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2007 06,12 12:00 |
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情報流出の原因についてもう少し詳しく見てみると、1位が「紛失・置忘れ」となっている。以下、2位が「盗難」、3位が「誤操作」、4位が「ワーム・ウイルス」、5位が「管理ミス」、6位が「不正な情報持ち出し」、7位が「内部犯罪・内部不正行為」と続く。 興味深いのは、被害人数(流出人数)で見ると、「内部犯罪・内部不正行為」の割合がずっと高くなるという点だ。やはり、故意の情報流出が大規模被害につながりやすいのだろう。 一方、情報流出の経路を見てみると、件数では「紙媒体経由」が43.8%とダントツの1位となっている。「Web・Net経由」が2位の22.0%、「PC本体」が10.7%の3位、「FD等可搬記録媒体」が8.2%で4位と続く。ネットがこれだけ普及しても、まだまだ紙媒体からの情報流出が多いのである。 紙媒体には、デジタル化以前の文書もあれば、デジタルデータをプリントアウトしたものもある。いずれの場合でも、安易に社外に持ち出したり、シュレッダーなどにかけずに放置・廃棄することは厳禁のはずだが、事件は後を絶たない。特に廃棄に際しては、信頼できる企業が提供している廃棄サービスを利用するのもいいだろう。 紙媒体の不正流出を防ぐ面白いアイディアとしては、今年1月に富士ゼロックスと王子製紙が共同開発した「セキュリティーペーパー」というものがある。これは、電磁波に反応する繊維を紙に練り込んだもので、センサーを使って紙の持ち出しを監視することができる。 ただ、「紙媒体経由」の情報流出が多いとは言うものの、1件あたりの流出人数で見てみると、「FD等可搬記録媒体」が56.5%に対して「紙媒体経由」は7.1%と、様相はがらりと変わる。やはり、USBメモリーなどでデジタルデータを大量に社外に持ち出すといった行為が、大きな被害を呼ぶことは間違いないようだ。 扱う人数の大小にかかわらず、日頃から注意を喚起されているデジタルデータについてはもちろん細心の注意を払ったうえで、ついついその存在感を忘れがちな紙媒体についても、しっかり情報管理していくことが大切である。 ※リポートは一部修正中のため、現時点(6日)では非公開になっている PR |
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