2011/04/13 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年04月13日15時52分
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■日経平均の9500円より下は売れない需給状況は確認されたが

　日経平均は上昇。85.92円高の9641.18円（出来高概算21億1000万株）で取引を終えた。これまで日経平均の9500円を下回る局面においては、海外勢による押し目買いの流れが観測されてきた。今回も資金流入が期待される水準で、底堅さが意識された格好である。ただ後場に入り、強含む格好となったが、為替市場で円安に振れていたほか、先物主導による面があろう。
　また、ルネサス<6723>の生産再開の前倒しとの報道が、自動車株上昇につながったが、生産再開の遅れに対する業績への影響を織り込んだというよりは、ショートカバーの範囲内だろう。セクターでは輸送用機器、証券、その他金融、不動産、銀行など、直近で弱含みに推移していたセクターである。一方、強い値動きを続けていた鉱業、商社などは、商品相場の下げの影響から弱い。

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[4回]

　電力株は東電<9501>のみがプラス。福島第一原子力発電所の事故による被災者に対する賠償策の原案が明らかになり、東電以外の電力各社も加わった「共済制度」の仕組みを創設するとの報道が嫌気された。これについても、官房長官の否定コメントが伝えられていたが、他の電力株のリバウンドはなく、リバランスの動きも考えられよう。
　そのほか、復旧・復興関連や代替エネルギー、放射能抑制といった銘柄の強さも目立っていた。ただ、直近で調整をみせていた銘柄も多く、テクニカル的なリバウンドにもみえる。日経平均の9500円より下は売れない需給状況は確認されたが、物色の持続性という面では不安があり、上値追いには慎重な状況が続きそうである。
（村瀬智一）

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「9500円より下は売れない需給状況」･･･というよりは、
まだ持ち株を捌ききれていないだけだろうなぁ～･････
そんなふうにしか観えないけれども･････