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2010 06,13 17:00 |
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欲しいのは「技術」と「名前」 中国傘下レナウンの命運 中国企業による“日本買い”が加速している。経営再建中の老舗アパレル、レナウンは、わずか40億円で中国繊維大手、山東如意の傘下に入ることになった。経済の急成長で資金力を増した中国企業にとって、高い技術力や有名ブランドを持ちながら経営の傾いた日本企業は、格好のお買い得案件だ。日本企業側も巨大な中国市場を再建の切り札と期待する。買収への抵抗感も薄らいでいるが、 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
「持ち株はすべて売却する。株主として非常に悔しく屈辱だ」 レナウンが5月27日に東京都内で開いた定時株主総会。会場から出てきた投資会社社長は、怒りに満ちた表情で吐き捨てた。 総会でも、中国企業との資本業務提携を説明した北畑稔社長への厳しい質問が相次いだ。 「40年、愛用してきたが品質は維持できるのか」 「中国はブランドの盗用が多い国だが大丈夫か」 総会は昨年より25分長い1時30分に及んだ。 明治35年に創業し100年の歴史を誇り、昭和40年代以降、「レナウン娘」の宣伝で一世を風靡(ふうび)、業界最大手の地位にあった。しかし、「ユニクロ」など低価格の専門チェーンが台頭。売上高の7割以上を占める百貨店向けは苦戦を強いられ、2010年2月期まで4年連続の赤字が続いていた。 今回の提携では、山東如意が40億円の第三者割当増資を引き受け、41・18%を持つ筆頭株主となる。レナウンは、増資で得た資金を出店や店舗改装の費用にあてるほか、山東如意の協力で中国市場を開拓し再浮上したい考えだ。 ただ、増資の発行価格は1株あたり120円と、提携が明らかになる直前の5月21日の終値に比べ21円も安い。しかも増資で発行済株数は1・7倍に増え、1株あたりの価値は大きく「希薄化」する。 「安く買いたたかれた」。株主の間にはこんな不満がくすぶる。 ■銀行もさじ投げる? 「今回のディール(案件)は三井住友銀行が取り仕切った」。ある関係者は、こう明かす。 同行はレナウンのメーンバンクで、M&A(合併・買収)の仲介役は、同行が買収した日興コーディアル証券が務めた。交渉は、出資比率などの条件が折り合わず、一時破談寸前になったという。 レナウンはこれまでのリストラで英高級ブランド「アクアスキュータム」のほか、本社ビルなど売れる資産はほとんど手放した。「これを逃したら再生のチャンスはない」という切羽詰まった状況では、老舗のプライドをかなぐり捨てるしかなかった。 銀行も半ばさじを投げたレナウンだが、山東如意には魅力十分だった。 交渉中の3月上旬。山東如意のトップである邱亜夫董事長は、宮崎県日南市の縫製工場「ダーバン宮崎ソーイング」を見学した。 縫製から検品までどの作業員が担当したか即座に分かる追跡システムなど、最先端の製造手法や品質管理手法に感銘を受け、滞在時間を当初予定の30分から5時間に延長したほど。 山東如意は主力事業の縫製だけでなくアパレル分野への進出にも積極的で、レナウンの持つブランドにも関心を寄せる。 「再建がうまくいかず出資が無駄になっても、技術の吸収で十分に元が取れる」(りそな総合研究所の荒木秀之主任研究員) 市場では中国側の本音を見透かす声も聞かれる。
中国企業による日本企業買収は増加の一途だ。昨年8月には家電量販店のラオックスに同業の蘇寧電器が約27%を出資し筆頭株主となった。4月には自動車大手のBYDが、日本の金型大手オギハラの工場を買収している。 トムソン・ロイターによると、案件は07年の2件から09年は11件に増え、今年もレナウンを含めすでに9件に達している。 蘇寧電器の傘下に入ったラオックスは3年ぶりに新店をオープンするなど、その資金力をバックに攻勢をかける一方、蘇寧はラオックスの店舗管理ノウハウを自店に導入する。余剰生産力の削減と売却資金という一挙両得のオギハラに対し、BYDは「門外不出」といわれる金型技術を手に入れた。両者の利害は着実に一致している。 もっとも、中国に進出した日本企業が、現地の合弁事業で今も苦労させられているように中国企業は海千山千だ。りそな総研の荒木氏は「単に日本の生命線である技術やノウハウが流出しただけで終わる可能性もある」と警告している。(井田通人) ■□━━━━・・・・・‥‥‥……………………………… たしか、<3606>レナウンの「ダーバン工場」は中国人工員だらけ ・・・で、コレッてバブル時代の日本がしてきたまんま・・・なんだけれども、 結局安値で手放しているよねぇ~・・・・・ ・・・・・で、何度も言うようだけれども、不動産も凄いよ! 北海道のスキー・リゾート物件で、別荘が1億5千万円で購入・・・・って、 ワタシが1千億円持っていても買いません。。。 普通そうでしょう。 なぜ不動産を言うかと申しますと、 すると中国人からすると、非常に日本の不動産は超魅力的なのです。 しかも、中国で不動産バブルは崩壊の一途、 こりゃぁ~・・・買わなきゃ損!!・・・ってな感じで漁り始めています。 不動産バブルで味を占めた中国人は、必ずまたもや不動産で・・・ 現在、中国人が欲しがっているモノは、 「技術やノウハウ」?・・・・・・・・・そんなもの、中国人からしたら 「技術やノウハウ」はパクるモノ、タダでいただくモノ・・・ 米国共々、歴史の浅い国は「ブランド」を欲しがるんです。 コレッ! 本能なんですよねぇ~・・・・・ PR |
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