8/3 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△日清フーズ、高級パスタ「ディ・チェコ」値上げ
日清製粉<2002>グループの日清フーズ（東京・千代田）は2日、輸入販売するイタリアの高級パスタ「ディ・チェコ」の価格を9月出荷分から約20％引き上げると発表した。原料の小麦の高騰や円安・ユーロ高が続いているため、家庭用・業務用商品ともに値上げする。めんの太さ1.6ミリメートルの「スパゲッティーニ」（500グラム）の場合、現在の店頭実勢価格300円前後が、改定後は350円前後になる見通し。同時に家庭用パスタソース「マ・マー　トマト果肉たっぷりシリーズ」（285グラム）の出荷価格も約13％引き上げる。「ミートソース」「ナポリタン」などの6品が対象で、150円前後の実勢価格は170円前後になる見通しだ。

▼カジュアル衣料専門店、7月既存店売上高が軒並み前年割れ
ユニクロ<9983>やしまむら<8227>などカジュアル衣料専門店が夏物販売で苦戦している。7月の既存店売上高は軒並み前年実績を10％前後下回った。関東甲信で8月に梅雨明けするなど雨続きのうえに気温も上がらず、多くの来店客を見込んだ海の日の3連休（14―16日）に台風４号が直撃したことも客足に響いた。ユニクロの7月の既存店売上高は前年同月に比べ11.7％減少した。3カ月連続のマイナスで、10％以上の減少は2006年1月以来。天候不順で来店客数も11.4％減ったため「キャミソールなど一部商品を除き、全般に振るわなかった」（同社）という。しまむらも8.8％減と2カ月連続で減収。8％台の減少は04年10月以来とほぼ3年ぶり。
価格が手ごろな実用衣料を扱う企業が苦戦したのに対し、若者向けのファッション衣料を扱うユナイテッドアローズ<7606>は健闘した。出店先の商業施設がセールを前倒しした影響で、6月は27％と大幅な増収だったこともあり、「6―7月の2カ月間では前年同期比9％増だった」（同社）。

△Ｊパワー<9513>、米国天然ガス発電所の権益を50％取得
Ｊパワー（電源開発）は2日、米国オクラホマ州の天然ガス発電所の権益を50％取得すると発表した。5月に現地の生命保険会社と設立した発電所への投資会社を通じて出資する。取得金額は明らかにしていない。Ｊパワーは安定した利益が期待できる事業として、海外の発電所への投資を積極的に進めている。米国に権益を持つ発電所は3カ所目になる。権益を取得した発電所の出力は79.5万キロワットで、2002年に運転を開始した。地元の電力会社との間で、22年まで電気を供給する契約を結んでいる。

△丸紅<8002>、ＵＡＥで発電・海水淡水化事業・英社と組む
丸紅は2日、英電力のインターナショナルパワーと組み、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）で発電・海水淡水化事業に乗り出すと正式に発表した。総事業費は約 28億ドル（3300億円）で、日本企業が参画する案件としては過去最大級。経済発展が続く中東産油国では電力・水の不足が懸念されており、丸紅は今後も同地域のインフラ整備事業を拡大する。1日付で発注元のアブダビ水電力庁と電力・水の売買に関する契約を結んだ。オマーン湾に面するフジャイラに出力200万キロワットの火力発電所と日量 59万トンの水を作る海水淡水化設備を一体建設し、20年間に渡り運営する。今年12月に着工、2010年度の運転開始を目指す。

▼信託3行の業務純益減少、三井トラスト<8309>は大幅増益
三菱ＵＦＪ<8306>信託銀行、住友信託銀行<8403>、三井トラスト・ホールディングス、みずほ信託銀行<8404>の信託4行の2007年4―6月期の業績が2日、出そろった。三井トラストを除く3行は、本業のもうけを示す実質業務純益が減少した。住友信託の実質業務純益は17％減、みずほ信託23％減だった。ともに金利上昇の影響を受け、市場での資金運用益が減った。自己勘定で運用している投資信託の売却益がなくなった三菱ＵＦＪ信託は3％減だった。
一方、三井トラストはファンド投資や貸出金利ざやが改善。実質業務純益は1.5倍の425億円と大幅な増益となった。

△大阪ガス<9532>、豪州の原油権益を75億円で取得
大阪ガスは2日、軽質原油の一種であるコンデンセートを産出するオーストラリア北西部のクラックス油田の権益を獲得したと発表した。取得割合は全体の15％で、費用は75億7000万円。2010年6月から生産を始め、日産3万バレルを見込む。大ガスは権益の取得で油田運営のノウハウを蓄積し、採掘したコンデンセートは他社に販売する。同社が保有する油田権益はノルウェーに続き2件目。

△ニプロ<8086>、仏の医療機器販売会社を買収
ニプロは2日、子会社のニプロヨーロッパ（ベルギー）を通じて、仏の医療機器販売会社バイオコープの全株式を取得したと発表した。取得額は明らかにしていない。バイオコープは1995年からニプロの代理店として透析器を販売してきた。傘下に入れ、仏での営業とサービスを強化する。バイオコープの2006年売上高は922万3000ユーロ（約14億円）、資本金は11万3000ユーロ（約1700万円）。看護製品を販売しているニプロヨーロッパのパリ支店は年内に閉鎖し、バイオコープに販売を一本化する。ニプロは欧州や中南米などで支店を拡充し、透析器の海外販売を拡大している。

△オートバックス<9832>、中国でＦＣ展開・５年で100店計画
カー用品販売のオートバックスセブンは、中国でフランチャイズチェーン（ＦＣ）展開を始めると発表した。中国が5月に施行した「商業フランチャイズ経営管理条例」に沿って、7月24日にフランチャイズ経営登録手続きを完了し、全額出資の現地法人がＦＣ権を取得した。今後5年でＦＣ店を100店新設する計画だ。新管理条例に沿ったＦＣ認可の取得は、外資系カー用品販売チェーンとして初めて。同社は2004年4月、上海に1号店を出したのを皮切りに出店を進めており、現在は上海や北京などに9店を運営している。

△ＴＶ通販市場、拡大続く・主要11社の売上高25％増
テレビを使った通信販売市場が拡大している。ジュピターショップチャンネル（東京・中央）など主要11社の2006年度の売上高（一部実績見込みを含む）は2796億円で、05年度比25％増えた。24時間生放送の専門チャンネルがけん引。扱う商品が多彩で、30―50代の女性中心に購買層も広がっている。地上波テレビ局も力を入れており、07年度以降もさらに伸びる見通しだ。通販市場は最も多いカタログ販売のほか、インターネット、チラシなどがある。全体で06年度は３兆7000億円（推計）とみられ、テレビ通販は１割弱を占める。
（NIKKEI NET）

△大日住薬<4506>、統合失調症薬は2012年に米国での発売開始目指す
大日本住友製薬の宮武健次郎社長は２日、都内で記者会見し、統合失調症薬「ルラシドン」は、２０１２年に米国で発売する計画を示した。米国での販売体制作りはこれから行うが「基本的には自社販売」としている。「ルラシドン」は現在、フェーズ２の段階にあり、９月にフェーズ３に入る予定。米食品医薬品局（ＦＤＡ）への申請は、２０１０年を予定している。今年３月末で合併作業は全て終了したため、宮武社長は、今年を「合併シナジー効果を最大化させるための重要な一年」と位置付けている。営業本部に７事業部を新設し、意思決定をスピーディーに行うための体制作りを行った。また、医薬情報担当者（ＭＲ）については、１５００名体制を維持する方針を明らかにした。

△アドアーズ<4712>、1800万株上限に自己株取得へ・発行済み株の28.24%
アドアーズは２日、発行済み株式総数の２８．２４％にあたる１８００万株を上限に自己株を取得すると発表した。取得総額は３８億円。２日終値の２１１円で、３日午前８時４５分の立会外取引で買い付け委託を行う。１株あたりの株式価値を向上させて安定株主を確保させるほか、今後のＭ＆Ａ（企業の合併・買収）で株式交換にあてるねらい。６月末現在の発行済み株式総数は６３７７万株で、自己株は５９万株。

▼アサヒ<2502>、07年12月期経常益予想を905億円に下方修正＝市場予測は898億円
アサヒビールは２日、２００７年１２月通期の連結経常利益見通しを下方修正し、９０５億円（従来予想は９３０億円）とした。この予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト１５人の予測平均値８９８億円を上回っている。

△日本マクドナルド<2702>、07年12月期経常益予想を100―140億円に上方修正＝市場予測は127億円
日本マクドナルドホールディングスは２日、２００７年１２月通期の連結経常利益見通しを上方修正し、１００─１４０億円（従来予想は９０―１３０億円）とした。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト２人の予想平均値は１２７億円。このうち、野村証券は１０６億円、いちよし経済研究所は１４８億円と予想している。同社は、５月の第１四半期決算時に通期見通しを上方修正している。

△日本マクドナルド<2702>、6月中間期の既存店売上高は前年比＋11.1％
日本マクドナルドは２日、２００７年６月中間期の既存店売上高が、前年同月比１１．１％増となったと発表した。また、既存店客数は同１０．９％増、既存店客単価は同０．３％増となり、顧客数の増加が売上拡大につながった。

▼7月の国内ユニクロ既存店売上高は前年比‐11.7％
ファーストリテイリング<9983>は２日、７月の国内ユニクロ事業の既存店売上高（５６９店舗、速報ベース）が前年比１１．７％減少したと発表した。前年比２ケタ減となるのは、２００６年１月以来。７月の販売不振は、梅雨が長引いたことに加え連休も台風に見舞われ、客足が鈍ったことが最大の原因。天候要因だけに問題は一時的と判断、８月以降は売り上げの挽回を図りたいとしている。
既存店客数は前年比１１．４％減、客単価は同０．４％減だった。
（ロイター）

△三洋電機<6764>：３円（1.6％）高の186円と３営業日ぶりに反発。
一時８円（4.4％）高の191円まで買われた。クレディ・スイス（ＣＳ）証券では１日付のリポートで、「最終黒字が定着してきた」として、投資判断を「売り」から「中立」に引き上げ、目標株価も130円から200円に上方修正した。７月30日に発表された四半期業績に対するアナリストらの分析が進み、同社株を見直す動きが出てきた。

△象印マホービン<7965>：25円（2.1％）高の1235円と反発。
一時は36 円（3.0％）高の1246円まで買われ、52週高値を更新した。機能などが評価されて圧力ＩＨ炊飯ジャーが伸びているほか、子供たちが巣立った後の「団塊世代」が３合の小容量炊飯ジャーに買い換える動きが出ており、業績は調理部門を中心に堅調だ。株価純資産倍率（ＰＢＲ）0.7倍、株価収益率（ＰＥＲ）15 倍と割高感もなく、一部個人投資家などが買いを入れたもよう。
（ブルームバーグ）

△ナブテスコ<6268>---メリルでは目標株価を2300円に引き上げ
メリルでは投資判断「買い」を継続で、目標株価を2300円にまで引き上げているようだ。一昨日に上方修正を行っているが、通期では再度の増額修正が期待できるとしている。また、大半の製品が高シェアを有する企業価値の高さ、成長ポテンシャルの高い製品が多いことなども評価しているもよう。

▼サミーネット<3745> 大幅安、上場来安値を更新。
目立った材料は観測されていないが、本日は親会社のセガサミーに連れ安しているようだ。セガサミーは業績不振を背景として下値を模索、サミーネットも25日発表の下方修正を受けて底値を探る値動きとなっている。

△新晃工業<6458>---野村では紹介レポートをリリース
野村で企業紹介レポートをリリースしている。工場用の空調機が好調で今期業績は会社側計画を上回る推移と想定、営業利益は2ケタ増益を予想しているようだ。また、温暖化防止対策に向けて省エネ対応の空調機拡販が今後期待できるとも。

△カーボン<5302>---連日の年初来高値更新
連日の年初来高値更新。利食いをこなしながら強含みの展開が続いている。先駆株への利食いの流れが強まる中、先高感が強まっており、押し目買い意欲は根強い。1992年の3－4月に空けたマド（1030－850円）下限レベルへ接近。
（フィスコ）

△洋カン<5901>が買われる、中間期の増額受け通期も上ブレ期待
東洋製罐が７日ぶりに反発。一時１４０円高の２１６５円まで買われた。出来高も２１９万株と膨らんだ。１日に今０８年３月期９月中間期連結業績予想の上方修正を発表し、好感買いを集めた。第１四半期連結決算（４～６月）が営業利益で前年同期比１２．１％増の１０２億７４００万円と計画を上回ったことを背景に中間期連結営業利益予想を１４５億円から１６０億円に増額している。通期業績予想は修正していないが、通期連結営業利益予想は１９０億円にとどまっており、今後の上ブレが期待される。

▼サイバーコム<3852>がストップ安比例配分、業績下ブレ懸念で売り物
通信系のソフトウエア開発を手掛けるサイバーコムが４００円ストップ安の２４３０円で比例配分された。出来高は３００株、５万５５００株の売り物を残した。１日に今０８年３月期第１四半期決算（非連結、４～６月）を発表。前年同期比較はないものの営業利益は２０００万円にとどまり、９月中間期営業利益予想２億６２００万円に対する進ちょく率が低いことで下ブレ懸念が台頭した。株価は７月２７日の安値２５４０円を割り込んでおり、下値模索の様相にある。

▼サンフロンテ<8934>が安値接近、第１四半期は経常２７％減益
サンフロンティア不動産が一時２万４０００円安の１９万７０００円まで売られた。４日ぶりの反落となり７月２７日の安値１９万３０００円に接近している。同社は１日、今０８年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表。経常利益が４億４８００万円（前年同期比２７．２％減）だったことが嫌気されているもよう。前年同期は大型物件（約３５億円）が含まれていたのに対し、今期は大型物件の売却スケジュールが第２四半期に予定されているという。２４万円近辺には累積出来高の厚いゾーンがあり、戻りに転じた場合、抵抗ラインとなってくる。

△ディスコ<6146>が５日ぶりに急反発、ゴールドマン証は「会社計画の上方修正は驚き」と
ディスコが５日ぶりに急反発。一時５６０円高の６９４０円まで買われ、東証１部値上がり率上位に躍り出た。１日の今０８年３月期第１四半期（４～６月）業績発表時に、通期業績予想を上方修正したことが好感された。半導体メーカーの設備投資の活発化などを理由に、連結経常利益を２００億円から２１２億円（前期比７．７％増）に増額。ただ、これは９月中間期予想の上ブレ分を通期予想に上乗せしたもので、下期の見通しは実質据え置いた格好。野村証券は１日付のリポートで、下期からの半導体製造装置業界の回復を示唆するものとして評価。「メモリーメーカー数社がさらなる大型投資を検討している」といい、同証券の会社予想よりも強気の見方は揺るがず、レーティング「２」を継続。また、ゴールドマン・サックス証券は２日付のリポートで、「会社計画の上方修正は驚き」とし、収益の安定した消耗品事業を手掛け、幅広い顧客層を持つ同社の強みが好業績というかたちで表れたと指摘。厳しい決算結果が目立つ後工程装置メーカーのなかで増額修正を出してきたことは市場で評価されるとコメント。なお、同社は７月１７日付の株式新聞速報ニュース「１０時の注目株」。０８年には北京オリンピックの開催なども控えており、薄型テレビなど最終製品からの需要も着実に伸びてきそうだ。

▼木村化<6378>が値下がり率第６位、経常益の下方修正を嫌気、急騰による利食い売り加速
木村化工機が急落、一時１８２円安の１１０６円まで売られている。午後２時２０分現在、東証１部値下がり率第６位。同社は１日、今０８年３月期の連結業績予想を修正し、経常利益を７億３０００万円から６億８５００万円（前期は３億３９００万円）に減額したことを嫌気している。最終益予想は厚生年金基金の代行返上益を計上することで９月中間期、通期ともに増額した。株価は原発関連ということで大幅上昇したが、経常益を下方修正したことで失望感から利食い売りが加速している。
（株式新聞ダイジェスト）

▼みずほＦＧ<8411>が連日の大幅安、期待外れの４―６月決算を受けて見切り売りが続く
みずほフィナンシャルグループが一時、前日比5万3000円（6.92％）安の71万3000円まで下落。同社が７月31日に発表した2006年４―６月期の連結決算で経常利益が前年同期比33. 6％減の1667億3700万円と大幅減益となったことが引き続いて市場で懸念材料視されている。第１四半期終了時点での経常利益の通期業績見通し（1兆500億円）に対する達成率は約15.9％となっており、通期業績見通しの下振れリスクを意識する向きが広がっていることなども株価の売り圧力となって現れている。

□コーセーＲＥ<3246>が福証上場、初値は公開価格を１％上回る
コーセーアールイーがきょう２日、15万円の公開価格を１％上回る15万2000円の初値を付けて福岡証券取引所に上場した。同社は分譲マンションの開発・販売を手掛ける。主幹事は東洋証券。

△フルスピード<2159>がマザーズ上場、初値は公開価格を60％上回る
フルスピードがきょう２日、51万円の公開価格を60％上回る83万円の初値を付けて東証マザーズ市場に上場を果たした。同社はインターネット広告代理事業を手掛ける。主幹事はみずほインベスターズ証券。

△ディア・ライフ<3245>がマザーズ上場、初値は公開価格を71％上回る
ディア・ライフがきょう２日、25万5000円の公開価格を71％上回る43万7000円の初値を付けて東証マザーズ市場に上場を果たした。同社は不動産物件の企画・開発・販売などを手掛ける。主幹事は日興シティグループ証券。
（テクノバーン）

▼東京応化<4186>１Ｑ、営業益１５％減～開発の負担重く
東京応化工業が２日に発表した２００８年３月期第１四半期（４－６月）連結業績の概況は、売上高が２４８億円（前年同期比７．１％増）となったものの、営業利益は２３億円（同１５．１％減）にとどまった。主力のエレクトロニクス機能材料部門の売上高は１２７億円で、前年同期比１．６％増。半導体用フォトレジストは先端品を中心に堅調だったものの、液晶ディスプレイ用フォトレジストで価格下落の影響を引きずった。半導体材料の研究開発用の露光装置導入で償却負担が嵩んでいる上に、装置事業において顧客の液晶パネルメーカーの不振に伴う貸倒引当金繰り入れにより販管費が増加。これらを吸収し切れなかった。第１四半期の営業利益の水準は、期初にたてた中間期の計画＝４７億円に対して４９％の進捗率で、ほぼ計画線上というのが会社側の認識。今回は業績予想の見直しは行っていない。今期巻き返しを期待する液晶用材料は「６月中旬から忙しくなって数量が出るようになってきた。価格下落分を数量増でカバーできるかがポイント」（同社広報担当）としている。

△日合成<4201>１Ｑ、営業益８割増～液晶用材料が牽引
日本合成化学工業が２日に発表した２００８年３月期第１四半期（４－６月）連結業績の概況は、売上高が２５５億円（前年同期比１３．６％増）、営業利益が１７億円（同８２．７％増）となった。液晶パネルの偏光板の材料として使われる光学用ポリビニルアルコール（ＰＶＯＨ）フィルムが、引き続き牽引役となっている。同フィルムは世界でクラレ　<3405>　と同社しか製造、供給していない寡占市場。「需要が予想以上に伸びていて、懸命に生産してなんとか供給しているような状態。足元も状況は変わっていない」（同社広報担当）という。生産能力の増強は予定通りに進んでいるとのこと。第１四半期の営業利益＝１７億円は、期初にたてた中間期の計画＝２９億円に対して６割の進捗率となっているが、ナフサやエチレンなどの原燃料価格の見通しが不透明なことなどから、今回は予想を変更していない。

△ヴァリック<2387>、カラオケ店など好調で増額修正
ヴァリックは２日、０８年３月期の中間および通期業績予想（非連結）を修正した。カラオケルームと複合カフェ事業が好調に推移しているため、中間期と通期の売上高をそれぞれ５０００万円、経常利益を９５００万円増額した。中間期の売上高は９５億６０００万円（前年同期比１４．５％増）、経常利益は６億３０００万円（同２０．４％増）に、通期の売上高は２００億５０００万円（同１５．２％増）、経常利益は１４億６０００万円（同１３．７％増）になる見込み。
（ラジオNIKKEI）

△太陽光発電とオール電化の新商品を発売　住友林業<1911>
住友林業は８月３日から、「太陽光発電システム」と「オール電化」を標準搭載した新商品「MyForest-Solabo（マイフォレスト・ソラボ）を販売する。柱・土台などの主要構造材には国産檜、耐力壁には国産杉の間伐材を使用したオリジナル耐力面材「クロスパネル」を採用するなど、国産材にこだわった。「太陽光発電」、「オール電化」と同社独自の「涼温房」との併用により、ＣＯ２排出量を効果的に削減でき、年間光熱費も179,000円削減できるという。また、自然冷媒ＣＯ２利用ヒートポンプ方式給湯機「エコキュート」も採用した。外観デザインには、屋根全体のデザイン性に配慮した「瓦一体型」と、スレート屋根の上に太陽電池モジュールをのせた「スレート屋根据置型」がある。価格は3.3平方メートル当たり58万円台から。販売エリアは沖縄を除く全国。

△ブランド名を「VERENA（ヴェレーナ）」に統一　日本綜合地所<8878>
日本綜合地所（西丸誠社長）はこのほど、マンション分譲で使用していた「グランシティ」「レイディアントシティ」の両ブランド名を、新たに「VERENA（ヴェレーナ）」に統一した。「ヴェレーナ」とはラテン語に起源を持ち、真実、本物を表す。フランス語では女性の名前として使われている。９月上旬にモデルルームオープン、10月下旬から販売開始となる「ヴェレーナ港北ニュータウン」（横浜市都築区仲町台、総戸数346戸）が同シリーズの第１弾となる。

△パーツショップサイトをオープン　トステム（住生活グループ<5938>）
サッシ・住設機器・建材の総合メーカーのトステムは８月１日から、「トステムパーツショップ」サイトをオープンした。一般ユーザーが、アフターメンテナンス部品をインターネットで24時間いつでも手軽に注文することができる。販売する商品は、住宅サッシや玄関ドア、キッチン、バスルームなどの部材447点。交換手順書に従えば一般ユーザーが簡単に交換・取り付けすることができる部品に絞られている。送料は、全国一律で大きさにより１個当たり525円または1,050円となっている。
（住宅新報）

△インド、欧州に新工場＝空調事業を強化―ダイキン<6367>会長
ダイキン工業の井上礼之会長はインタビューに応じ、業務用エアコンなどの新工場をインドに、家庭用エアコンの新工場を欧州にそれぞれ建設する方針を明らかにした。また、欧州向けに昨年発売した暖房専用の空調機が好調で、ベルギー工場での生産が追いつかなくなる可能性もあるとして、同製品についても新工場建設を検討する考えを示した。　

□パイロット養成課程を新設＝福島空港で実習―法政大
法政大（東京都千代田区）は2日、来年4月から理工学部機械工学科に、パイロット養成を目的とした「航空操縦学専修課程」を新設すると発表した。
日本航空<9205>や民間のフライトスクールと提携し、実習は福島空港で行う。パイロット養成課程は東海大なども設置しているが、実習は海外で行っている。法政大は「渡航費や外国で取得したライセンスを書き換える手間などが省ける」とメリットを説明している。

△歩行者との衝突時の衝撃を緩和＝日産<7201>
日産自動車は2日、歩行者と衝突した際に、頭部への衝撃を緩和する「ポップアップエンジンフード」を開発したと発表した。バンパーに内臓されたセンサーが歩行者との衝突を検知すると、エンジンフードの後ろ端（フロントガラス側）が瞬時に持ち上がり、フード下にある堅い部品との間に空間を作り、頭部への衝撃を緩和することができる。今秋発売予定のスカイラインクーペを皮切りに、車高が低くボンネット下の空間を十分に保つことができないスポーツタイプの車種を中心に搭載する。

△7月の米新車販売は1％減＝北米三菱自<7211>
北米三菱自動車が1日発表した米国市場での7月の新車販売台数は1万0347台となり、営業日調整前で前年同月比1％減少した。1－7月の累計は7万0357台で前年同期比17％増。

△7月の米新車販売は5．9％増＝北米日産<7201>
日産自動車の米子会社、北米日産が1日発表した米国市場での7月の新車販売台数は8万7877台となり、営業日調整済みで前年同月比5．9％増加した。うち乗用車は18．8％増の5万4406台、小型トラックは9．9％減の3万3471台。　

▼デジカメ外装部品を無償交換＝ソニー<6758>
ソニーは2日、2005年9月に発売したデジタルカメラ「サイバーショットDSC―T5」の底面がめくれ上がる不具合が発生したため、外装部品を無償で交換すると発表した。対象は国内だけで6万6000台。今年6月までに指にかすり傷を負うなどの事例が三十数件報告された。無償交換の対象は、シリアル番号が 3010001から3081200の製品。　

□機内食を和食に統一＝9月就航のムンバイ線―全日空<9202>
全日本空輸は2日、9月1日に就航するインド・ムンバイ線について、機内食を原則、和食に統一すると発表した。同社によると、日本発着の長距離路線で、和食と洋食から選択するスタイルをとらないのは極めて珍しいという。機内食のコンセプトは「安らげる日本の味」。ご飯とみそ汁に、メーンは黒毛和牛、九州産黒豚、シーフードから選ぶ。また、チキンカレーも用意する。

△川重<7012>、オフロード法対応ホイールローダを発売へ
川崎重工業は2日、国の定める「オフロード法」排出ガス基準値に対応した建設機械、大型ホイールローダ2機種を6日に発売すると発表した。作業効率を向上させ、低燃費化を図るシステムを新たに搭載したのが特徴。価格は5885万円と8000万円。年間販売台数は2機種合計で50台が目標。　

□三越<2779>、米社玩具の販売見合わせ＝中国製の鉛問題で
三越は2日、販売した中国製の幼児用玩具に基準値を超える鉛が含まれている恐れがあるとして世界的に自主回収を進めている米玩具メーカー、フィッシャー・プライス社（ニューヨーク州）の玩具について、販売見合わせを決めたことを明らかにした。三越は一部店舗でフィッシャー社の玩具を売っている。問題がないと判断されるまで商品を店頭に並べず、倉庫で保管する方針。　
（時事通信）

▼ＮＯＶＡ<4655>の給与一部遅配　「システムトラブル」と説明
誇大広告などで経済産業省から業務の一部停止命令を受けた英会話大手のＮＯＶＡで、７月２７日に予定されていた給与の支払いが一部で遅れていたことが１日、分かった。また、社内規定で「業績に応じて６～８月に支給」としている賞与も、猿橋望社長名で「社内の経営態勢が整うまで協力してほしい」として支給を１０月まで先延ばしすることを社員に伝えた。ＮＯＶＡ側は給料遅配の事実を認めたうえで、「社内システムのトラブルが原因」と説明し、１日には払い込みが完了したとしている。遅れたのは日本人職員の一部で、外国人講師への給与遅配はなかったという。同社は、解約時のトラブルをめぐる訴訟で消費者寄りの最高裁判断が示され、経産省と東京都が特定商取引法違反の疑いで立ち入り検査を行ったことなどが響き、今年２月以降の新規加入者が激減。６月にレッスン料を値下げしたほか、７月中は５００円の体験キャンペーンなどで信用回復と新規の生徒獲得を目指していた。だが生徒数は伸びず、今年２月に１２０円だった株価も１日には６９円に急落した。
（産経新聞）

△松下電器<6752>　世界最小・最軽量のデジタルビデオカメラ発売へ
松下電器産業は、高画質のフルハイビジョンに対応したデジタルビデオカメラとしては世界最小・最軽量の新商品「ＨＤＣ－ＳＤ７」を９月８日に発売する。旅先や屋外での使いやすさをアピールし、定年退職を迎え余暇を楽しむ時間が増えた団塊世代などの取り込みを狙う。オープン価格だが、市場想定価格は１４万円前後。記録媒体にＳＤカードを採用。従来機種に比べ大きさ、重量を各３割カットし、バッテリーを含めた重さを３５０グラムに抑えた。持ちやすく、操作も簡単な縦型モデルで、付属の４ギガバイト（ギガは１０億）のカードで最長９０分の撮影が可能。ビデオカメラはＤＶＤやハードディスクドライブ（ＨＤＤ）など機種によって記録媒体が異なるが、ＳＤカードは軽く、デジタルカメラなど他の機器でも使えるメリットがある。松下は「軽量、高画質を求めるニーズは高く、ＳＤカード方式の普及が進む」とみて、秋の運動会や行楽シーズンの需要に備える。
（毎日新聞）

△ＨＩＳ<9603>、「ＪＡＬ　ホノルルマラソン２００７　ツアー」の先行受付開始

△富士通<6702>と独シーメンス、手のひら静脈認証ビジネスで協業

△トヨタ<7203>、「ハリアーハイブリッド」を一部改良

△凸版印刷<7911>、次世代高精細バーチャルリアリティコンテンツを今秋から本格制作開始

△三菱鉛筆<7976>、仮想空間「セカンドライフ」に参入し新サービスを開始

△ＮＥＣエレクトロニクス<6723>、「化合物デバイス事業」強化で戦略・施策を発表

△タカラトミー<7867>、手のひらサイズのかわいいペットロボット「ロコボ」を発売

△王子製紙<3861>、マダガスカルで吸収源ＣＤＭプロジェクトを検討

△松下電工<6991>、省エネをサポートする住宅用太陽光発電システム専用モニターを発売

△丸紅<8002>、アラブ首長国連邦のフジャイラ２発電造水事業に参画

△アドバンスクリエイト<8798>、保険比較サイト「保険市場」でリアルタイム相談サービスを提供

△協和エクシオ<1951>、岩手県に最新設備の養豚施設「八幡平ファーム新農場」が完成

△土屋ホーム<1840>、新しい生活提案をデッサンした注文住宅「ＬＩＤＳ（リズ）」を発売

△サッポロ<2501>エージェンシー、パウダータイプの美容サプリメント「はずんでキレイ」を発売

△インタートレード<3747>グループ、次世代証券ディーリング／トレーディングシステムを販売

△インフォマート<2492>、「ＷＥＢ販売支援システム」を業務用酒販卸会社の饒田に提供

△アクロディア<3823>、「ＶＩＶＩＤ　Ｍｅｓｓａｇｅ」などをＫＤＤＩのａｕ携帯電話２機種に搭載

△アクロディア<3823>、ＮＴＴドコモ<9437>と「ＶＩＶＩＤ　Ｍｏｖｉｅ」など提供で包括ライセンス契約を締結

△東日本銀行<8536>、東京都民銀行<8339>・八千代銀行<8409>とＡＴＭ利用で業務提携

△横浜銀行<8332>、東京都民銀行<8339>とＡＴＭ相互利用や営業情報提供などで業務提携

△ビーイング<4735>、トヨタケーラムとマネジメント改革ソリューション販売で代理店契約を締結

△昭文社<9475>、「まっぷるｎｅｔ」内で旅やアウトドア情報を発信する「まっぷるＢｌｏｇＷｏｒｌｄ」を公開

△野村<8604>証券など、「信託型従業員持株インセンティブ・プラン（Ｅ－Ｓｈｉｐ）」を提供開始

△サークルＫサンクス<3337>、愛知のカレー専門店とのおにぎり・パンなど共同開発商品を発売

△イー・モバイル（イー・アクセス<9427>）、データ通信端末「Ｄ０１ＨＷ」の販売を再開

△川崎汽船<9107>、９月より地中海／北米東岸航路サービスを改編

△横浜ゴム<5101>、フラッグシップ・ブランドタイヤ「ＡＤＶＡＮ　Ｓｐｏｒｔ」がメルセデスＡＭＧ　３車種に新車装着

△アシックス<7936>、バストとヒップの形を美しく見せる女性向けフィットネス用水着を発売

△ＪＦＬＡ<2538>子会社、たまり醤油の旨みが生きたお餅専用醤油「おもちがおいしい醤油」を発売

△森永乳業<2264>、爽やかなドリンク「サンキスト　ハワイアンパインウォーター」など発売、低脂肪ヨーグルト「おおきいうれしいヨーグルト」を発売

△三菱化学（三菱ケミカルＨＤ<4188>）、米国における機能性樹脂製造設備の稼動開始および欧州での事業展開

△電源開発<9513>、米グリーン・カントリー発電所の権益を取得

△武田薬品<4502>、スイス社と希少疾患デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬の販売契約を締結

△三井不動産<8801>、銀座八丁目の都心型商業施設「ニッタビル」を９月２０日にオープン

△カシオ<6952>、約１０万語の英単語をネイティブ発音する電子辞書を発売

△テルム（東芝<6502>）、ＰＣＢ汚染土壌処理施設の商用運転を開始

△ニプロ<8086>、フランスの医療機器販売会社「バイオコープ」を買収

△コーセー<4922>コスメポート、乳液成分でつくった「ソフティモ　スピーディクレンジングミルク」を発売

△トランスコスモス<9715>、ファブリカコミュニケーションズの動画投稿サイト「ＭＯＶＩＥ　ＣＡＳＴＡＲ」と関連サービスを譲受

△ハドソン<4822>、ニンテンドーＤＳのマイク機能を使ったＲＰＧ「絶対音感オトダマスター」を発売

△パソナ<4332>、地域に密着したサービス提供を目的とした「パソナ・大阪　京橋オフィス」を大阪ビジネスパークにオープン

△デジタルハリウッド大学大学院とＮＴＴデータ<9613>、分散コンピューティングプロジェクト「関ヶ原の合戦映像制作」を開始

△日立ハイテクノロジーズ<8036>、電子部品実装機（チップマウンタ）の新工場を建設

△日立マクセル<6810>、ビデオカメラ用８ｃｍブルーレイディスクの追記型と書換型を発売

△パイオニア<6773>、次世代サラウンドデコーダー搭載のＡＶマルチチャンネルアンプを発売、５．１チャンネルサラウンドを実現するホームシアターシステム２機種を発売、３Ｄ音場を実現するサテライトスピーカーを搭載した５．１ｃｈサラウンド・システムを発売、美しいデザインと高音質を両立した高級スピーカーシステム「Ｓ－ＬＸシリーズ」を発売、次世代サラウンドフォーマット対応のブルーレイディスクプレーヤーを発売、「黒」の表現力を追求したハイビジョンプラズマテレビ４機種を発売

△ライオン<4912>、隠れた歯垢まで分解・除去する「クリニカ　ムシ歯プロテクトライオン」を発売、ムシ歯予防と口臭予防ができる液体ハミガキ「クリニカデンタルリンス　長時間ピュアコート」を発売、プラーク除去力を高めた薬用ハミガキ「クリニカ　ライオン」を発売、歯間部までしっかり磨ける「クリニカハブラシ　ポイントフロス」など発売
（日経プレスリリース）

△アルバック<6728>、台湾社から薄膜系太陽電池の生産ラインを受注
アルバックは２日、台湾の薄膜太陽電池製造会社サナーソーラー（桃園県）から薄膜系太陽電池の生産ライン一式を受注したと発表した。受注したのは化学気相成長（ＣＶＤ）装置、レーザー加工装置、スパッタリング装置などの薄膜形成工程と、その後に続く組立工程のライン一式。アルバックは同社に対し、太陽電池製造に関する指導も行う。サナーソーラーは０７年６月設立。薄膜系太陽電池の生産を０８年夏をめどに始める。当初、年間２５メガワット規模で生産。今後中国での生産も計画しており、３年以内に合計１００メガワットの生産を目指している。

△伊藤園<2593>、フジシール<7864>とペットボトルのはがしやすいラベルを共同開発
伊藤園は２日、ラベルメーカーのフジシール（東京都千代田区）と、ペットボトルのラベルをはがしやすく改良した「簡単開封ラベル」を共同開発したと発表した。第一弾として伊藤園のレモン風味ニアウォーター「３００％のビタミン」（５００ミリリットル）に採用した。今後、順次新ラベルに切り替えた商品を出荷していく考えだ。新ラベルはラベルのミシン目に対して、垂直方向の切り込みを入れることで、ラベルがつまみやすくなり、子供からお年寄りまで誰でも簡単にラベルを取り外せるようになった。新ラベルは伊藤園の社内提案システム「ＶＯＩＣＥ（ボイス）」に寄せられた要望を具現化した。
（日刊工業新聞）

△大同特殊鋼<5471>系の日本精線<5659>は本格スタートを切る
全体相場は乱高下しジェットコースターに乗っているかのようだ。日経平均株価１万８３００円は大きな壁となった感が強い。七夕天井という言葉があるが、あと半年もしないうちにその答えも出てこよう。国内大手証券では、１万６６００円～１６８００円が目先の底値ゾーン、大幅な反発は目先望めないと。またコンプライアンスの関係で新興市場の銘柄については見送りとしており、厳しい展開が続きそうだ。何れにしても、今月１０日ぐらいまでは、乱高下を覚悟すべきか？！第１四半期決算の発表が峠を越しお盆前にポジションの整理も終えるだろう。ここから注目は、基本的に業績好調銘柄を物色することには変わりないが、原発関連に変わる大きなテーマが見当たらないこと、政局不安を考えると、訳あり銘柄の出番と思わざるを得ない。
ステンレス鋼線製造の日本精線は、特殊鋼大手の大同特殊鋼系という観点から５月９日に株マニにおいて注目したが、６月２２日に三菱ＵＦＪ証券が投資判断を新規「１」、目標株価を１０００円とした。そして、７月３１日に第１四半期決算を発表、売上高が前年同期比２９．１％増、経常利益が同６７．４％増、純利益が同７０．８％増と大幅増収増益となった。いよいよ４ケタ大台に向けて本格的にスタートした感がある。
大同特殊鋼が、ホンダ<7267>、スズキ<7269>、新日本製鐵<5401>、富士重工業<7270>の自動車大手４社に対し、出資を要請したことが７日わかったと一部マスコミが報じた。親密な安定株主を増やして敵対的な買収を防ぐ狙いだ。ホンダはすでに応じ、トヨタ<7203>も前向きに検討する見通しという。
また、大同特殊鋼は３月３０日に、持ち分法適用会社、日本精線が大同の子会社で同業の大同ステンレス（大阪府東大阪市）を十月に吸収合併すると発表している。合併を控え、日本精線社長には大同特殊鋼の近藤龍夫常務が６月末に就任することが決まっている。ステンレス鋼線業界は中国メーカーの台頭などで競争が激化しており、合併で生産効率を高めるとしている。
足元の業績、四季報では、好採算の液晶、半導体向け超精密フィルターが快走。鋼線も転嫁値上げ順調で営業再々増額。連続増配。０８年３月期も金属繊維やＰＤＰ向け極細線など得意分野は需要高原。ただ、ニッケル急騰の鋼線へのはね返り懸念し、収益微増の慎重視だが、今期ＰＥＲ１３倍台と割安水準。大同特殊鋼の戦略上、日本精線の高株価政策は欠かせないだろう。

△日本ガイシ<5333>が大幅に反発し２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に
日本ガイシが、２３０円高の３７６０円と大幅に反発し７月３１日につけた年初来高値７３００円を更新、２２５採用銘柄の値上がり率ランキング上位に入っている。日経平均株価が一時１万６６５２円８０銭まで下落する場面もあったが、１万６８００円台と急速に戻し日本ガイシも業績の上方修正をテコに上昇に転じてきた。目先、乱高下する展開が続きそうだ。
（証券日刊新聞）

△生化学工業<4548>、第1四半期は経常73％増益　通期進捗率40％に
生化学工業の第1四半期連結は、経常利益28億6600万円（前年同期比73％増）、純利益17億9500万円（同75％増）だった。続く3月通期は、経常利益71億円（進捗率40％）、純利益44億円（同40％）を見込む。

△Ｄ３<4311>、第1四半期は経常30倍増益
ディースリーの第1四半期連結は、売上高21億7400万円（前年同期比21％増）、経常利益1億2200万円（同30倍）、純損益1億2900万円の赤字（前年同期1億4900万円の赤字）だった。同社では「大きなタイトルが少なかった割には良い内容だ。おおむね計画通りで、順調にきている」と総括している。コンシューマソフト事業では、国内外で合計15タイトルのソフトを発売した。国内では「ＣＲ新世紀エヴァンゲリオン～奇跡の価値は～」が16万本を超えるヒット作となったほか、北米で発売したニンテンドーＤＳ向けの「ＮＡＲＵＴＯ」も15万本の出荷となり、収益拡大をけん引した。そのほか、モバイル事業も収益を押し上げた。順調に会員が伸びており、96万人に拡大。特に「シンプル100」「こちら胸キュン乙女」が好調だったという。なお、海外事業に関しては、欧州、北米ともに営業損失となったものの、今後のフルプライス製品の営業体制を構築するための先行費用が発生しているため。3月通期は、売上高156億7300万円（前期比60％増）、経常利益10億7100万円（同80％増）、純利益5億8900万円（同299％増）を見込む。年末商戦である第3四半期以降に新作を集中的に投下し、収益を伸ばしていくという。第2四半期以降、81タイトルの販売を計画している。特に「ダークセクター」が業界での注目を集めているようだ。

△日東工器<6151> 第一四半期業績
日東工器は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高77億円（前年同期比7.7.％増）、経常利益17億円（同5.7％増）、当期純利益10億円（同7.1％増）。通期業績予想は、当期純利益35億円（同14.3％増）で据置とした。

■ファーストリテイリング<9983> 7月のユニクロ事業売上
ファーストリテイリングは、7月のユニクロ事業の売上速報を発表した。既存店売上高は前年同月比11.7％減・客数は、 11.4％減となった。直営店とダイレクト販売の合計の売上高は同3.9％減、客数は3.1％減。既存店の累計売上高は1.5％増、直営店ダイレクト販売の合計では8.5％増。

▼ニチハ<7943> 下方修正
ニチハは、2008年3月通期連結予想を発表した。新築着工戸数のマイナスや建築確認申請の厳格化で建築確認が遅れていることもあり、下方修正となった。売上高1007億円（前予想1020億円）、経常利益50.5億円（同60億円）、当期純利益26億円（同33億円）。

△ＯＬＣ<4661> 第一四半期業績 大幅増益
オリエンタルランドは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高757億円（前年同期比3.2％増）、経常利益57億円（同74.3％増）、当期純利益32億円（同102.5％増）。通期予想は、当期純利益146億円（同10.2％減）、で据置した。市場予想は、クリック149億円。

△森精機<6141> 第一四半期業績 黒字に転じる
森精機は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。旋盤、マシニングセンタ、複合加工機の需要も好調に推移し、増収、増益となった。売上高430億円（前年同期比19.8％増）、経常利益52億円（同9.9％増）当期純利益28億円（同1.44億円赤字）。通期業績予想は、当期純利益168億円で据置した。市場予想は、クイックコンセンサスで同179億円。

■フジテレビジョン<4676> 第一四半期業績
フジテレビは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高1416億円（前予想3.5％減）、経常利益135億円（同33.1％減）、当期純利益129億円（同1.3％増）。通期業績予想は、当期純利益265億円（同6.7％増）で据置した。市場予想は、クイックコンセンサスで285億円。

□東邦亜鉛<5707> 第一四半期業績 増益も通期予想据置
東邦亜鉛は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高382億円（前年同期比38.4％増）、経常利益58億円（同26.1％増）、当期純利益34億円（同32.4％増）。通期業績予想は、当期純利益95億円と据置となった。市場予想は、クイックコンセンサスで同118億円。

△コニカミノルタＨＤ<4902> 第一四半期業績
コニカミノルタＨＤは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。全社的なコストダウンの取り組みや新製品を中心とした販売数量の増加などで吸収し、更には為替の円安効果も加わり、大幅増益となった。売上高2524億円（前年同期比4.6％増）、経常利益277億円（同29.1％増）、当期純利益161億円（同52.9％増）。通期業績予想は、当期純利益475億円で変更は無しとしている。

▼古河電工<5801> 第一四半期業績 減益
古河電工は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高2820億円（前年同期比13.1％増）、経常利益88.84億円（同10.7％減）、当期純利益34.46億円（同18.6％減）。通期業績予想は、当期純利益185億円（同37.8％減）、市場予想は、クイックコンセンサスで同218億円。

□ダイヘン<6622> 第一四半期業績 増益
ダイヘンは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高249億円（前年同期比18.2％増）、経常利益28億円（同19.2％増）、当期純利益16.78億円（同24.6％増）。通期予想は、当期純利益54億円（同12.1％減）と据置とした。市場予想は、クイックコンセンサスで55.5億円。

△ミツミ電機<6767> 第一四半期業績 大幅増益 上方修正
ミツミ電機は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。インプットデバイスや電源部品などを中心に予想を上回る見通しとなり為替レートが想定より円安に推移し、上方修正となった。売上高738億円（前年同期比31.5％増）、経常利益96億円（同670.7％増）、当期純利益100億円（同7.63億円）。2008年3月通期連結予想売上高2900億円（前予想2900億円）、経常利益270億円（同240億円）、当期純利益200億円（同181億円）。市場予想は、クイックコンセンサス当期純利益217億円。

△岡村製作所<7994> 第一四半期業績
岡村製作所は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高529億円（前年同期比1.9％増）、経常利益34億円（同12.9％減）、当期純利益18億円（同19.6％減）。通期業績予想は、当期純利益74億円（同20.7％増）と据置した。

▼三井トラストＨＤ<8309> 第一四半期業績
三井トラストＨＤは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。経常収益1142億円（前予想14.5％増）、経常利益347億円（同0.8％減）、当期純利益201億円（同42％減）。通期業績予想は、当期純利益850億円（同24.6％減）、で据置とした。市場予想は、955億円。

△住友不動産<8830> 第一四半期業績 中間上方修正
住友不動産は、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高2114億円（前年同期比21.6％増）、経常利益526億円（同54.8％増）、当期純利益299億円（同54.4％増）。07年9月連結中間期は、営業利益1500億円（前予想1430億円）経常利益1200億円（同1130億円）、当期純利益600億円（同570億円）。

▼ＮＴＴ<9432> 第一四半期業績 営業減益
ＮＴＴは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。音声関連収入が減少しており、営業費用が増加したことで、経常減益となった。売上高2兆5852億円（前年同期比1.5％減）、税引き前利益3129億円（同13.1％減）、当期純利益1495億円（同3.4％増）。通期業績予想は、当期純利益4600億円（同3.5％減）で据置した。

▼オリコ<8585> 第一四半期業績
オリコは、2007年6月連結第一四半期業績を発表した。売上高754億円（前年同期比5.6％増）、経常利益18億円（同79.9％減）、当期純利益12.79億円（同86.5％減）。通期予想は、当期純利益118億円。
（證券新報）