ミリキタニの猫

2001年9月11日、世界貿易センターが瓦解する緊張状態のニューヨーク路上。
騒然とした周囲をよそに、いつもと同じように平然と絵筆を動かしている
男がいた。彼の名はジミー･ミリキタニ、89歳。カリフォルニアで生まれたが、
第二次世界大戦中、日系人強制収容所に送られ、アメリカに抵抗して
自ら市民権を捨てた。その時から彼の反骨の人生が始まった。
戦後派、モダンアートのカリスマ、ジャクソン･ポロックに寿司やてんぷらを
料理したというが、彼の89 年間には何があったのか･･･、
そして彼の描く猫の絵に込められているものとは･･･

　信じて貰えないかもしれませんが、実はワタシはこの方と一度、
お逢いしています。２２年ほど前のニューヨークのグリニッジビレッジ
にある画材屋さんで･･･

当時、グリニッジビレッジの夕方以降というのは余り治安がよくなく、
日本人観光客も夕方以降は足を踏み入れない地域だったため、
日本人というのは珍しいし、観光客にも観えなかったしぃ～･･･

何故、日本人と判ったかというと、日本語をお連れの女性に喋ったから･･･
それで同じ日本人だから、そのご老人(に見えた)にお声を掛けたのですが、
「日本人だということは言わないで！」･･･とその場で口止めされたのです。
その時のご老人が、この「ジミー･ミリキタニ(三力谷)氏」だったんです。

　その時の情景やご老人のお顔は今でもハッキリと覚えているのですが、
有名な方だとはつゆ知らず･･･でも、その時に失礼がなかって良かったぁ～･･

いやぁ～思い出と共に9月8日の劇場公開が待ち遠しいなぁ～･･･

ミリキタニの猫
http://jp.youtube.com/watch?v=ax9K9a0FS5U

THE CATS of MIRIKITANI(ミリキタニの猫)HP
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/index2.php

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