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2009 11,03 17:00 |
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上場投資会社社長が自社株を不正操作か 精密機器メーカーなどを傘下に持つ東証2部上場の投資会社「ユニオンホールディングス<7736>」(東京都板橋区)の社長(53)が自社の株価をつり上げるため、大阪や東京を拠点とする2つの仕手グループに指示して不正な株取引を行った疑いのあることが2日、分かった。複数の口座を使って売買注文を繰り返していたとみられ、大阪府警と証券取引等監視委員会は近く、証券取引法違反(相場操縦)の容疑で社長とグループの強制捜査に乗り出す方針を固めた。 捜査関係者によると、社長は平成19年4月ごろ、大阪市内の証券会社に出入りしていた資産アドバイザーらのグループと、複数の投資事業組合に関係している東京の会社社長らのグループに自社株のつり上げを指示。一般投資家に取引が活発だと誤解させるため、売りと買いの注文を同時に出す「仮装売買」などを行った疑いが持たれている。 ユニオン社は当時、巨額の最終赤字を計上するなど業績が悪化。その一方で、株価は19年3月から上昇し、130円だった株価は4月末には179円まで値上がりしていた。 府警と監視委はこうした不自然な値動きから捜査を開始。2つのグループがユニオン株の相場操縦を行っていた可能性が高いと判断し、両グループへの指示系統など取引実態の解明を進めたところ、社長と各仕手グループのまとめ役との接点が浮上したという。 ユニオンホールディングス<7736>をめぐっては19年初め、粉飾決算が発覚した子会社がジャスダック市場を上場廃止となったことで、業績不振に陥り、19年3月期の連結決算では100億円を超す最終赤字を計上した。 PR |
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