8/23 お昼の『株価材料』

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■株価材料

△ＰＳ３でテレビ録画、ＳＣＥが欧州で専用チューナー
ソニー<6758>・コンピュータエンタテインメント（ＳＣＥ）欧州法人は22日、ゲーム機「プレイステーション３（ＰＳ３）」でテレビ放送を録画できるようにする専用チューナーを2008年初めに欧州で発売すると発表した。この機器を接続するとＰＳ３がハードディスクレコーダーとして使えるようになる。ＰＳ３の販売テコ入れにつなげたい考え。日本での販売は未定としている。ドイツ・ライプチヒで開催中のゲーム展示会で発表した。機器の名称は「ＰｌａｙＴＶ」で、価格は未定。欧州のデジタル放送規格「ＤＶＢ―Ｔ」に対応しており、ハイビジョン画質のデジタル放送をＰＳ３のハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）に保存できる。携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」で、ＰＳ３に録画した番組を外出先から視聴することもできる。08年初めに英国、フランス、イタリア、ドイツ、スペインなど欧州各国で発売する。
（NIKKEI NET）

△非鉄株が人気集める、市況回復や米素材株高で
住友金属鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>、住友軽金属工業<5738>など非鉄株が人気を集めている。非鉄市況の回復が好感されているほか、２２日の米株式市場で素材株が高かったことも背景となっている。市場では「米サブプライムローン（信用度の低い借り手向け住宅ローン）問題で株式市場は揺れているが、新興国中心に経済が拡大しているという構図は変わらない。資源関連企業への恩恵が大きいとの見方も変える必要はないだろう」（準大手証券）との声が出ている。

△ＮＥＣエレ<6723>しっかり、パワーマネジメントデバイス事業を強化
ＮＥＣエレクトロニクスがしっかり。同社が２２日、自動車やデジタル家電の電源や電力供給を制御する「パワーマネジメントデバイス」の事業説明会を開き、同事業の売上高を２０１０年３月期に１１５５億円に引き上げる計画を発表したことなどが好感されている。同事業の０７年３月期実績は８３０億円で、全社売上高の約１２％を占める。特に注力するのは、モーターや液晶バックライトなどを入切する「低耐圧パワーＭＯＳＦＥＴ」と、１枚のチップで搭載機器のスピーカーやメモリーなど複数の電源を制御する「システム電源ＩＣ」。世界的に需要が拡大する両分野に力を入れることで、事業全体の海外売上高比率を現在の２５％から３５％程度に引き上げるという。

△レーザーテク<6920>買われる、自己株買いを発表
レーザーテックが買われている。同社が２２日に発行済み株式総数の１．６９％にあたる２０万株・６億円を上限に自己株を取得すると発表したことなどが材料となっている。同日に発表した２００７年６月期の連結決算で、経常利益が前期比２７．３％増となったことも好感されている。取引先の設備投資増を受けて、半導体関連の装置などの販売が伸びたと同社では説明している。

△横河電<6841>堅調、シンガポールでシステム受注
横河電機が堅調。同社が２２日、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)子会社のシェルイースタンペトロレアム（ＳＥＰＬ）からシンガポールの石油化学、石油精製プラント向けの制御システムを一括受注したと発表したことなどが材料となっている。同システムは、２００９年から２０１０年までの間に稼動する予定で、同社は２００８年１２月までに納入するという。

▼ＢＢタワー<3776>が売り気配、08年6月期の減益予想に失望
ブロードバンドタワーが売り気配。２２日に発表した２００７年６月期業績と、２００８年６月期見通しが失望売りにつながったという。２００７年６月期の連結経常利益は前年比２６．６％減の６億９７００万円。２００８年６月期は６１．３％減の２億７０００万円を見込んでいる。

△タムロン<7740>続伸、貸借銘柄に選定
タムロンが続伸。同社が２２日に、８月２９日から新たに貸借銘柄に選定されたことなどが材料となっている。今回の選定で同社株式の流動性および需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成を下支えすると同社では期待している。

△ミレアＨＤ<8766>が買い先行、200万株・68億円上限に自己株取得へ
ミレアホールディングスが買い先行となっている。同社は２２日、発行済み株式総数の０．２％にあたる２００万株を上限に自己株式を取得すると発表した。取得総額は６８億円。取得期間は２３日から９月１４日まで。足元の需給改善に期待する買いが入った。同社は２２日に４―６月期決算も発表した。順調な収益状況も安心感につながった。

△夢の街<2484>が買い気配、光通信<9435>が6.4％の株式取得
夢の街創造委員会が買い気配。光通信が２２日、夢の街創造委員会の株式の６．４％（１１３８株）を取得したと発表したことで思惑をよんでいる。光通信は、夢の街との提携を視野に取得したという。インデックス・ホールディングス<4835>が持ち株のすべてを売却した。光通信によると、夢の街株を買い入れたのは２１日。１株あたり２４万３０００円で、総額２億７０００万円程度で相対取引によって取得した。取得の目的は「事業面での提携や協力の展開を視野にしている」（広報）という。さらに、光通信から夢の街には株式取得を通知しており「了解はもらっている」（同）という。

△日産自<7201>堅調、ブラジルの生産を5倍に
日産自動車が堅調。２３日付日経新聞朝刊で、同社が２００９年までにブラジル現地工場の生産能力を現在の約５倍の年４万台に引き上げると報道されたことなどが材料となっている。販売店網も１２０店に倍増させるという。インドやロシアに続いてブラジルにも積極投資し、急成長するＢＲＩＣｓ市場での攻略を加速すると報道では伝えている。

△ブリヂストン<5108>が買い先行、円安やタイヤ増産計画を好感
ブリヂストンが買い先行。円安に振れている為替と、２２日にインドとインドネシアで乗用車と小型トラック向けラジアルタイヤの生産能力を２０１０年までに増強すると発表したことを手掛かりにしている。インドのインドール工場では、国内で需要が高まると見込む大径タイヤの供給力を向上させる。約６０億円を投じ、生産能力を１日あたり４５００本増の１万５０００本へと約５割増やす。インドネシアのカラワン工場では、輸出向け高性能タイヤの生産能力を拡大し、グループにおける供給拠点としての位置付けを強める。約１５５億円を投じ、生産能力を１日あたり８４００本増の２万７０００本に約５割増やす計画。

△テクモ<9650>が買い気配、業績・配当予想を上方修正
テクモが買い気配で始まっている。２２日に発表した２００７年１２月期業績予想の上方修正を好感した。連結経常利益は従来予想の１９億円から２２億円、連結純利益は９億円から１１億円に増額した。ゲーム事業部門で世界出荷したＰＳ３向けのソフト「ＮＩＮＪＡ　ＧＡＩＤＥＮΣ」が好調に推移したことが寄与する。好業績を受けて年間配当は従来予想の２０円（前期実績は１５円）から２５円に増額した。

△三菱商<8058>買い気配、1500億円超の自己株買いを発表
三菱商事が買い気配。同社が２２日に発行済み株式の３．０６％にあたる５１７５万９０００株を上限とする自己株買いを実施すると発表したことなどが材料となっている。１株２９００円で、取得総額上限は１５０１億０２００万円。名古屋証券取引所で自己株式の立会外買付制度を利用して２３日に買い付ける。自己株取得は、資本政策の自由度を確保するためという。
（ロイター）

△アステラ薬<4503>が大幅反発、グローバルな存在感向上へ－野木森社長が意欲
アステラス製薬の株価が大幅反発。一時は前日比170円（3.5％）高の5090円を付け、半月ぶりに投資家の短中期的な売買コストの平均を示唆する25日移動平均線（5081円）に回復した。免疫抑制剤「プログラフ」や過活動膀胱治療薬「ベシケア」などの主力品が順調に拡大、今期（2008年３月期）業績が会社計画線を確保できるとみられている上、今後は世界的な存在感を増すとの期待感も醸成されつつあるようで、買い圧力が高まった。野木森雅郁社長はこのほどブルームバーグ・テレビの単独インタビューに応じ、2005年４月の同社発足以来、目標として掲げてきた連結営業利益2500 億円の達成が視野に入ったと言明。その上で、今後は海外売上高比率を50％台前半でキープし、国内・海外のバランスをみながらグローバルな展開を図って行きたいと語った。厚生労働省が今年７月末にまとめた「新・医薬品ビジョン」の中で、「世界に通用するメガファーマ（巨大製薬会社）を少なくとも１－２社誕生させたい」と明記したことについて、野木森社長は「その中に入れるような会社になりたい」と回答。旧山之内製薬と旧藤沢薬品工業が経営統合を決めた時点から標ぼうする「いずれは世界で10位以内に入りたい」（同社の青木初夫共同会長）との目標を、引き継いでいく姿勢を示した。ＳＭＢＣフレンド証券の高沖聡シニアアナリストは、アステラ薬の目標株価を6450円と設定、投資判断を「買い」としている。「８月以降の世界的な株価急落でアステラ薬株も連れ安してしまった。きちんと利益を出せる仕組みを築いている上、株主還元策も魅力的、業界平均並みの株価収益率（ＰＥＲ）で評価しても、あと1400円超の値上がりが見込める」としている。　　高沖氏は、野木森社長に対して「収益もさることながら、自社開発の新薬でグローバルな存在感を示して欲しい」と期待を寄せていた。

△レーザテク<6920>が大幅続伸、半導体装置好調で今期も収益拡大－液晶も回復
半導体や液晶検査装置を手がけるレーザーテックの株価が大幅続伸。午前９時18分現在前日比130円（5.2％）高の2630 円。国内外の家電メーカーからの半導体検査装置の受注が好調なほか、液晶カラーフィルター欠陥修正装置も回復傾向にあり、前期（07年６月期）の連結営業利益は３割増益となった。今期（08年６月期）も増収増益を確保する計画を立てたことから、好業績割安株として見直し買いを誘っている。ゴールドマン・サックス証券の二本柳慶アナリストは、「主力の半導体ブランクス検査装置への需要は、ブランクスを調達するフォトマスクメーカー側でも検査を行う流れが確立しており、今期業績への安心感は高い」（22日付の投資家向けリポート）と指摘する。22日の取引終了後に発表した前期連結決算は、売上高が前の期比32％増の 158億7400万円、経常利益は同27％増の38億9500万円、純利益は同26％増の 23億7500万円だった。半導体関連の検査装置は国内メーカーからの受注のほか、韓国や台湾などアジアを中心とした海外からの注文も増えた。液晶関連装置も、シャープをはじめとする国内メーカーに加え、奇美電子など台湾メーカーも液晶投資を活発化させ始めており、底入れして回復傾向にあるという。レーザテクが前期決算と同時に示した今期の連結業績予想によると、売上高が前期比2.7％増の163億円、経常益は同8.6％増の42億3000万円、純利益は同9.5％増の26億円を見込む。ＧＳ証の二本柳アナリストは、「前期決算や今期会社計画の内容にサプライズはない」として投資判断は「中立」を継続するが、22日時点の株価は完全希薄化後のＧＳ証予想ＰＥＲ（株価収益率）12.6倍に当たり、「さすがに売られ過ぎの水準」との見解を示す。
（ブルームバーグ）

△住友ゴ<5110> 買い優勢。
ＣＬＳＡではタイヤメーカー4社を新規カバレッジ、同社をトップピック銘柄としているもよう。
同社と東洋ゴム<5105>の投資判断を「バイ」、ブリヂストン<5108>は「アウトパフォーム」、横浜ゴム<5101>は「アンダーパフォーム」としているようだ。

△ＪＢＲ<2453> いちよし証券では22日付で、投資判断「1-A-HR」を継続したようだ。
08年9月期は好採算の生活会員事業の順調な拡大に加え、販管費率の低下で高い利益成長を確保すると。また、生活会員事業が中期的な成長ドライバーになるとの見通しに変化はないとしている。

▼トッキ<9813> 大幅反落。
今期見通しが失望売りにつながっているようだ。07年6月期の決算を発表、08年6月期については経常利益で0.48億円（前期23.47億円の赤字）にとどまる見通し。そのため、業績の回復ペースが鈍いとの見方に。

△ＫＤＤＩ<9433>---しっかり、マッコーリーでは「アウトＰ」に
しっかり。マッコーリーでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も87万円から100万円に引き上げている。移動通信市場でのシェア拡大、経費削減効果などが、今年及び来年以降において、利益率とキャッシュフローに好影響を与えるとしている。なお、マッコーリーでは、ＮＴＴ、ドコモを「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げへ。

△牧野フラ<6135>---続伸、前日に業界の受注見通し上方修正伝わる
続伸。前日には工作機械工業界による業界の年間受注上方修正などが伝えられており、関連各社の見直し買いなどが強まる状況にもなっている。また、モルガンでは「賢明なる投資家」になるチャンスと題するレポートの中で、バリュー株のスクリーニングを行なっており、リストアップされたなかでの買い推奨銘柄として同社も取りあげている。

△ＪＲ東<9020>---インデックス買いでプラスに
プラスに転じる。ディフェンシブ銘柄は利食い優勢となったが、相場全体が出直り基調を強める中、インデックス買いでプラスに転じている。なお、みずほ証券では目標株価を100万円から103万円に引き上げている。良好なファンダメンタルズが再評価される展開を想定。

△新日鉄<5401> 再度800円回復へ挑戦。
為替相場が1ドル116円台に乗せてきている。直近の戻りでは800円に届かなかったが、外部環境が落ち着きを取り戻してきており、800円回復が期待される。同社の強い値動きが全体に与える影響は大きい。

△大平洋金属<5541>---大幅反発、ニッケル市況の上昇受けて
大幅反発。ニッケル市況の上昇が買い材料とされる。ニッケル市況は前日も3.5％上昇、16日の安値からは約12％の上昇と、ここにきて急反発の展開となっている。冶金工や住友鉱山など他のニッケル関連も上昇が目立つ。

△スター精<7718>---25日線を一気に突破、格上げ観測も
大幅続伸で25日線を一気に突破している。昨日08/2期上期及び通期業績の増額修正を発表した。サプライズはないようだが、為替相場の円高修正の流れなどが追い風に。また、新光証では「2+」から「1」に引き上げ、目標株価を4000円との観測も。

△佐世保<7007>---テクニカル妙味高まる
大幅反発。テクニカル妙味が高まっている。これまで抵抗線として意識されていた一目均衡表の雲下限を一気に突破して、雲上限レベルを捉えている。また遅行スパンは過去の実線を下から上に突き抜ける、上方転換シグナルを発生させてきている。

△カカクコム<2371>---反発、ＫＢＣでは「ＢＵＹ」に格上げ
反発。前日はヤフーや楽天などネット関連の中心銘柄が揃って上昇、ネット関連株への見直しの動きも強まりかけているようだ。なお、ＫＢＣでは同社の投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も275000円から325000円に引き上げているもよう。

△コマツ<6301>---世界的な分業体制を構築すると
4営業日続伸。ＮＹ市場の上昇、為替の円高修正の流れを好感。また、世界的な分業体制を構築すると伝えられており、米国景気減速懸念での業績先行き不透明要因を払拭する格好にも。

△ＫＤＤＩ<9433>---利食い優勢後はインデックス買いでプラスに
プラスに転じる。海外株高や円高修正の流れから素材、金融セクターなどが上昇基調を強め、昨日強い動きをみせていたディフェンシブは利食い優勢のスタート。しかし、日経平均が16300円に接近する大幅高となる中、指数インパクトの高い同社へはインデックス買いも。

△キヤノン<7751>---大幅上昇、115円台後半までの円安進行受け
大幅上昇。リスク資産圧縮の動き後退などを受けて為替市場では1ドル＝115円台後半にまで円安が進行、輸出関連株の安心材料につながっている。輸出企業の中心的な想定レートとされる115円を上回る円安水準となったことで、同社やホンダなど輸出関連の代表銘柄がストレートに買い優勢の展開へ。

△メガバンク---買い先行、カントリーワイド時間外上昇受け
メガバンク総じて買い先行。バンカメによる優先株の取得報道を受けて米カントリー・ワイドが時間外取引で急伸、サブプライムローン問題への警戒感が後退する展開につながっているようだ。同問題の不透明感が株価の頭を抑えていたとみられる国内銀行株の買い材料にも。本日は日銀金融政策決定会合の結果が公表されるが、利上げ見送りは大方織り込まれており、本日は警戒材料となっていない。

△新日鉄<5401>---素材セクターへの見直し買いの動き
買い気配スタート。為替相場が115円台後半で推移するなど円高修正の流れや、米国市場ではアルミ大手アルコアが指数をけん引するなど、素材セクターへの見直し買いの動きが強まる。

△みずほ<8411>---米サブプライム問題の懸念後退で金融株上昇期待
米大手4行が連銀窓口を通じて合計20億ドルの借り入れを行うなど流動性を高めていることや、米住宅金融最大手のカントリーワイド・ファイナンシャルが時間外取引で急騰しており、米サブプライム問題の懸念後退から金融セクターへの波及効果が期待される。
（フィスコ）

△Ｊインベスト<3827>は業績減額織り込み下げ過ぎ訂正で反発
ジャパンインベスト・グループ・ピー・エル・シーは、９９０円高の２万１９９０円と反発し、８月１６日につけた上場来安値１万９４５０円から出直る動きを強めている。８月１４日に発表した今１２月期業績の下方修正と全般相場の波乱が重なり株価急落に拍車をかけたが、２０日開催の６月中間期決算説明会で「業績修正は新規事業立ち上げの投資負担によるもので、本業の日本株リサーチは黒字を確保できる」（ルパート・イーストウッド最高経営責任者）としたことから下げ過ぎ是正期待の買い物が増勢となっている。同社は、昨年１２月に２社目の海外企業として公開価格２０万円で新規上場され一度も公開価格を上回ることがなく公開価格の１０分の１以下まで調整一方となった。とくに１４日の業績減額は、売り上げが期初予想を５億９０００万円、税引前経常利益が７億２９００万円、純利益が５億８６００万円それぞれ下回り、純利益３億８００万円の赤字転落となったことがショックとなった。新規事業として日本株式の売買発注システムの開発やアジア株式リサーチ・サービスの開始のため４億５００万円の先行投資費用が発生することが主因としている。今後、日本株リサーチは、不調だった小型株から大型株へ、買い推奨のみから売り推奨も交える方向へシフト、いっそうの新規顧客開拓を進める。

△東和薬品<4553>は後発医薬品普及策から１Ｑ大幅増益見直し続伸
東和薬品は、６０円高の５２２０円と４日続伸している。直接の買い材料は、引き続き８月初めに伝えられた厚生労働省の後発医薬品処方の標準書式化だが、つれて７月３０日前場引け後に発表した今３月期第１四半期（１Ｑ）決算の大幅増益・高進捗率着地が見直されており、信用取組が株不足となる好需給もサポート効果を発揮している。同社の１Ｑ業績は、前年同期比２１％増収、２．２倍経常増益、２．２倍純益増益と大きく伸び、期初の中間期予想に対し経常利益は％、純利益は％の高進捗率となった。厚生労働省の後発医薬品の使用促進策の追い風を受けて適正価格での販売を維持、２００１－２００７年追補品などの重点品目の市場を開拓したことが寄与しており、利益面では前期末に比べて為替レートが５．２１円の円安となり２億１００万円のスワップ評価益を計上したことが押し上げ効果を発揮した。株価は、今年４月に発表した前期業績の再上方修正や今期業績の連続最高益予想、さらにここにきて８月初めに伝えられた厚労省の後発医薬品の処方を標準書式とする支援策などをテコに上場来高値５４００円まで急伸ている。ＰＥＲ的には割安感は乏しいが、信用取組の株不足、逆日歩も相乗し最高値トライから上値追いが有望となる。

△スター精<7718>は４連騰、業績上方修正に増配が上乗せ
スター精密は、２８０円高の３３３０円と４日続伸し８月１７日の２５４５円安値から大きくリバウンドしている。前日に今８月中間期・２月通期業績の上方修正と中間期・期末配当の増配を発表、好感する買い物が集まっている。同社は、前期業績を２回上方修正しているが、この１回目を昨年８月に増配とともに発表し、２０００円台乗せから今年７月の３６９０円高値まで上昇する出発点となっており、再現期待を高めている。上方修正のうち通期業績は、売り上げが期初予想より５４億円、経常利益が２４億円、純利益が１４億円それぞれ引き上げられ、純利益は８９億円（前期比２６％増）と過去最高更新幅をさらに拡大する。工作機械が、欧州地域の旺盛な設備投資需要に支えられて売り上げが期初予想より９％、営業利益が２０％上ぶれし好調を持続、特機事業でも小型プリンタが、欧米のほか東欧など新興国市場向けに伸び、同じく１１％、３７％上乗せとなることなどが上方修正要因となった。配当は、中間期・期末とも期初予想の２１円から２６円に引き上げ、年間５２円（前期実績３２円）に増配する。株価は、今期第１四半期業績の大幅増益・高進捗率をテコに１０００円高し今回の世界同時株安に巻き込まれ往って来いとなった。リバウンド幅をされに拡大しよう。

△ニチリン<5184>は通期業績増額と増配で超割安株買いが再燃し急伸
ニチリンは、２日ぶりに商いが成立し２１日終値に対して３９円高の９４９円と急伸している。前日の２００７年６月中間期決算の開示に合わせて、１２月通期業績の上方修正と中間期・期末配当の増配を発表、超割安株買いを再燃させている。同社は、８月９日に中間期業績の上方修正を発表したが、全般急落相場のなかで不完全燃焼となりその分だけ買いエネルギーが増幅している。通期業績は、売り上げが期初予想を２０億円、経常利益が２億円、純利益が１億円各上方修正され、純利益は１２億円（前期比２７％増）と増益幅を伸ばす。国内で受注車種が堅調に推移し、海外拠点への輸出も増加、為替の円安も加わり、中間期に続く上方修正となった。配当は、中間期・期末とも期初予想の５．５円から７．５円に引き上げ、年間配当を１５円（前期実績１１円）に増配する。株価は、品薄・値付き難で推移しているが、今回の業績増額でＰＥＲは６倍台と超割安となる。下値妙味は大きく膨らんでくる。

△イーストン<9995>は株式分割と実質増配取り高まり急伸
イーストンエレクトロニクスは、２１円高の７８７円と急伸し８月１３日につけた年初来安値７４６円からのリバウンドに弾みをつけている。前日に株式分割とそれに基づく期末配当の修正を発表、配当は実質増配となることから株式分割と合わせて権利取りの動きを刺激している。株式分割は、投資家の投資しやすい環境を整えるために投資金額を引き下げ、株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図ることを目的に実施するもので、９月３０日割り当てで１株を２株に分割する。期末配当は１５円と予想していたが、株式分割に伴い１０円に引き下げるが、分割を勘案すると実質５円の増配となる。同社は、前期に元執行役員の不祥事により業績の下方修正、上方修正を繰り返し株価も７４０円安値まで突っ込んだ。今期業績は、増収増益転換を予想したが、７月に発表した第１四半期業績が減益・低進捗率で着地したことから再び下値を探る展開となっている。ただＰＥＲは１０倍台、ＰＢＲは０．４倍と割り負けているだけに分割・増配取りの待ち伏せ買いも一法となりそうだ。

△ユニチャペット<2059>は好需給をテコにディフェンシブ株人気高め反発
ユニ・チャーム　ペットケアは、１５０円高の４７５０円と反発している。決算発表のたびごとに業績伸び悩みで株価が下ぶれ強弱感が対立しているが、逆に株不足となる信用好需給を手掛かりに下げ過ぎ訂正期待の買い物を誘発している。同社は、ペット用のフード、トイレタリー用品の大手で業績環境は少子・高齢化が進む追い風を享受、連続の過去最高業績を更新中だ。ただ今３月期業績は、前期の２ケタ増収増益から１ケタ台の伸び率に鈍化し、７月に発表の第１四半期業績も、期初の中間期予想対比で利益は５６－６２％の進捗率と想定範囲内にとどまった。このため信用取組は、高値で買い残が減少するとともに売り残が拡大、大きく株不足となる需給好転が続いている。株価自体は、７月の年初来高値５０５０円から８月２０日の４４５０円まで５００円安し、下落幅の３分の１戻しをクリアしたところで売り方、買い方のいずれに軍配が上がる分岐点となっている。６月に発表の北米でのペット用トイレタリー製品の販売などの材料の展開次第では、ディフェンシブ株人気を高めさらにリバウンド幅を拡大する展開も有力となる。

△レンゴー<3941>は円高メリット思惑を信用好需給がサポートし続伸
レンゴーは、１２円高の６８２円と５営業日続伸し全般調整相場下で逆行高を鮮明にしている。世界同時株安は、同時にドル高・ユーロ高から円高への急転換を招き、円高メリット思惑が直接の買い材料となったが、８月１５日払い込みで実施した第３者割当による自己株式処分（処分価格７２４円）に伴う業界再編思惑や信用取組が株不足で逆日歩のつく好需給もフォローの材料となっている。自己株式処分は、昨年１１月に締結した日本製紙グループ本社（３８９３）、住友商事（８０５３）との古紙、板紙、段ボールの三位一体の改革を目指す戦略的業務提携に基くもので、自己株式８４３万株を日本製紙グループに割り当てる一方、取得資金約６１億円は日本製紙グループ株式取得に充当する。一方、業績は、今３月期第１四半期が前年同期比３％増収、２５％経常減益、２３％純益減益で着地、原燃料価格上昇や新古紙価格の高騰が足を引っ張った。このため同社は段ボールの値上げを表明、今回の円高転換とともに業績回復への期待も高まる。信用取組が株不足で逆日歩もつく好需給も加わり、なお逆行高ムードを強めよう。

△きちり<3082>は連続大幅増益を見直し直近ＩＰＯ人気拡大し続伸
きちりは、５０００円高の２２万円と４日続伸し、８月２１日につけた上場来安値１７万５０００円からのリバウンド幅を拡大している。前日２２日開催の決算説明会で、今６月期も東京・秋葉原などを含め１５店の積極出店を進め「外食産業の新スタンダードを目指す」（平川昌紀社長）としたことから、今６月期の２ケタ増収増益業績を見直し直近ＩＰＯ（新規株式公開）人気が高まっている。同社は、今年７月に公開価格１５万２０００円で新規上場され、上場２日目に３９万円で初値をつけ、４５万８０００円高値まで買われる高人気となり、その後は地相場を探る調整となっていた。関西を地盤に「モダン和食」を商品コンセプトに高級・中級居酒屋チェーンを直営展開、乗降客３万人の郊外駅前の小商圏でも開店２カ月で黒字化を達成するビジネスモデルを確立、今期積極出店策と高い集客実績を続けている。今期は、前期の１０店（退店３店）を上回る１５店の出店を計画、売り上げ４５億９８００万円（前期比３１％増）、経常利益２億円（同３２％増）、純利益１億１０００万円（同３８％増）を予想している。株価は、ＰＥＲ１５倍台と割安であり、上場人気の再燃も想定範囲内となる。

△タムロン<7740>は急落幅の３分の１戻し達成相次ぐ業績増額見直し４連騰
タムロンは、１００円高の３７５０円と４日続伸している。８月７日につけた上場来高値４２６０円から全般相場急落に巻き込まれて８営業日で１３１０円の棒下げとなっていたが、連続の業績上方修正などの好実態を見直し早くも下落幅の３分の１戻しを達成、さらにリバウンド幅拡大が期待されている。同社の今期業績は、今年５月発表の第１四半期決算が大幅増益・高進捗率で着地したことから動意付き、７月の６月中間期業績上方修正で二段ロケットが発進、さらに８月６日の中間期決算開示に際しては１２月通期業績の上方修正を発表、上場来高値まで買い進まれた。デジタル一眼レフカメラ向けに今年２月発売の超高倍率ズームレンズなどの販売が好調に推移し、コンパクトデジタルカメラ用レンズユニットが販売数量、売り上げとも増加していることが要因で、通期業績は売り上げが期初予想より３４億円、経常利益が１７億円、純利益が４億円それぞれ引き上げられ、純利益は４５億円（前期比１１％増）と３期ぶりに過去最高を更新する。急落・急反発の値動きの良さは東証１部市場でも群を抜いており、ＰＥＲ的には割高だが、全般相場リバウンドをリードする展開は有力である。
（東洋経済新報社）

△スター精<7718>が高い、増額修正・増配を好感
スター精密が高い。前日に０８年２月期の業績見通し及び配当予想を増額修正したことが好感されている。営業利益計画を前回予想の１１５億円から１４０億円へ増額修正。年間配当予想は従来の４２円から５２円にしている。欧州向けの工作機械や新興国向けの小型プリンタが好調を持続したことなどが要因。ゴールドマンサックス証券では「強い買い推奨リスト」継続。リポートでは「会社の下期計画は小型プリンタの減速を見込むなど、依然保守的な印象が強く、もう一段の増額修正が期待できそう」などとしていた。
（ラジオNIKKEI）

△ソニー<6758>、PS3用「Folding@Home」をバージョン1.2に
最新バージョンv1.2では、スクリーンセーバー・モードのほか、PSPの「Remote Play」機能のサポートを追加した。
（ITmedia News）

△ローソン<2651>、特定郵便局を併設した店舗「ローソン小倉清水２丁目店」をオープン

△住友商事<8053>、国際協力銀行とマダガスカル鉱山業向けプロジェクトファイナンス契約を組成

△横河電機<6841>、シンガポールのＳＥＰＬからＳＥＰＣ向け制御システムを一括受注

△森永乳業<2264>、脂肪分１／２でもミルクのコクが感じられる「森永クリープＬｉｇｈｔ」を発売
（日経プレスリリース）

△ダイキン<6367>が反発、好業績で最高値を意識
ダイキン工業が反発。７日に今３月期の連結経常利益予想を８８０億円から１０９０億円（前期比３８．９％増）に上方修正するなど業績は好調で、株価も底堅く推移。９日の最高値５３７０円を意識する展開となっている。

△大平金<5541>が急反発、ニッケル急伸受け
大平洋金属が急反発。ＬＭＥ（ロンドン金属取引所）でニッケル市況が急伸したことから買い戻しが広がった。株価は５月の最高値２６８５円から８月１７日の１２６８円まで半値以下に売られていた。

△ソネット<3789>が３０万円台を回復
ソネットが急反発。５営業日ぶりに３０万円台を回復した。ブロードバンド接続事業が大きく伸び、第１四半期の連結経常利益は過去最高となった。ブロードバンドの６月末の会員数は１０６万人と前年同期比１９％増加している。

▼トッキ<9813>、業績後退嫌って急反落
トッキが急反落。２２日発表の０７年６月期決算で、最終損益の赤字幅が４７億７６００万円と前期の１億５４００万円から大幅に拡大したことを嫌気した。

△ケミコン<6997>　導電性高分子コンデンサがＰＣ、薄型ＴＶ向けに拡大が期待される。今期は増額の公算。

▼ニイウスコー<2731>　２２日に予定していた６月決算の発表を２９日に延期。

△大日光<6635>　中国で高成長を遂げている地域の華東地区にある無錫の第２工場１２月竣工。生産能力２．５倍に。

▼テクノマセ<3787>は赤字嫌う
テクノマセマティカルが大幅安。監査法人との会計処理上の意見の違いから遅れていた決算の発表があったが、０７年４?６月期が９３００万円の赤字となったことで改めて売られた。

△ＦＢ<3843>が４連騰
フリービットが４連騰。一時１００万円を回復した。次世代ネットワークのユビキタス関連。本紙は１０日付最終面で、市場関係者が注目する直近ＩＰＯで証券コード番号が３８００番台で「サンパチ（３８）」銘柄の一つとして紹介した。

▼タスコ<2709>が連日の急落
前日ストップ安となり、売り物を残して引けたタスコが連日の売り気配。２００７年６月中間期に１９億円の債務超過に陥ったと発表したことが嫌気された。

△堀場製作所<6856>が大幅続伸
２３日付本紙１面で推奨の堀場製作所が大幅続伸している。収益上方修正を好感しているのに加えて、中国の環境汚染や温暖化ガスの排出防止に絡んでも環境分析機器の大手である同社の重要性がクローズアップされている。

△セプテーニ<4293>、４日続伸
セプテーニ・ホールディングスが４日続伸。大手ネット広告代理店を傘下に抱える純粋持ち株会社。ネット広告の勝ち組企業で本紙が１５日付１２面で推奨。１１万円を挟むもみ合いから上放れしており、１４万円台の活躍に期待。
（株式市場新聞）

△スター・マイカ<3230>は反発。新興市場でも、不動産関連銘柄が買われる
スター・マイカは反発。きょうの前場は２万円高の１５万４０００円まで買われている。大証ヘラクレス市場値上がり率上位にランクインしている。とくに材料が出たわけではないようだが、ここ数日、市場全体の地合いが好転し、ヘラクレス指数も反発・ジリ高傾向にある。そのため、同社のような好業績・割安銘柄に物色が入っているもようだ。また、今朝は東証１部業種別株価指数で、不動産セクターが値上がり率上位にランクインしている。
そのため、ヘラクレス市場でも、同社のほか、アライヴ　コミュニティ<1440>、燦キャピタルマネージメント<2134>など、不動産関連銘柄が値上がり上位にランクインしている。同社のチャートを見ると、中期・短期とも続落してきて、アク抜け。現在の株価で、ＰＢＲは２倍台央だが、ＰＥＲは１５倍台と、割安水準となっている。まずは２５日移動平均線１８万円ライン、続いて、１３週移動平均線２１万６０００円ラインが目標となろう。

△ホンダ<7267>が反発、２０１０年に年間生産能力が約４７０万台になる見通し
ホンダが、１２０円高の３７５０円と反発している。米国市場の上昇、同社が、２０１０年にグローバルでの年間生産能力が約４７０万台になる見通しを明らかにしたとの一部報道も好感している。同年の販売・生産計画は４５０万台を想定、２０万台程度の「供給余力」を確保する。株価は、１８０円高の３８１０円までつけた後、モミ合いとなっているが、１６日に開いた３９００円までのマド埋めとなるか注目されよう。

△住友商事<8053>が反発、金融機関がマダガスカルのニッケル開発事業向け協調融資
住友商事が、９３円高の１９７４円と反発している。２２日付で外資系証券は投資判断を「オーバーウエート」継続、目標株価を２４６１円→２６５９円に引き上げていることに加え、国際協力銀行が前日、三菱東京ＵＦＪ銀行など民間７行や韓国やカナダの政府系金融機関と、住友商事が参加するマダガスカルのニッケル開発事業向けの協調融資をまとめたと日本経済新聞朝刊で報じたことを好感している。非鉄分野としては最大級の総額２１億ドル（約２４００億円）をプロジェクトファイナンス方式で融資するという。本日の株価は１０時現在、寄付き１９８７円が高値となっており、好材料発表は目先の売り場とも思える動きとなっており、手放しでは喜べない展開か。

△双日<2768>はギャップアップ→続伸。今朝は引き続き、大手商社株が買われる
双日ホールディングスはギャップアップ→続伸。２０円高の４７８円で始まり、その後、４８５円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、今朝は東証１部業種別株価指数で「卸売業」セクターが値上がり率トップとなる場面が続いている。
同社のほか、伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>、三井物産<8031>、住友商事<8053>、三菱商事<8058>など、大手商社株が、ここ数日に引き続き、買われている。双日のチャートを見ると、今月に入り、６００円ラインから４００円台まで急落していた。ここ数日は戻り足となっており、このままジリ高で行きたいところ。まずは２５日移動平均線５３７円あたりまでは戻ると見る。

△シャープ<6753>が４日続伸、厚さ２センチの液晶テレビの試作に成功
シャープが、６０円高の２０６５円と４日続伸している。同社が前日、液晶技術の粋を結集し、「画質」「薄さ」「環境性能」で従来と比べ大幅に上回る液晶テレビの試作に成功したとの発表を好感している。画面サイズは５２型、厚さ２センチで現行製品に比べ４分の１の薄さ。軽量化につながり、壁掛けテレビとしての需要も狙う。大阪府堺市に建設する新工場で２００９年度にも量産を開始するという。株価は、８月１７日につけた年初来安値１８８８円から出直る動きを強めており、直近９日高値２１８０円を窺う展開か。

△ウエルシア関東<2717>は小幅続伸。施設介護会社への資本参加で、介護事業強化
ウエルシア関東は小幅続伸。寄り後は５０円高の３３２０円まで買われている。今朝の日経新聞で「ドラッグストア大手のウエルシア関東は、月内に、コムスン（本社・東京）の施設介護事業買収で連携してきた、介護施設運営のウイズネット（さいたま市）に資本参加する」と報道されたことが、手がかり材料となっているもようだ。報道によると、ほかにも介護事業への進出や強化を目指すドラッグストアが増えている。介護事業の強化で、未開拓だった高齢者の需要を取り込むことを目指すという。ウエルシア関東のチャートを見ると、コムスンの事業買収が取り沙汰されていたことを材料に、７月には年初来高値４０２０円までつけた。が、その後は地合いの悪化もあり、３２００円台まで下落していた。現在の株価で、ＰＥＲは１７倍台、ＰＢＲは２倍台と、一時よりは値ごろ感が出ている。業績は好調に右肩上がり。
イオン<8267>系で、大口株主には、信託や、モルガン・スタンレー系といった優良外資も入っている。このままジリ高で、まずは７月高値４０００円ライン奪回を目指す。

△テクモ<9650>はギャップアップで、東証１部値上がり率トップになる場面も。好業績と増配で
テクモはギャップアップ。９９円高の１２８４円で始まり、寄り後は１３０５円まで買われた。一時、東証１部値上がり率トップとなる場面も出た。きのう大引け後に発表した、６月中間連結決算は、前年同期比増収増益。とくに経常利益は同１２１．３％増の１４億８５００万円と、前年同期の倍以上の数字となった。また、１２月通期連結業績予想を上方修正した。前年実績比増収増益で、とくに経常利益は同６割超、純利益は３割超の増益を見込んでいる。ゲーム事業部門で、国内外向けのＰＳ３ソフト『ＮＩＮＪＡ　ＧＡＩＤＥＮ　Σ』が好調に推移しているため。さらに同日、増配を発表。創業４０周年の記念配当５円を加え、期末（年間）配当金２５円とした。株価１３００円で年間配当利回り１．９％と、高めの水準となる。

△新日本製鐵<5401>は続伸。市場好転で素直に「ゼロイチ銘柄」に買い入る
新日本製鐵は続伸。寄り後は３０円高の７９３円まで買われている。とくに材料が出たわけではないようだが、１７日につけた直近安値７００円を底に、ここ数日、地合いの好転にともない、ジワジワと値を戻している。さらに今朝は、前日の海外株式市場の回復にともない、日経平均株価はギャップアップ→続伸。１９３円１８銭高の１万６０９３円８２銭で始まり、１万６２９７円７７銭まで上げている。
今朝は当サイトで取り上げたように、同社をはじめとして、コマツ<6301>、日産自動車<7201>などが値を上げている。市場は地合い好転に反応し、素直に、「ゼロイチ銘柄」をはじめとした、主要銘柄を買っているもようだ。

△日産自動車<7201>はギャップアップ。地合い好転に、ブラジル増産報道がオン
日産自動車はギャップアップ。４０円高の１１４７円で始まっている。きのう発売した、ＳＵＶ『エクストレイル』のモデルチェンジ発売などに加え、今朝の日経新聞で「ブラジル生産　５倍に」と報道されたことが手がかり材料となっているもようだ。また、今朝は前日の海外株式市場の回復を受け、日経平均株価が続伸し、１９３円１８銭高の１万６０９３円８２銭で始まるなど、地合いは好調だ。日産自動車のチャートを見ると、今月半ばは地合いの悪化にツレて、同社株価も１２００円台から、年初来安値１０４８円まで、下落した。このまま地合いが好転し、ツレて続伸して、まずは急落前の１２００円ラインまでの戻りが目標となる。

△コマツ<6301>は買い気配切り上げ。地域越えた製品融通体制の構築報道で
コマツは５０円高の３３００円買い気配。今朝の日経新聞で、「地域越え製品融通」と報道された。報道によると、建設機械の海外工場を第三国・地域への輸出拠点として、各地の需要や為替の変動に応じて、機動的に製品を融通する、世界的な分業体制を構築するという。

△科研製薬<4521>　９月は学会の季節、話題となる銘柄の１つ
科研製薬の０８年３月期第１四半期連結業績は、売上高１９７億８２００万円（前年同期比１０．０％増）、経常利益２８億２３００万円（同２．２３倍）、純利益１４億３００万円（同７３．７％増）と２ケタ増収大幅増益と好調な滑り出しとなった。関節機能改善剤「アルツ」、医療機器の癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」、高脂血症治療剤「リピディル」、創傷治癒促進剤「フィブラストスプレー」の売上が順調に伸びたこととｂＦＧＦ（塩基性線維芽細胞成長因子）に関するライセンス契約に伴う一時収入があったことにより２ケタ増収となった。なお、慢性動脈閉塞症治療剤「プロサイリン」、鎮痛消炎貼付剤「アドフィード等」は横ばいにとどまった。高齢化社会を迎え、「アルツ」は売上、数量の面ともに伸びている。また、皮膚潰瘍、やけどなどの創傷治癒促進剤「フィブラストスプレー」は、長期入院患者の悩みである床擦れの治療薬として売上を伸ばしているが、さらに糖尿病性皮膚潰瘍の治療薬としての効能追加のために次相準備中であり、認められると市場規模はさらに拡大されることになる。上市の時期は０９年の予想。また、年内の上市が予想される肺動脈性高血圧症の治療薬「ＴＲＫ－１００ＳＴＰ」、現在フェーズ２の段階で１０年上市予定の歯周病治療剤「ＫＣＢ－１Ｄ」、１２年に上市予定の骨折治療剤「ＫＣＢ－１Ｂ」など次々と注目の新薬が控えている。通期連結業績予想は、売上高７９９億円（前期比４．６％増）、経常利益８７億円（同１３．５％増）、純利益５１億円（同１０．８％増）と前期に引き続き増収増益が予想されるうえに、残りのＣＢ残高１０億６０００万円を今年９月末に全額償還する予定であり、財務体質も健全であることから３円増配の年間２０円（中間１０円、期末１０円）と６期連続の増配を予定している。９月は学会シーズンを迎えるとともに薬品株が注目される季節、そんななかで、サンスターへのｂＦＧＦの歯科領域に関する欧米地域でのライセンス契約など話題が豊富なことから話題となる銘柄のひとつである。
（証券日刊新聞）

△自重堂<3597> 上方修正
自重堂は、2007年6月通期連結予想を発表した。期末時の円安の進行に伴いヘッジ対象となる予定取引以外の部分のデリバティブ評価益を計上し、上方修正となった。売上高230億円（前予想228億円）、経常利益40.82億円（同26億円）、当期純利益21.73億円（同14億円）、一株利益124円（同79円）。
（証券新報）

△不動産用語１１８５収録…ネクストのマンションサイト
住宅・不動産情報ポータル（玄関）サイト「ＨＯＭＥ’Ｓ」を運営するネクスト<2120>（東京都中央区）は、新築分譲マンションポータルサイト「ＨＯＭＥ’Ｓ新築分譲マンション（ｈｔｔｐ：／／ｓｈｉｎｃｈｉｋｕ．ｈｏｍｅｓ．ｃｏ．ｊｐ／）」の不動産用語集を大幅にリニューアルした。語数は従来の１６１語から、１１８５語と大幅に増加。５０音検索、カテゴリー検索に加え、フリーワード検索を実装するなど検索機能を充実した。用語が見つからなかった場合、用語リクエスト機能からも検索できる。写真、表、イラストを使い、従来の文字での説明が中心の用語集から、視覚的にも分かるように工夫。用語の説明に加えて、「ＨＯＭＥ’Ｓくんメモ」を表記。初心者にも分かりやすく具体例で説明し、マンション購入の検討に役立つマメ知識を収録した。

△Ｍ＆Ａコンサルで提携　ＤＭＧ、日本Ｍ＆Ａセンター<2127>と
通信販売事業者向けコンサルティング事業を展開するダイレクトマーケティンググループ（ＤＭＧ、大阪市西区）は、Ｍ＆Ａ（企業の合併・買収）仲介事業を手掛ける日本Ｍ＆Ａセンター（東京都千代田区）とＭ＆Ａに関するコンサルタントサービスで業務提携した。通信販売業界では、中小企業を中心に後継者問題や事業の継承・拡大などを意識したＭ＆Ａ案件が増加。ＤＭＧでは今回の提携を機に、両社のノウハウを組み合わせて、より精度の高い事業価値評価サービスを提供する。また、日本Ｍ＆Ａセンターが持つ全国規模での会計事務所や金融機関のネットワークを活用し、セミナーの共同企画、コンサルタントサービスの共同受託などを展開していく。

△日本ＩＢＭ、オムロン<6645>とのＩＴ契約延長
日本ＩＢＭは２２日、オムロンとのＩＴ（情報技術）関連サービス提供に関する契約を５年間延長したと発表した。これまでの期限は２００８年３月までだった。延長したのはＩＴインフラの保守・運用や、ソフトウエアの開発などに関するサービス提供の契約。また、契約延長にともない、従来日本ＩＢＭの大阪拠点から提供していたサービスを、中国や沖縄などから分散して提供することとした。オムロンのグローバル展開により即したサービスを提供するのが狙い。

□オリックス<8591>証券　株価指数先物取引の手数料を値下げ
オリックス証券は２２日、インターネット取引サービス「オリックスオンライン」の株価指数先物取引の手数料を９月１０日から値下げすると発表した。「日経２２５先物」の手数料を１枚当たり現行の８４０円から５２５円にするほか、「ミニ日経２２５先物」を１０５円から６３円に下げる。昨年７月にミニ日経２２５先物が上場したのを機に個人投資家の間で株価指数先物に対する関心が高まっておりネット取引サービスでの取扱高拡大の好機ととらえて値下げに踏み切る。また、大阪証券取引所が９月１８日から開始する株価指数先物と株価指数オプションの両取引の「イブニング・セッション」に参加することも発表した。イブニング・セッションは、後場終了後の午後４時半から同７時まで開かれる。

△１カ所で服・靴・インテリア　オンワード樫山<8016>、岐阜に大型ＳＣ向け店舗　
大手アパレル各社が、大型ショッピングセンター（ＳＣ）向けの新たな店舗展開に力を入れている。
（FujiSankei Business i）