9/8 株式オープニングコメント
CLUB Fisco　2009年09月08日07時59分
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■目新しさないが新エネ関連に、需給妙味にはカバーの動き

　7日の米国市場は、レーバーデーの祝日で休場であり、昨日同様、手掛り材料に欠ける相場展開となりそうだ。

シカゴ先物は時間外で10365円（円建て）と大証比55円高の水準であり、円相場は1ドル93円台で落ち着いた動きとなっている。
全体としては先週の下落による修正の動きが、若干ながらみられることになろう。
日経平均は昨日の反発によって、ボリンジャーバンドのマイナス1σを超えてきている。このレベルをサポートに変えることによって、10400円処に位置する中心線（25日）とのレンジ相場が期待されるところ。

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　物色としては、材料株中心での短期的な値幅取り狙いの流れに向かいやすい。
民主党の鳩山代表は、2020年までの温暖化ガス対策として、1990年比25％削減としたマニフェストで掲げていた政策を、あらためて打ち出している。そのため、目新しさはないものの次世代自動車、太陽光発電関連のテーマ銘柄への物色に向かいやすい。
また、実現性は相当困難状況でもあり、原発推進といった見方から原発関連銘柄への物色も考えられる。そのほか、ＬＥＤなど次世代照明などへの広がりもありそうだ。

また、9月期末の接近もあって、売り長の需給が慢性化している銘柄へのショートカバーとみられる動きが目立ってきている。業績面や外部環境などで手掛けづらい銘柄などでも、信用倍率が1倍を大きく下回っている銘柄などへは、ショートカバーを狙ったニューロングのポジションなども増える可能性はありそうだ。
（村瀬智一）