえ、３日分の売上金約３７０万円などを奪った疑い。
（産経新聞）

△布ソファの汚れにも
ライオン<4912>は、住宅用洗剤「ルック　オーツークリーナー」を１０月３１日に発売する。独ヘンケル社との共同開発商品で、ソファやクッションなどの洗いにくい布製品でも、酸素の力で汚れを落とす。弱酸性なのでカーペットなどの繊維を傷めないという。オープン価格だが、想定価格は２５０ミリ・リットルで３９８円、５００ミリ・リットルで５９８円。

△写真８枚、画面で一覧
カシオ計算機<6952>は、７インチ型のワイド液晶画面付きデジタル写真プリンター「プリン写（シャ）ル　ＰＣＰ―１０００」を２０日に発売する。デジタルカメラなどのメモリーカードを差し込めば、写真８枚を画面で一覧でき、プリントする写真を簡単に選べるようにした。最大２Ｌ判（１７８ミリ×１２７ミリ）の印刷が可能で、写真入りカレンダーの印刷機能も加えた。６万１９５０円。

△高音域補い再生
ケンウッド<6765>は、デジタル携帯音楽プレーヤー「Ｍｅｄｉａ　Ｋｅｇ（メディアケグ）　ＨＤ６０ＧＤ９」を１０月上旬に発売する。音楽データをデジタル化技術で圧縮する際に失われがちな高音域を補う独自技術で、より原音に近い音楽再生ができるという。ハードディスク容量は６０ギガ・バイト。オープン価格だが、想定価格は５万５０００円前後。
（読売新聞）

△IntelなどIT大手、USB 3.0推進団体を結成
米IntelとIT業界大手は9月18日、高速データ転送規格「USB 3.0」を開発する団体「USB 3.0 Promoter Group」を結成した。USB 3.0は従来USB規格の10倍を超える転送速度と低電力を目指し、また既存のUSBポートやケーブルとの後方互換性も確保するという。
USB 3.0の開発にはIntelのほか、Hewlett-Packard（HP）、Microsoft、NEC<6701>、NXP Semiconductors（Philipsから分社した半導体事業）、Texas Instrumentsも参加している。同技術の仕様は2008年前半に完成する見込み。
（ITmedia News）

△オリンパス<7733>、生体内に近い環境下で分子間相互作用解析が可能な分析システムを発売

△日本ベリサイン<3722>、ＳＳＬサーバ証明書のオプションサービスの適用対象を拡大

△沖電気<6703>、クアッドコア　インテルＸｅｏｎプロセッサーを４基搭載できる「ｉｆ　Ｓｅｒｖｅｒ」２機種を発売

△住商情報システム<9719>、ウイングアークとパートナープログラム「ＷＡＲＰ」を締結

△ＡＤＫ<9747>、セカンドライフ内に「ＡＤＫアニメワールド」を開設しコンテンツビジネスを展開

△住友電工<5802>情報システム、Ｊａｖａ開発フレームワーク「楽々ＦｒａｍｅｗｏｒｋＩＩ」最新版を発売

△住友電工<5802>ハードメタル、難削材旋削加工で安定長寿命化が可能な新材種を開発

△伊藤忠<8001>オートモービル、曙ブレーキ<7238>と産業機械・鉄道用ブレーキの販売会社を設立

△日立ソフト<9694>、「遺伝子検査／解析支援サービス」を提供開始

△電気化学<4061>、１０月出荷分から「ポリビニルアルコール」の価格を値上げ

△昭和電工<4004>、１０月からコンデンサー用高純度アルミニウム箔の価格を値上げ

△沖電気<6703>、警告音など短時間の音声再生に最適な音声合成ＬＳＩをサンプル出荷

△ニコン<7731>と米シノプシス、４５ナノメートル以降に対応するＤＦＭソリューションを発表

△ゼンテック<4296>、ＤＶＢ－Ｈ対応のＵＳＢチューナーとＳＤＩＯチューナーを開発

△ＪＦＮＣと三井物産<8031>、データ放送サービス事業などの企画会社を共同で設立

△セガミメディクス<9727>、店舗で健康診断・検診などに関する事業を開始

△ＡＮＡ<9202>セールス、パッケージツアー「旅ドキ東北・北陸　ＡＮＡ＆ＪＲで行く」を発売
（日経プレスリリース）

△任天堂<7974>が大幅高で５日続伸
任天堂が大幅高となり、５日続伸。米国株高、円安が好感されているほか、１０月初旬の近況報告会で岩田聡社長のコメントに期待した買いが入っている。

△アビックス<7836>が５割高
アビックスが大幅高で急反騰。マーケットメーク銘柄のため、通常の制限値幅２０００円を上回る１万以上と５割高で３万円台を回復していた。今３月期中間を上方修正、通期予想の黒字転換に現実感が出てきたことが買い材料となった。電子応用機器の製造販売が中心。

△イビデン<4062>は年初来高値奪回波動へ
イビデンが９６８０円は１７０円高と反発。８月９日の年初来高値１万５７０円奪回波動に入りつつある。主力製品のディーゼル排ガス浄化装置ＤＰＦが、欧州での規制強化に伴う特需再来を控え、一段の伸長が見込まれている。業績拡大路線を継続しそうで、上値期待が高まっている。（１８日発売の『株式にっぽん１０月１日号』に詳細リポートを掲載）

△データアプリ<3848>、ストップ高
データ・アプリケーションがストップ高。新興マーケットは、大幅下落後の相場の立ち直り局面では、直近ＩＰＯ銘柄から始まるという慣例があるが、企業間電子商取引向けソフトという強みを持つ同社にリバウンド狙いの短期資金が入っている模様。

▼上場来初の赤字でフルキャスト<4848>が売られる
フルキャストが売られた。０７年９月期の連結最終損益が７億３０００万円の赤字になる見通しと発表したことが嫌気された。最終赤字は上場以来初のこと。

△ＡＱＩ<3838>が大幅続伸
ＡＱインタラクティブが大幅高で４日続伸。今３月期末の２０００円初配と中間の増額発表が好感された。前回予想売上高２６億円は変更ないが経常利益１９００万円を１．４億円に修正した。７月開始の新規事業キッズアミューズメントマシン「ポケモンバトリオ」は好スタートしているものの、北米板「はじめの一歩」の販売の期ズレで売上高はイーブンとなったが、販売管理費の見直しで収益を押し上げた。通期計画は不変で増額の思惑もある。

△ゼンケンオール<2446>、続伸
ゼンケンオールが続伸。子供向けの英会話教室を展開。株価は年初来安値水準にあるが高配当利回りは見直し材料。

△ダントー<5337>　ＴＯＴＯ<5332>との提携効果に期待。時価の３００円近辺は売られ過ぎと。

△ＭＲＯ<3064>　沖縄、離島を除く九州地域の翌日配達が可能に。工業用間接資材の通信販売最大手。

△モロゾフ<2217>　Ｖ字回復した０８年１月期を最終年度とした３か年中期計画が売上高、営業利益とも計画値を上回って着地へ。
（株式市場新聞）

△三菱商事<8058>が反発、５日移動平均線をサポートラインとして上値追い
三菱商事が、１３０円高の３４１０円と反発し５日移動平均線をサポートラインとして上値追いとなっている。原油価格の上昇、非鉄金属市況も強含みなど外部環境が好転、１８日付で外資系証券が、投資判断「買い推奨」継続、目標株価を３７５０円→３９００円に引き上げたことなども好感している。株価は、７月２４日につけた上場来高値３６５０円から急落した８月１７日安値２６１５円までの３分の２戻りを先週達成し、押し目買いが入りやすくなっている。全値戻りも視野に入ってきたようだ。

△株マニ注目のレンゴー<3941>が続伸
株マニ注目のレンゴーが、２３円高の７３５円と続伸し７月２４日につけた戻り高値７５８円を窺う動きになっている。３日付で銀行系証券が投資判断を「２」→「２＋」に格上げしたことに続き、６日付で外資系証券が投資判断を「オーバーウエート」継続、目標株価を７００円→８５５円に引き上げている。株価は、８月３１日に日本製紙グループ本社とは来春をめどに段ボール原紙の生産を統合すると報じられ４日に７３２円まで買い進まれた。８月１６日に６００円まで下げ株価は往って来いとなったが、下値を切り上げる動きを鮮明にしており、円高基調も追い風に７３２円突破から８００円処までの上昇も見込まれよう。

△ビットアイル<3811>は７月通期好業績が買われる。テクニカル、ファンダメンタルズも買い時
ビットアイルは小反発。４００円高の４万２０００円で始まり、その後は４万５０００円まで買われている。先週１２日に発表した７月通期連結決算は、売上高５２億０６００万円、経常利益７億６３００万円、純利益４億２５００万円（前年は連結でないため、前年比増減率はなし）。個別では、売上高５１億１０００万円（前年比４４．７％増）、経常利益８億４３００万円（同６５．３％増）、純利益４億９２００万円（同２４．８％減）となった。同社はデータセンターを核とした、サーバなどのネットインフラ提供事業、運用サービス事業などを行なっている。客先はホスティング事業者、コンテンツ事業者、ＳＩ事業者、通信事業者、メディアなど。売上高の９割がストック型のビジネスモデルで、粗利益率が高いこと、解約率が低いことが特徴だ。
大口株主は寺田航平社長のほか、寺田倉庫、CSKホールディングス<9737>、信託・投信など堅い。今期は引き続き、１顧客あたりのサービス項目などを増やして客単価を上げていく。また、人材ビジネスやＳａａＳ用プラットフォームといった新事業展開、第４データセンターの新設を進めている。きのうひらいた説明会で、寺田航平社長は「現在、ネット上で行き来する情報は、映像や３Ｄなどが増加し、システムの高度化、データ容量の増大などで、データセンター需要はますます拡大している」と指摘した。業界観測では、データセンター市場は、２００５～１０年の年平均成長率１４％、２０１０年には９９００億円規模になると見られている。同社の２００８年７月通期連結業績予想は、売上高７２億９８００万円（前年実績比４０．２％増）、経常利益１１億円（同４４．３％増）、純利益６億１８００万円（同４５．５％増）。チャートを見ると、７月初めの１２万円ラインから続落してきて、きのうは上場来安値を更新して４万１０００円をつけた。続落でアク抜けし、現在の株価でＰＢＲは２倍台、ＰＥＲは１４倍台央と割安になった。オシレーター的にも「買い時」となっている。

△テルモ<4543>は増額修正期待と信用好需給をテコに連日上場来高値
テルモが、２００円高の５９４０円と上昇し連日の上場来高値更新となっている。前週１４日発売の会社四季報では、ガイドワイヤ等カテーテルシステムが欧米中心に好調。病院向け商品も新興国向けなどが好伸。海外での営業網拡充による販管費増こなし会社営業益６４０億円は増額へとして、７４０億円（前期比２６．５％）の最高益更新。増配期待としている。 また、信用取組倍率０．２２倍の好需給もテコに株価は上値追いとなっている。

△ＫＤＤＩ<9433>は反発→続伸。次世代高速無線通信の新会社発表
ＫＤＤＩは反発→続伸。１万円高の８６万５０００円で始まり、その後は８８万３０００円まで買われた。きのう大引け後に、同社をはじめとした５社共同で、次世代高速無線通信の免許取得へ向け、新会社を設立すると発表した。
同社のほか、米インテル、東日本旅客鉄道<9020>、京セラ<6971>、大和証券グループ本社<8601>、三菱東京ＵＦＪ銀行（三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>）が出資して設立する。新会社は、ワイヤレスブロードバンド（本社・東京）。８月末にＫＤＤＩが設立した企画会社の増資を各社が引き受ける形とする。資本金は８億５０００万円となる。
総務省が設ける免許枠は２社で、申請期限は１０月１２日。
同社のほか、別グループとして、ウィルコム単独、ＮＴＴドコモ<9437>とアッカ・ネットワークス<3764>のグループ、
ソフトバンクモバイル（ソフトバンク<9984>）とイー・アクセス<9427>のグループが申請を予定していると報じられている。

△株マニ注目のサンデン<6444>が反発、四季報では営業利益増額修正見通し
１４日発売の会社四季報で、会社計画営業益は過小としていることから注目したサンデンが、２０円高の６０９円と反発している。四季報では、流通機器は低迷続き開発費重いが自動車機器がＢＭＷなど欧州メーカー向け伸長。保守的な為替（１ＥＵＲＯ１５０円）に、原価改善も予想以上。会社計画営業益７５億円は過小として、１１０億円（前期比６２．９％増）と大幅増益を予想している。また信用取組倍率１．６８倍の好取組となっていることに加え、本社が群馬県伊勢崎市寿町２０、群馬銀行も取引銀行になっており、次期首相候補関連銘柄との思惑もある。

△群馬銀行<8334>は反発。「福田康夫銘柄」･･･ではなく、今朝は銀行株が軒並み高い
群馬銀行は反発。３１円高の７２０円で始まり、寄り後は７２５円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、今朝は日経平均株価が反発→続伸。２３６円３２銭高の１万６０３８円１２銭で始まり、寄り後は５０３円２３銭高の１万６３０５円０３銭まで上げている、地合いの良い状況。東証１部業種別株価指数でも、きのうまでヒドイ状況だった、銀行、証券・商品先物取引業、その他金融業の各セクターが、値上がり率上位を占める場面が続いている。銀行業セクターでは、都銀、地銀株とも、軒並み値を上げている。そのため、群馬銀行株もツレて上がっているもようだ。チャート的にも、今月に入って、８００円ラインから続落し、きのうは年初来安値６８８円をつけていた。自律反発のタイミングでもあった。また、群馬県は次期自民党総裁・首相の大本命とされている、福田康夫元官房長官の地元。ただ、現在の状況では、「バラマキ復活」にはならないようなので、昔のように「首相の地元で公共投資が拡大」の期待は薄い。しかし現在の株価で、ＰＥＲは１７倍台央、ＰＢＲは１倍弱と、優良ディフェンシブ株にしては割安。オシレーター的にも「買い時」となっている。今後の地合いなどにもよるが、まずは２５日移動平均線７５０円ライン、中期では２６週移動平均線８００円ラインまでの戻りが目標となろう。

△新日本製鐵<5401>が反発、７５０円処が下値として固まる
新日本製鐵が、２６円高の７８６円と反発している。米政策金利、０．５０％の大幅利下げを好感し米国市場はダウ３３５ドル高と急反発、これを受け日本市場も全面高となっている。新日本製鐵は、６日に９月中間期業績予想の上方修正を発表もさえない展開が続いていた。目先、７５０円処が下値として固まったとの感もある。一気に買い上がる動きは期待出来にくいが、直近４日高値８３５円を上回るか注目されよう。

△カブドットコム証券<8703>は反発。テクニカルに加え、夜間取引に４証券参加が材料
カブドットコム証券は反発。６０００円高の１１万３０００円で始まり、寄り後は１１万６０００円まで乗せている。今朝寄り前に、夜間取引市場『ｋａｂｕ．ｃｏｍＰＴＳ」に、三菱ＵＦＪ証券など４証券が、２７日から取引参加開始すると発表した。今回参加するのは、ほかにＢＮＰパリバ証券、ゴールドマン・サックス証券で、１０月以降にはクレディ・スイス証券が参加する予定としている。カブドットコム証券のチャートを見ると、７月の１８万円ラインから続落。きのうは１０万６０００円をつけて上場来安値を更新した。なので、そろそろ反発のタイミングではあった。現在の株価でＰＢＲは約３倍と割高だが、業績堅調、株主構成も堅い優良銘柄にしては、ＰＥＲは約１６倍と割安。続落してきたので、オシレーター的には「買い時」となっている。まずは次のフシであり、１３週移動平均線でもある１５万円ラインまでは戻したいところだ。
（証券日刊新聞）

△液晶テレビなど当たる！賃貸情報ネクスト<2120>キャンペーン
住宅・不動産情報サイトを開設するネクスト（東京都中央区）は、同社運営の賃貸情報サイト「ＨＯＭＥ’Ｓ賃貸」で、３２インチ液晶テレビなどが抽選で当たる「近場に住み替え！ラクラク通勤・通学応援キャンペーン」（ｈｔｔｐ：／／ｒｅａｌｅｓｔａｔｅ．ｈｏｍｅｓ．ｃｏ．ｊｐ／ｃｏｎｔｅｎｔｓ／ｃｐ／２００７ａｕｔｕｍｎ／）を実施する。本キャンペーンは、住み替えで通勤・通学時間を短縮してできた余暇の活用を支援するのが目的。サイトの物件検索フロー中に隠されたキーワードを見つけて応募すると、抽選で液晶テレビや低反発枕、体重・体組成などの賞品が当たる。応募期間は１０月３１日（水）まで。当選発表は１１月上旬、賞品発送は同中旬の予定。

△ロケットカンパニー漢検ＤＳソフト、私立小補助教材に
携帯電話用コンテンツ（情報の内容）の配信や運営を行うイマジニア<4644>（東京都新宿区）の子会社で、家庭用ゲームソフトの開発・販売を手掛けるロケットカンパニー（同）の携帯型ゲーム機「ニンテンドーＤＳ」向け学習ソフト２本が、私立ノートルダム学院小学校（京都市左京区）の学習補助教材として正式に採用されることが決定した。採用が決まった学習ソフトは「（財）日本漢字能力検定協会公認　漢検ＤＳ２＋常用漢字辞典」と「英検ＤＳ～旺文社英検書シリーズ準拠～」。いずれも２７日から市販を始める。ロケットカンパニーとノートルダム学院小学校は、今回の漢検ＤＳ２と英検ＤＳの導入を「ニンテンドーＤＳを活用した学校教育のモニターテスト」として位置づけており、このテストに参加した児童の学習効果を定期的に測定していく。そのテストデータをもとに両者は共同研究を行い、将来的には独自の学習ソフトを開発し、教材として使用するだけでなく、全国の学校への導入を目指す。ノートルダム学院小学校は、先進的な教育で定評がある名門私立小学校。学校を挙げて漢字検定の学習を行っているほか、独自教材やコンピューターを活用した英語教育などに取り組んでいる。なかでも漢検は、２００１年から０５年まで５年連続で合格率全国第１位という実績を誇っている。
（FujiSankei Business i）