2011/02/02 株式クロージングコメント
CLUB Fisco　2011年02月02日15時42分
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■資金流入が継続するかを見極めたいところ

　日経平均は大幅上昇。182.86円高の10457.36円（出来高概算24億2000万株）で取引を終えた。エジプト情勢の沈静化への期待、米国市場の強い相場展開などを背景に、日経平均は続伸スタートとなった。その後も先物主導によるじり高基調が続いており、前場半ばには一時10479.75円まで上げ幅を広げる場面をみせた。後場については、30円弱と小さい値幅での一進一退ではあったが、高値水準での強い展開が続いた。

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[5回]

　先物市場では1000枚単位の大口買いがみられ、市場ではポジションがショート（売り）とみられるクレディスイスのカバーとの見方なども。また、中国、インドといったBRICs諸国など、エマージング市場からの資金シフトの動きとの見方などもされていた。新興国のインフレ懸念や中東の政情不安などを背景に、ディフェンシブ性から先進国へ資金が向かいやすいとの見方もある。先進国では相対的に出遅れている日本が見直されているようである。
　まずは本日の海外とみられる資金流入が継続するかを見極めたいところであろう。今晩の米ＡＤＰ雇用報告を控えていたこともあり、後場の一進一退につながったとも考えられる。利益確定が出たとしても、12月ＳＱ値、25日線が位置する10400円レベルでの底堅さがみられるようだと、先高期待が強まりやすいであろう。週末の米雇用統計に対する警戒感から上値追いは限られようが、売り込みづらい展開になりそうだ。
　ただ、決算を手掛かりとした個別物色は続くとみられるが、コア銘柄へのインデックス買い等による上昇となると、指数の強さの割には材料株などを好む投資家にとっては、参加しづらい状況ではある。
（村瀬智一）

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　今回のエジプトの件で、新興国には警戒感が出てきていますね。
さて、明日は大丈夫だとは思うんだけれども、
明後日の動きから全体相場的には注意が必要かと思います。
さて、明後日からはどちらに動くのだろう？